少年トッパ

<11年7月1・2日公開作> 『マイティ・ソー』など

 週末恒例、「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナー!
 「☆=絶対に観る!」「◎=できれば観たい!」です。あとは優先順位が高い順に並べますが、途中からはテキトーです。

『マイティ・ソー』(アメリカ)115分
 アメコミの映画化。あっちじゃ相当人気があるみたいですが、日本では馴染みが薄いですよね。監督は、役者としても大活躍しているケネス・ブラナー。主演は『スター・トレック』のクリス・ヘムズワース。ナタリー・ポートマン、浅野忠信も出演。
※上映館/109シネマズ名古屋イオンシネマ・ワンダー中川コロナシネマワールドTOHOシネマズ名古屋ベイシティワーナー・マイカル・シネマズ大高

『人の善意を骨の髄まで吸い尽くす女』(日本)61分
 周囲の人間の恩をことごとくあだで返し、「人の善意を骨の髄まで吸い尽くす女」と呼ばれる女性を主人公にしたブラック・コメディー……らしい。面白そうじゃん。主演は『SR サイタマノラッパー2』の山田真歩。
※上映館/シネマスコーレ

『未来の記録』(日本)92分
 公式サイトによると「新感覚のデジャヴ映画」とのこと。舞台俳優としても活躍してきた岸健太朗監督の長編第1作だそうです。気になるけど、日程的に厳しいなぁ。しかも『人の善意~』とほぼ同じ時間帯だし。どうしよう。
※上映館/名古屋シネマテーク

『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』(アメリカ)110分
 人気コメディ第2作目。結婚式前夜に羽目をはずして記憶をなくすほど泥酔&大騒ぎ……というのは前回と同じみたい。1作目は署名活動の末に日本公開が決まったわけですが、今回はやけに公開規模が大きいですね。実は1作目をさほど面白いと思えなかったので、パスするかも。というか、観に行く余裕はなさそう。
※上映館/109シネマズ名古屋イオンシネマ・ワンダーTOHOシネマズ名古屋ベイシティワーナー・マイカル・シネマズ大高

『シンパシー・フォー・デリシャス』(アメリカ)101分
人を治癒する力に目覚めた元DJが、かつて成し遂げられなかった音楽での成功を目指そうとする……という物語だそうです。なんと、オーランド・ブルームとジュリエット・ルイスが出演。気になるけど、これも無理かな。
※上映館/シネマスコーレ

『ラスト・ターゲット』(アメリカ)105分
 引退を決意した殺し屋が最後の大仕事に挑む姿を描くサスペンス……らしい。主演はジョージ・クルーニー。おふざけナシのシリアスなドラマみたいです。
※上映館/センチュリーシネマ

『小川の辺』(日本)103分
 またもや藤沢周平作品の映画化。監督は篠原哲雄で、主演は東山紀之。『山桜』とまったく同じ組み合わせですね。他に菊地凛子、勝地涼、尾野真千子などが出演。兄弟の情愛と男女の恋愛が描かれているそうです。
※上映館/ピカデリー109シネマズ名古屋イオンシネマ・ワンダーTOHOシネマズ名古屋ベイシティ

『ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタ』(イギリス)109分
 魔法使い、ナニー・マクフィーが活躍するファンタジーの第2弾。主演はエマ・トンプソン。マギー・ギレンホールも出演。1作目に続いて、今回も日本語吹替版しか上映されないみたい。
※上映館/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ

『ザ・キング・オブ・ファイターズ』(アメリカ)93分
 日本製の格闘ゲームをハリウッドで実写映画化。マギー・Qなどが出演しているそうです。
※上映館/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ

『蜂蜜』トルコ/ドイツ103分
 幻想的な森を舞台に、決して戻ることのない最愛の父を待ち続ける6歳の少年ユスフの成長を通して、人間の心の機微や親子のきずなを情感豊かに描く感動作……らしい。『卵』『ミルク』に続く3部作の完結編だそうです。その『卵』『ミルク』も併せて上映、とのこと。
※上映館/名演小劇場

『安重根 伊藤博文を撃つ』(北朝鮮)120分
 1979年の作品。伊藤博文を暗殺した愛国青年、安重根(アン・ジュングン)の壮烈な生きざまを壮大なスケールで描いた歴史大作……らしい。
※上映館/シネマスコーレ

『風吹く良き日』(韓国)113分
 1980年の作品。社会の底辺で逞しく生きる若者たちを描いた青春群像劇……らしいです。
※上映館/シネマスコーレ

『四つのいのち』(イタリア/ドイツ/スイス)88分
 人間、動物、木、木炭という四つの命を通して、この世に生きるすべての命のつながりを紡いだ映像詩……らしいです。
※上映館/名古屋シネマテーク

『それいけ!アンパンマン すくえ!ココリンと奇跡の星』(日本)45分
 シリーズ23作目。松雪泰子がゲスト声優、とのことです。
※上映館/イオンシネマ・ワンダーワーナー・マイカル・シネマズ大高

『鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星』(日本)?分
 人気マンガのアニメ映画化第2弾だそうです。すみません、それ以外は知りません。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマワーナー・マイカル・シネマズ大高

*     *     *     *     *

 先週末ちょっとバタバタしてたので、今週観に行けたのはデンマーク映画『光のほうへ』のみ。招待券を入手できたから観たわけですが、これがすごく見応えのある良い作品でした。分かりやすく言うと、かの傑作マンガ『息をつめて走り抜けよう』にも通じる清冽さがあると言うか……分かりにくい?
 このままじゃ破滅する、このままじゃ浮かび上がれない。それを分かっていても、今の状況から抜け出すことができない男たちの悲劇を描いた作品でした。とても悲しくいたたまれない気持ちになりましたが、でも希望も感じられる、という作品。かすかな光であろうと、それが灯っている限りは、そこに向かって人間は歩き続けるべきなのだと思いました。……って、なんか妙にマジなことを書いちゃいました。

 『さや侍』の感想も少しだけ。僕としては『大日本人』や『しんぼる』よりも楽しめました。その2作に比べると断然「映画の体(てい)を成している」と思ったわけですが、逆に「映画のワクに収まってしまっている」と感じた方も少なくないような気もします。

 是枝裕和監督の『奇跡』の感想も少々。えっと、是枝監督って、おそらく現在の日本映画界の中でも屈指の「名手」だと思うんですよ。『誰も知らない』や『歩いても 歩いても』には僕も感動したし、どの作品からも志の高さや丁寧さ、創意工夫を感じられるし。
 しかし、今回の『奇跡』は……うーん、率直に言っちゃうと、まったく面白くなかったです。「つまらねー」と怒るほどではないんだけど、観たあとに印象がほとんど残らない感じ。子供たちの健気な演技も、脇を固める有名俳優たちの達者な演技も、それが「見事な演出」の賜物であることは分かるのですが、まったくもって心に響かないというか……相性の問題かな?

 じゃ、今年も半分終わったので、上半期ベストテンを。好きな順ではなく、観た順です。

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照和 My Little Town KAI BAND
ランナウェイズ
イップ・マン 葉問
冷たい熱帯魚
塔の上のラプンツェル ☆
阪急電車 片道15分の奇跡
劇場版神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ
アウェイク ☆
ミスター・ノーバディ ☆
X-MEN:ファースト・ジェネレーション
光のほうへ

 すみません、10本にしようと思ったんですが12本になりました。☆印は特に好きな作品。『アウェイク』『ミスター・ノーバディ』は、地域によってはまだこれから公開されるので、お近くの劇場で上映されたら、ぜひご覧くださいませ。
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