17歳のユウ(宮崎あおい)は野球部あがりのヨースケ(瑛太)に、思いを寄せるものの
気持ちを伝えられないまま、距離を置いてしまう。
34歳になった2人は偶然再会する。
seventeenって雑誌名にもなってるし、10代の山場って気がする。
15→16とか16→17って、心の琴線がすごく敏感に響くときで
たった1つ歳を重ねることがすごく大きく影響するんですね。
34歳より、17歳の方が今は遠いと思う。
その頃の熱くて痛い気持ちを否応なしに思い出させてしまう映画です。
キャストがすごく良かったです。
17歳編:宮崎あおい・瑛太
34歳編:永作博美・西島秀俊 なんだけど
何よりも光ってたのは宮崎あおい。
加瀬亮の素敵さに注目できなかったぐらい良かった。
(加瀬亮も充分良かったです)
全身で『好きだ、』を表現してて、ヨースケを逃さないの。
視線とかユウの存在そのものに絡み付かれて、ヨースケはそこで逃げちゃう。
その、ヨースケが逃げた日の撮りかたはもうスゴイ!
この映画は監督自身がカメラを回していたそうで。
17歳バージョンは全体的にユウ目線で撮られていて、ヨースケの顔は全く映らない。
なのに彼がどんな顔をしてるのかを想像させて、そしてしっかり想像できて、
それはでも私が実際に昔に見た大事な人の顔でもあって、じれったくて切なくて。
自分の経験とこれから経験するだろう過去と未来の時間軸を行ったり来たりしてました。
私は好きな人が出来たら相手に好きって気付いてもらえるように頑張るし、
抑えられなくなったときは『好きだぁー』って言ってしまうんですね。
恋愛に関しては相当傲慢に生きてると思います。
だから『いえなくて苦しくて切なくて・・・・』
っていうドリカムの歌詞のようなことは中学生以来そうそう経験してないんです。
それでも、あの頃の気持ちを思い出した。
「そういう気持ち」を持ったことがない人ならわかんないだろうなぁ。
でもいまは恋愛なんてゲーム感覚で駆け引き重視だし、
距離は簡単に縮まるものだし、
彼氏なんて居て当たり前のものだし、
あんな純粋な気持ちってもう永遠に手に入らないものなんだと思うとやっぱり悲しい。
後半、というかラスト1/3は34歳バージョンです。
褒めるべきは、永作博美が見事に宮崎あおいからユウを継承してるところ。
永作博美のほぼアドリブの演技には透明感があってぽわーんとしてしまう。
でもあのラストはありえない!
そうなっちゃだめなんだよあの2人は!(笑)
34歳バージョンはむしろなくてもよかったんじゃないかな。
・・・最後の最後で、17歳のユウがあの河原を歩いてるシーンにちょっと救われました。
『tokyo.sora』も観てみようと思います。
変えようと思うことって大抵、何も変わらない。
でもそれでもいいこともある。
17歳のずるい気持ちを引き摺ったまま大人になってしまってもいいと思う。
やっぱり自分に嘘ついて後悔するのはいくない派の人はクリック★
気持ちを伝えられないまま、距離を置いてしまう。
34歳になった2人は偶然再会する。
seventeenって雑誌名にもなってるし、10代の山場って気がする。
15→16とか16→17って、心の琴線がすごく敏感に響くときで
たった1つ歳を重ねることがすごく大きく影響するんですね。
34歳より、17歳の方が今は遠いと思う。
その頃の熱くて痛い気持ちを否応なしに思い出させてしまう映画です。
キャストがすごく良かったです。
17歳編:宮崎あおい・瑛太
34歳編:永作博美・西島秀俊 なんだけど
何よりも光ってたのは宮崎あおい。
加瀬亮の素敵さに注目できなかったぐらい良かった。
(加瀬亮も充分良かったです)
全身で『好きだ、』を表現してて、ヨースケを逃さないの。
視線とかユウの存在そのものに絡み付かれて、ヨースケはそこで逃げちゃう。
その、ヨースケが逃げた日の撮りかたはもうスゴイ!
この映画は監督自身がカメラを回していたそうで。
17歳バージョンは全体的にユウ目線で撮られていて、ヨースケの顔は全く映らない。
なのに彼がどんな顔をしてるのかを想像させて、そしてしっかり想像できて、
それはでも私が実際に昔に見た大事な人の顔でもあって、じれったくて切なくて。
自分の経験とこれから経験するだろう過去と未来の時間軸を行ったり来たりしてました。
私は好きな人が出来たら相手に好きって気付いてもらえるように頑張るし、
抑えられなくなったときは『好きだぁー』って言ってしまうんですね。
恋愛に関しては相当傲慢に生きてると思います。
だから『いえなくて苦しくて切なくて・・・・』
っていうドリカムの歌詞のようなことは中学生以来そうそう経験してないんです。
それでも、あの頃の気持ちを思い出した。
「そういう気持ち」を持ったことがない人ならわかんないだろうなぁ。
でもいまは恋愛なんてゲーム感覚で駆け引き重視だし、
距離は簡単に縮まるものだし、
彼氏なんて居て当たり前のものだし、
あんな純粋な気持ちってもう永遠に手に入らないものなんだと思うとやっぱり悲しい。
後半、というかラスト1/3は34歳バージョンです。
褒めるべきは、永作博美が見事に宮崎あおいからユウを継承してるところ。
永作博美のほぼアドリブの演技には透明感があってぽわーんとしてしまう。
でもあのラストはありえない!
そうなっちゃだめなんだよあの2人は!(笑)
34歳バージョンはむしろなくてもよかったんじゃないかな。
・・・最後の最後で、17歳のユウがあの河原を歩いてるシーンにちょっと救われました。
『tokyo.sora』も観てみようと思います。
変えようと思うことって大抵、何も変わらない。
でもそれでもいいこともある。
17歳のずるい気持ちを引き摺ったまま大人になってしまってもいいと思う。
やっぱり自分に嘘ついて後悔するのはいくない派の人はクリック★
この映画って、内容んぬんよりも観ている側
に「何か思い出させる」モノがあると感じまし
た。4人の役者のシンプルな演技も好感が持て
ましたが、言葉では言い表せない「間」の大切
を痛感。
全体的に静かな作品でしたが、しっかりと心
に何かを刻まれた気がしました。
まさにそうおもいます。
この映画の魅力って、自分の記憶とか経験とシンクロさせることで見えてくるんですよね。
映画を観てこんなこと考えるなんて初めてです。