ALWAYS 三丁目の夕日（2005・米）

夕日町での日常生活をテーマにした西岸良平のコミックは、アニメ化もされたそうです。
へー。そんなこと全然知らなかったよ。
一回り程歳の離れた方に、ジェネレーションギャップだね・・・と言われました。
しかも30年経った今でも連載が続いているそうです。それ知っとかないとまずいじゃん。

映画では、原作とちょっと違う部分もあるそう。
堀北真希は、漫画では男の子なんですねー。
特技が自転車修理の津軽弁の女子って・・・
設定はちょっときついけど、堀北真希が演じるとどんな役でもかわいらしい子になっちゃうんですね。
不思議。



こういうジャンルなんていうの？人情コメディ？
とにかく泣けましたわぁ。
特に子役の須賀健太がイイ！！！
吉岡秀隆との不器用な関係と別れ、嫌でも涙を誘う再開。
この子の演技はほんとにすごいです。レベル高し。



今の私たちの便利で快適な生活が間違っているとは決して思わないけど、
どこかでなにかがずれたんだなぁ、ということはこの映画を見ていて節々で感じました。
「大人がいないと言ったなら、それはいないということなんだ。」
電気冷蔵庫に沸く家の脇に捨てられた氷冷蔵庫を悲しそうに見つめる氷屋さん。


どれがCGでどれがセットなのかわからない街並みも必見。


大の大人が、他人の子供がちょっと居なくなっただけで、あわあわと走り回る。
見つかれば、素直にみんなでその子の安全を喜ぶ。
先週やってたトトロの芽衣ちゃん失踪シーンでも見られた場面。
私はその場に、何かに対する非難の声が上がらないことに、心地よささえ感じるのです。
だってそれってよく考えればすごいことですよ？
平成育ちの私は、そんな人間らしい温かさって生では体感できなかった気がするんです。

そんな、他人が居てこその自分、家社会、日本人気質。
ほわーっとする映画でした！

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