神奈川県開成町にある管理釣り場開成水辺フォレストスプリングスにスプーンでの数釣り攻略に行ってきました。残暑厳しい昨今ですが、当日はくもりで気温湿度ともに低くて絶好の釣り日和でした。
サードポンドは水温が高いうえに、魚を入れていないので釣れないと受付でアドバイスを受けました。よって、今回は、ファーストポンドのみの釣りとなりました。
ファーストポンドの状況をみると、いつものごとく元気マスがあちらこちらでライズしていました。魚の活性はすこぶるよく、表層パターンと読みました。
● ファーストポンド 波紋はライズ
では、実釣の模様を以下に書いてみます。
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まずは、お決まりのパイロットルアーを投げてみる。表層からボトムまでカウントダウンで探るも全くバイトがない。次にリーリングスピードを変えても全くバイトがない。マス達は元気にライズしまくっている。
次にすることは、カラーチェンジ。
オレ金でマスがスプーンを追ってくるのが確認できた。
アレヤコレヤしてようやくヒットするものの痛恨のバラシ! ドラグ調整不十分でフッキングが浅かったと考えられる。ドラグをやや強めに調整する。このエリアは大型魚が入っているので、あまり強めにすると合わせ切れになるので注意が必要だ。
ドラグ調整をしてようやくオレ金で一尾ゲット! 40センチくらいの良型ニジマス。ここまで、1時間近くもかかってしまった。
● レギュラーサイズの良型ニジマス 40センチ
釣り方は、キャストして着水したら即巻きに入る。カウントダウンして中層やボトムを狙ってもバイトはない。完全に表層パターンであることに間違いはないと確信した。やる気マスは表層から水深20センチくらい。
しかし、同じルアーではバイトが続かない。これがこの釣り場の最大のミソ。
まずはタナを探る → 次にリーリングスピードを探る → 最後に色を変える。これがカンツリニジマスの組み立て方の基本。
タナとリーリングスピードは分かったので、ここで色、即ちカラーローテーションが必要になってくる。
同種のスプーンでカラーローテーションをしたところ、教科書通りバイト&ゲットとなる。しかし、同じ色ではバイトが続かない。
5投でアタリがなければ、即、ローテーション。色により一投目からヒットしてくる。一色2匹までと決めた方が機械的で効率がよい。同じ色で粘るのは時間の無駄。面倒でも色を変えるのが釣果アップのポイントとなる。
しばしこのパターンでポツポツ釣った。そうこうしているうちに、スプーンのアタリが全くなくなってしまった。
釣れない釣りは面白くない。
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ここから第二ラウンドの始まり。
ネオスタイルのボトムにチェンジ!
キメラでボトムのデジ巻をしてみたところアタリがない。ボトムのズル引きに変えたところアタリを確認。ボトムズル引きパターンと読んだ。
読みが当たり、キメラで大爆釣。アタリはあるがボトムはアワセがなかなか難しい。また、根掛り多発のため、ルアーロスト覚悟の釣りとなった。釣れてくるのは、何故かほとんどイワナ。
根掛りラインブレイクでキメラの手持ち在庫がなくなりそうになったので Air にチェンジ。Air はゆっくりとユラユラ落ちていくので誘いになり、魚が飛び出してバイトしてくるのが見える。サイトのフォールで釣れるので面白い。ボトムもできる。
タイムアップまでキメラと Air で遊び納竿とした。
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● 本日の大物賞 50センチのスーパーレインボー
● イワナ
● ブラウントラウト
● 正体不明の魚 なんだろう?
● これも正体不明
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以上、実釣の模様でした。
ホームグラウンドの王禅寺とは釣り方が全く違いました。このエリアのパターンを掴むのにかなり手こずってしまいました。
このエリアでのスプーンによる夏場攻略法は、表層パターン+カラーローテーションです!
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● 釣果(30~50センチのニジマスと色物各種)
スプーン 13匹
ネオスタイル 43匹(単なるラッキー)
計 56匹
この釣果は出来過ぎです。運がよかっただけです。普段はこんなに釣れません。
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● 当日のヒットルアー(NOA、ファクター)ともに1.2グラム
このエリアの魚は良型が多いので、ヒットしてから魚とのやり取りが楽しいですね。
以上、夏場の開成水辺フォレストスプリングス出来過ぎ釣行記でした。
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(どうしても釣りたい場合)
必殺ルアー「セニョールトルネード」を使ってみてください。ポツポツだけど釣れます。
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(モンスター)
このエリアにはモンスターが潜んでいる。
キメラでボトムのズル引きをしていた。
根掛りと思ったらその根掛りが突然動き始めた。
一度動き出したら止まらない。
リールを巻いてもドラグでラインがひたすら出ていく。
ドラグをギリギリまで締め付けても止まらない。
ファーストポンドの真ん中の石の辺りまで突っ走った。
これ以上魚を走らせると他のアングラーの迷惑になるのでドラグをカチカチに締めた。
その瞬間、ラインブレイク。
一度も止まらぬことなく走り続けてポンドの真ん中でラインを切った。
こんなのは初めて。
帰りにスタッフにこの話をしたところ、その正体は2メートルのチョウザメであろうとのこと。
ポンドにチョウザメを入れたら成長して巨大化してしまったとのこと。
排除しようにも水を抜けないので出来ないとのこと。
もしチョウザメが掛ったら、他のアングラーの迷惑にならないようラインを切るしかない。
エリアトラウトのタックルでは、2メートルのチョウザメは絶対に獲れない。
開成水辺フォレストスプリングス 恐るべし!