【第１１大栄丸引き揚げ】長崎県平戸

【１２人不明の沈没事故　船体が約５カ月ぶり海上に】
長崎県平戸市沖で４月、巻き網漁船第１１大栄丸が沈没し、乗組員１２人が行方不明になった事故

　大型クレーン船「駿河」を使った船体の引き揚げ作、船底に通したワイヤを使って水深約８０メートルの海底から海面まで引き揚げ。午前１０時ごろ、左舷を上に傾けた状態で船体が現れた。
漁網を除去し、水深２０メートルに下ろした状態で浅瀬まで移動させた後、予定通り進めば２４日に台船上に乗せ船体を固定。２６日にも海上保安部が船内の捜索を始める見通し。
　
　第１１大栄丸は４月１４日、東シナ海の漁場に向かう途中で沈没、乗組員２２人のうち１２人が行方不明になった。引き揚げ費用は船主責任保険で賄い、捜索後の船体は県が漁礁化する。

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