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アラン使道伝~20話~黄泉の国へ

2012-10-26 22:50:06 | アラン使道伝あらすじ
※あらすじは本編と解釈が異なることがあります。


第20話

ムヨヌがアランに向かって走る、

それをムヨンが捕まえる。

「兄さん!兄さん、嫌よ、消えたくない!」

すがるムヨヌを上皇の剣で刺した。

「長い間すまなかった…」「兄さん…」

ムヨンの手の中で消えた。

「これからは一緒だ」そういうと自らの胸を貫くムヨン。


アランの回想

「死神も死ぬの?」
「ただ、消えてなくなる」
「ムヨン!」



母の胸の簪が消える。

ジュワルもその様子をみている。

彼にとっても紅蓮がただひとりの母だったのだ。



ウノの腕の中で

「ウノや。ありがとう。」

そう言うとアランを見つめ、

ゆっくりとうなづき静かに目を閉じた。

「母さん、母さん」





あのひとが逝ってしまった。あの人が…。

私はこれからどうすればいいのだ…。

自室にうずくまるジュワル。

イソリムの記憶を。わたしは何知らないでいたなんて。

何人の人を殺めてしまったんだ。

泣きくずれるジュワル。




天界

「ムヨンはムヨヌを消滅することで救われたのだ。」
「それが、あやつの望んだ道だとは思わんが。」
「いづれにしても、私の思うとおり、あの者は大活躍したということだ。」
「しかし、まだ賭けは終っておらん。アランはこの問題を解くことはできまい。」




母のお墓の前で、

「結局、真実の鐘はならない。
あたしの死の真相はわからないけれど、地獄に行けば、使道を忘れないでいられる…。」


「アラン、黄泉の国に生命簿があるんだ。確かめに行って来る」

ウノはムヨンから人の一生を書いた生命簿と言うものが黄泉の国にあり、

それを見ればアランの死の真相がわかると聞いていた。


「黄泉の国に生死簿を探しに行こう。天国へ行かせてやる。」

「生死簿?それを見たら、真実がわかるの?」
(本当にわかってしまったら、本当に天国へ行ったら、使道のことは忘れなければいけない。
嫌よ。忘れたくない。)
「知りたくない!」

「アラン!どうしたんだ、天国へ行きたくないのか?」

「そうよ!」

と立ち去るアラン。





パンウルの先祖の言葉を思い出す。

「天国に行くなら、この世の記憶を置いていかなければならないだろう。
そして地獄に落ちたら、皆の記憶からおまえは消されてしまうのだ。」

(もし天国にに行ったら使道のことを忘れてしまう。嫌よ)




ウノはパンウルに黄泉の国へ行く方法を聞く。

「それには道案内が必要です。アランお嬢様なら一度行ってるからよくご存知のはず」




使道のことを忘れたくないから地獄へ行くと言うアラン。

「何を言ってるんだ。本当のことがわかれば、何か方法があるかもしれない。行こう。行ってたしかめんるんだ。」
力強いウノの言葉にうなづくアラン。




イソリムの部屋。
回想

「あんたの本当の死の真相をあたしが必ず見つけ出してあげる。待ってて、イソリム」

真相はなに?



羅卒の幽霊達がウノのところにやってきた。

ウノは幽霊たちを呼び

約束どうり希望を叶えることにする。

息子の名前をつけてやり、慰霊碑をたて、母との再会、式を挙げてやる。

それぞれの要望を聞いてやり、お礼をいって消えてゆく幽霊たち。




「できることはすべてやった。思い残すことはない。」





久しぶりに散歩に出たふたり。

「アラン、たとえ天国と地獄に引き裂かれても、俺は心でおまえを探し出す。そして必ず一緒になるんだ。」
「使道…」
「愛してる…」

しっかりと抱き合いキスをする。





一筋のひかりの中にジュワル。

身なりを整えると蝋燭を消した。

見送るキムソバン

「ぼっちゃん、どうか、お元気で」



「人間らしく生きていたい望んだのに、あれが人として生きたといえるのか、
それでも平気で人を殺めてしまった自分をどうして許せるだろうか…」

崖の上にたつジュワル

アランとの思い出

イソリムを捨てた崖。

「すまない…。

お嬢さん、もう一度、もしも、あなたに会えることが許されるなら…。その時は遠くから見つめるだけにします。」

宙を舞うジュワル。




身支度を整えるウノ。


官服。
役所に来たウノ。

トルセと三房に
「今まで、ありがとう。これから先も民のために力を尽くしてくれ。」
ウノの変わりように驚くトルセ。
「なにを突然言い出すんです?有難うなんて、今まで、あんなに…。」
ウノの身なりをみて「使道様、どこかへ旅立ちなさるんですか?」と三房。
「ああ。俺のできることはすべて終った。」
「へ、じゃあ、私も準備を」とトルセ。
「いや、おまえにはやってほしいことがある。」
三房たちとトルセに新しい使道を募集するように命ずる。




街に張り出され募集記事。

『密陽の使道を募る。身分、学歴にかかわらず、民の生活を重んじ、民の声を聞けるものを選ぶように。』

「おまえが使道になったら、どうだ?」
口々に名前に使道をつけて呼び合う民。

感慨深く見守るウノ。



パンウルとトルセ。

手をつないでくるトルセに
「人が見ているから!」とパンウル。
指輪を選ぶ。トルセ。

パンウルの部屋の庭。

トルセがパンウルに指輪をはめる。

ぴったりのサイズにおどろくパンウル。

「あ、あの時」手を握ったときのことを思い出す。
もうひとつさしだした指輪。こんどはトルセの指に。

「パンウル、わかったことがあるんだ。」

「何?」
「俺は、今まで男は力強ければいいと思っていたんだ。
けれど、本当の男は女のために心を使うことができなければいけないんだ。
パンウル、おれの心を受け取ってくれるか?」
「いいわ、でも一度もらった心はもどせないわよ」

抱き合うふたり。




アランとウノ、赤い鈴のついた紐で手をしっかりと結びその手を握る。

パンウルが

「いいですか?黄泉の国に行く途中、いろんな霊が邪魔をします。決してついていってはいけません。
この手を離してはダメですからね。」

わかったと見つめうふたり。
「巫女、ありがとう。」
「時間になったら、この鈴をならします。必ず、森から出てきてください」

パンウルが呪文を唱える。




木漏れ日の中林の道を歩くふたり。

そのまわりにはいろんな霊が歩いている。

アランの前に乳母が現れ、

「乳母。」
「お見せしたいものがあります。」

アランはウノの手を離し乳母について行く。

「アラン!」




アラン(イソリム)の幼い頃の家。

母が病気で寝ている。

「オモニ~オモニ~」

幼いアラン(ソリム)が泣いている。

「ソリム、幼いおまえをおいていかねばならない。ごめんよ。」
「母さん、母さん起きてよ。」

夢の中で泣くアラン。



「アラン!アラン!しっかりしろ」

ウノの呼び声で目を覚ます。

「母さんが、母さんが死んだところを見たの。」

泣きじゃくるアランの頬をぬぐい、
「わかったから、急ごう。時間がない。」と促すウノ。




もうすぐだ。

「ここだ!」

黄泉の国に入る大きな門をくぐる。




そこには門番が立ちはだかる。

生命簿を見たいと言うウノに「時間内に見つけられなかったときには、戻れないぞ」と言う。

「覚悟の上だ。」
「入るがいい」
手に現れた紅斑が消えるまでに戻らなければ消滅する。

「どこから捜せばいいんだ」途方に暮れるウノ。

紅い斑点が残り2つに、

「たのむ、導いてくれ、イソリム…」

そこにはイ・ソリムの生死簿が。

開いたそこには『自殺』の文字が。

「アランは自殺…?と言うことは…」自分から命を落としたイソリムは地獄に堕ちる運命だったのだ。



門の前のアラン。

「使道、どうしたの!」
入ろうとするが、門に弾かれてしまうアラン。


出ようとしたその時、

横にある生死簿を見て目を見張るウノ。

『金銀悟(キム・ウノ)』これは俺の…?

開いたそこには『キムウノ享年6歳 病死』

「なんだ?」



ウノの記憶

玉皇上帝に抱かれる幼いウノ。

「この先のおまえの命は、いつか私のことを思い出すときまで預かるとしよう。」

「何故だ、玉皇上帝!」



気づいたウノ、天界にいた。

「よくここまで、来た。キム・ウノ」

「なぜ、俺を生き返らせたんだ。ムヨンの妹を捕まえさせるためか?」

「それもある、がそれだけではない」
「アランが地獄に堕ちると始めからわかっていたのに、どうして現世にもどしたんだ!」

「アランは天国に行きたいといってきたのではない。自分の死の真相を知りたいと言ってやってきたのだ。
その願いを聞いてやっただけだ。」
「はじめから、解けない謎駆けを楽しんでいたというのですか?それが神のやることですか?」
「キム・ウノ。おまえはなぜここへやってきた?私に会いに来た理由はなんだ。
アランの、そしてお前が望む生き方はどんな道だ。」



門の前に戻ってきたウノ。

「どうしてこんなに遅かったの?生死簿は見たの?」
「話は後だ。急ごう!」
黄泉の国を走るふたり。アランが転び、はぐれてしまう。

「アラン!」




鐘を鳴らすパンウル。

「お嬢さん、旦那さま、目をさましてください!

戻ってきて!」

アランが目をさます。
「旦那様は一緒じゃないんですか?」

「使道、目をあけて!使道!」

アランの体が消えてゆく。
「お嬢さん!」




地獄の入り口が開いて

「あたしを殺したのはあたし?」
体が吸い込まれ、消えてゆくアラン。

目覚めるウノ、

「アラン!」

アランを突き飛ばし、

地獄の扉へ。



閻魔大王との回想

「ムヨヌを捕まえてやったんだから、アランを天国へ行かせてやってくれ」

「ならば、おまえが地獄へゆくというのか?」閻魔大王
「行ってやる、どうせ、一度死んだ命だ!」



吸い込まれてしまったウノ。

「使道!」

「いやー!!」

アランが昇天する。




「いあ、トル使道~。」

使道になって三房に慕われているトルセ。


パンウルはポッサムを褒められ、

店を出すことに。

切り盛りする姿に見惚れるトルセ。





低級霊になったチェ大監とコドル。

パンウルのさしだすゴスレ(供え物)を争奪する霊たち。

「一、二、の三~」

チェ大監は「おまえのものをよこせ、わしは両班だぞ!」とコドルに詰め寄る。

「ふん、ここではそんな身分は通用しない!」

取り残されるチェ大監。




天界

「しかし、人間というのもはどうしてそんなに現世にもどりたがるのか…
せっかく、天上への切符をやるといったのに。」
「ひとそれぞれに生きる道というものが違うということだ。なあ、ムヨン。」

草を食むヤギ。

「ムヨン?これがか?」と閻魔大王。面白そうにうなづく玉皇上帝。

そこへ、もどってきた冥府の死神たち。

「いま、もどりました」
と、顔をあげたのはジュワル。
その表情は人間のときよりもやさしくおだやかだ。



花畑。「ウノや~ウノや~。」

息子をさがすパンウル。

「し~」

「君はなんという名だ?」

「アランだけど。」
「アラン?」
「覚えてないの?ったく~どうしようもないわ」
「なんだ?」

「使道、この記憶失調症!」きょとんとするウノ。
「いい?アランと言う幽霊娘とウノという使道がめぐりあって…

あ~!イライラする!もう、どうして忘却の水をのんだの?あれほど言ったのに!」

ふたり、大人の姿に。

「あれほど、飲むなって言ったのに、信じられない!」

と、ウノの肩を叩くアラン。

「い、痛い…!って、わかった。わかったって、アラン。何度もいうから全部覚えたじゃないか」
「思い出すのと覚えるのは同じなの?」

「どちらにしても今が幸せだからいいじゃないか」

アラン、思わず、ウノにキス!

いつまでも、一緒だね。

おしまい


やっと終りました。
お付き合いありがとうございました。
なんとなく、9話ぐらいからこんな形になりましたが、お見苦しい点、多々お許しを。


ところで、あらすじを書きながら、どうも腑におちない点が。
「忘却の水は結局、地獄にあるのか、天国にあるのか」
天国に行ったアランが覚えていて、ウノが忘れているということは地獄か?
でも、アランはパンウルの先祖に天国に行ったら、記憶をなくすと言われていたような。

ともあれ、明日夜10時から、字幕放送はじまりますので、そちらで確認しましょう!
くわしくはこちら


アラン使道伝~19話~アボジ!ウノ、二人の子持ちに…

2012-10-22 22:42:08 | アラン使道伝あらすじ
※あらすじは本編と解釈が異なることがあります。


第19話


アランを捜すウノ。

そこへ、アランが洞窟にいくのを見たと幽霊が知らせにやってくる。
急いで向かうウノ。




洞窟にはいってゆくアラン。

その上にムヨン。

「心は決まったのか?おまえの望みはなんだ?」
「あたしの体を渡せば使道のお母さんは返してくれるのね」
「約束しよう」
「ひとつだけ教えて、体を渡したらもう使道には会えないの?」

「会えない。それでも気持ちは変わらないか?」

アランは込み上げる涙を拭いながら、「変わらない…」
「ほう、愛とはたいした物だな」と、

紅蓮はアランに手を翳す。
息苦しさにあえぐアラン。

「よせ!その女の言うことをしんじてはいけない!」
「…!ジュワル!」
「お嬢様を放せ!」
アランをかばうジュワルに紅蓮の妖力が。
「おまえは何を言っている!」ジュワルは跳ね返されてしまう。

駆けつけるウノがアランを抱き上げる。

そこへ現れたムヨンが紅蓮に短剣を突き刺すがまたもや刺さらない!

「あなたを殺して私も死にます!」
ジュワルが立ち上がり、紅蓮に小刀を!




森の中、アランを下ろし

「しっかりしろ!アラン!」「さ、使道…。」
「アラン、どうしてなんだ。どうしてこんな…」

「あたしに出来ることは、こんなことしかないと思ったの」

「おまえを失って母さんが戻ったとして、俺が幸せなはずが無いだろう!」
「使道…。」「俺がやるから、母さんも取り戻しておまえを天国へ行かせてやるから。おまえは何もしなくていい」

「あたしだって本当は使道と離れなくない!」

泣きじゃくるアランを抱きしめるウノ。




天界

「できませんでした。」

「体の持ち主の因縁を絶つしかない。」
キム・ウノですか?
「最後のチャンスだ」
立ち去るムヨン。

「結局は、人間の因縁か」


ジュワル。
紅蓮(ソ氏)をチェ屋敷で介抱する。

静かにねむっているソ氏。紅蓮の力が弱りきっている。
そのためジュワルの中で、フラッシュバックが頻繁に起きている。

紅蓮に支配されたソ氏の短剣がジュワルをおそう。

イソリムだったアラン、ジュワルをかばって息絶える
「若様…」

アランをイソリムと知らずに心を打ち明け…
すべてを思い出したジュワル。
自室へもどりうずくまり、

「…すまない。お嬢さん。なんて馬鹿だったんだ。」




アランのよこにウノ。

寝顔にふれる。アラン。

そっと手をにぎり、ねむる。

ウノが目覚め、

同じように握り返す。




月を見上げる、満月。

そこに現れたムヨン。

「母の体のなかの妹を倒すことが母を救う道だ」
「おまえの妹を追い出せばかあさんの命は助かるのか?」
「……。」
「どうなんだ!答えろ!」
「母を生かしておくことはできない」

「それでは、命は助からないというのか」
なにも答えずに消えるムヨン。



イソリムのお墓。

「イソリム、あんたの死んだ理由をさがして、ここまで来たわ。

つらいこともたくさん思い出したけど、使道と出会えたのはイソリムのおかげよ、ありがとう。」


そこへやってきたジュワル。アランを見て引き返そうとする。

「若様、大丈夫?」
アランに声をかけられ、

「どうか、私を許さないでください。こんな私のために身代わりになったソリムお嬢さん。私は何も知らずにいた。それどころか、生き返った貴方をソリムだと気づかずに、まるではじめて出あったひとのように心を奪われてしまったなんて。すまない。…なんて残酷なことを私は…。すまない。」

泣き崩れるジュワルを、どうしようもなく見守るアラン。
その肩に手をかけるしかできなかった。




縁側にうなだれるソ氏。

紅蓮は小さくなって眠っているのか。寝床へ連れてゆくジュワル。

「私が復讐のために体を渡さなければ、こんな不幸はあとずれなかった。
ウノにあわせて、今ならあの仙女が出てこれない。」



ジュワルがウノに母に会いにくるようにと伝えにやってくる。。

「ソ氏がまっている。紅蓮が弱っている今しか時間がない」


母と再会したウノ。

「本当に母さんなのか?」
疑心暗鬼のウノに声をかけたソ氏。
ウノの幼いころのことを詫びた。

「おまえが病気で苦しんでいたときに、抱きしめて上げられなかったことが心残りでしようがない。ごめんね。」
「かあさん」
「おまえをの子供として不幸にしてはならないと思ったのよ。だから、おまえのまえから消えることにしたの。」

「そんなことは、どうでもよかったんだ、ただ母さんと暮らしたかったんだ」

「ごめんよ、ウノ。許しておくれ。それから約束してほしい。今度、紅蓮が現れたら、私にかまわず必ずとどめを刺しなさい。わかったね。」
ウノの手を握り締めながら、母は言った。

ジュワルに礼を言う。
「キム・ウノ。アランお嬢さんを必ず守れ!そうでなければおまえを許さない。
私のほしいものすべてを持っているおまえを!」とジュワル。




「キムソバン」とジュワル。

「いままで、私の元でささえてくれてありがとう。おまえのことは忘れない。この屋敷ももうすぐ人でに渡る。その前によき主人をさがしてほしい。」

「ぼっちゃん。わたしこそ感謝しています。ぼっちゃんのことは誰よりわたしが一番良く知っています。本当はだれより心の優しいお方だということを。ぼっちゃんのおそばにお使えできて、本当に感謝しております。」

「お気をしっかり持ってください。ぼっちゃん。」




ウノ、頭をかかえる。

どうすればよいのだ。

夢?

アブジ~こどもたち。
「アラン、どういうことだ?」

「何をいってるの、早く食べて。お母様がお待ちなんだから。」

「オモニ?」

子供たちにご飯をたべさせるアラン。
わけが判らないウノ。
役所に来て、使道になっているトルセ。

「ぼっちゃん!さあさあ、パンウルが今、母上をお連れするから!」

パンウルといっしょにいる母。

三房が包みを持ってくる。
「ウノや、届け物があるの、つきあってくれるわね。」
母についてゆくウノ。

感極まって、母をだきしめる。
すると、母が上帝にかわって。

「な、なんだ?あなたはだれだ」

「ウノよ、わたしのと運命の出会いを忘れたか?おまえの師匠であり、玉皇上帝だ。
母を救いたければあの時のことを思い出せ。」

めざめるウノ。
「師匠…?」 



紅蓮がよみがえり。

それをみているジュワル。




三房が頭を寄せ合って相談している。

トル長官?


ウノに簪をさしだす、アラン。

「ウノよ、母を救いたければ、この簪を使え」師匠の言葉が蘇る。

『母心簪』





ムヨンとウノ。

「こころはきまったか」
だまってうなづくウノ。




紅蓮がよみがえったとジュワル。 

 



三房が準備が整ったと報告にくる。

チェ大監とコドルが連れてこられる。

街を引き回しになる。

コドルに「おまえのせいで捕まった」と悪あがきを言う。

こどもが石を投げる。

ひきづりだされるチェ大監。

刀をうばいコドルが切りつける。

こと切れるチェ大監。 

それをみているジュワル。



あたらしい韓服のウノ。

手には簪。

「オモニ」

アラン「大丈夫?」

「必ずもどってきて」「心配するな」

抱き合うふたり。




ムヨンとウノ。

気配を感じてふりむく紅蓮。

アランがかけてくる。

対峙するムヨンとウノと紅蓮。



簪を突き当てるウノ。

「母さん!」

苦しむ紅蓮から出てくるムヨヌ。

ムヨンをつきはなし走るムヨヌ。

母を抱くウノ。

アランに向かって行くムヨヌ。

「いやああ!」

ムヨヌは?アランは?そして、母の命は?

つづく

アラン使道伝~18話~王命下る

2012-10-18 10:50:31 | アラン使道伝あらすじ
※あらすじは本編と解釈が異なった部分があります。


第18話



「キョンサン観察師パク・ムノ大監様である。キム・ウノは謀反の首謀者として縄を受けろ!」


ウノが連れて行かれる。
あわてる三房。大監にそむいたらからだと。



牢の中でトルセとウノ。
「なんてことだ、謀反だなんて。誰かの策略にきまってる」

「チェ大監のたくらみだ。」

官庁の中。

パク・ムノ大監「手紙の内容は確かなのか?たちを集めて漢陽への討ち入りをたくらんでいるという。」
チェ大監「そうだ、羅卒たちの身元を調べればわかることだ。」

パク・ムノ大監「だが、キム・ウンブがだまってはいないだろう。大丈夫なのか」と眉をひそめる。
チェ大監「ふん、良い機会だすべて始末してやる」
パク・ムノ大監「たしか、そちを左遷したのもキム大監だった。あのキム大監には人一倍恨みが深いのだったな。」

チェ大監「ただでは、済ませないぞ。」


アラン、洞窟で紅蓮とあっている。

アランは紅蓮にウノの母がなぜ体を捧げたのかを尋ねた。
「ソ氏の望みはチェ大監の命ではない。一族を陥れたチェ大監が一生自分の足元にひれ伏すことだ。」

そしてアランにこう続けた。
「おまえは大切なもののために自分を投げ出す覚悟があるのか?おまえが大切に思うものとはなんだ?」

アランは答えられず洞窟を去った。
でてきたアランを引き止めるジュワル。

「忘れないでください、私が言った言葉を」


回想

どんなことがあっても自分をあきらめることはするなと言った言葉。


「若様は、なぜあんな人と一緒にいるの?」


紅蓮はジュワルに言う。

「キム・ウノを殺るのはまだ早い。おまえがなぜあの娘の心を手に入れられなかったのか、よくわかった。」





牢にやってくるチェ大監。

ウノとトルセに
「牢に入った気分はどうだ?あの幽霊娘に世話係をたのんでやろうか?」

「なにを!」かみつくトルセをなだめるウノ。

「おまえが望むなら、おまえの祖父がおまえの母の前でどんな姿で死んでいったかおしえてやってもいいんだぞ?」

「チェ大監!」
我慢できなくなって叫ぶウノ。



もどってきたアラン。

三房がかけよってきて、ウノが投獄されたと言う。
「謀反?どういうこと?」
「そ、それがチェ大監様が…」口ごもる刑房。




アランと同時にパンウルも知らせをきいて牢にやってくる。

「使道、どういうこと?」

「なにが起きるかわからない、ひとまず、巫女のところへ行ってろ。」

トルセ、パンウルを見て「パンウル、早くお嬢さんをお連れしろ、ここにいてはあぶない!」





街に張り出された罪状文。

口々にささやく民。

「これはいったいどういうことだ。」
「使道様が謀反だなんて、策略にきまってる。」
「だまってみているつもりか?」
「バカなことを言うな、俺たちが行けば、チェ大監の思う壺だ。」


キムソバンがウノの投獄を知らせる。

「なに?謀反?」
「どうやらチェ大監様の…」

立ち上がるジュワル。




官庁の前。

パク・ムノ大監の横にすわるチェ大監。
心配してあつまった民。
見守るアランとパンウル。そこへジュワル。

官庁の前に引きずりだされたウノとトルセ。

パク・ムノ大監が罪状文を読みあげる。民からざわめきが。

「密陽使道、キム・ウノ。そちは身分の低い民を集め兵士に仕立て、漢陽にむけて謀反を企てたと告発された。よって、身分を剥奪し罪を問う」

「なんの証拠もなく、罪のないものに謀反の濡れ衣をきせるほど、この国の法はおろそかなのですか」
「根拠がないだと?身分に関係なく官庁の職を与えることが国の法に背くことであることを認めないと言うか!」
「認めることはできない!」
「それでは、おまえのであるトルセに官職を与えたのはどういうことだ?」

「…ぼっちゃん!」
「キム・ウノ。そちはキム・ウンブ大監の庶子だそうだな。そんな卑しいおまえが使道を引き受けたのもはじめから謀反を企てた上でのことであろう。
国を欺き民をまどわせた罪には晒し首にするのが妥当だ。すべてを自白し、認めるのなら命だけはたすけてやろう。」

「何をわけのわからないことを言ってんのよ!」
噛み付くアランを三房とパンウルがひきとめる。

「身に覚えもない罪をみとめるつもりはない。晒し首にしたければ、するがいい」
「頑固なやつめ!」チェ大監がコドルにアランを連れてこさせる。

「この使道が悪霊を操り皆を誘導していることは明らかなのだ、今証拠を見せてやろう。」

「チェ大監、何をいっているのだ?」突然のことに慌てるパク・ムノ大監。

「この女をみろ!そやつこそ悪霊だ!殺しても殺しても死なないのだ!」
チェ大監がアランの首に刀を突き付けた!

「やめろ!何をしているんだ」

止めようとするジュワルに私兵の槍が阻む。役人も民たちも誰も手をだせない!

「まて!罪を認める、だからアランを放せ!」
それでもチェ大監はアランをはなさず、

「最後まで見ろ、こいつは幽霊だ」と振り上げた。

「おやめなさい!」とパク・ムノが止める。




三房が信条書をしたため、使いを走らせた。

漢陽の官庁に到着した使いが文を差し出す。

役人が届けた相手は…。




パンウルの部屋。

「アランお嬢様、学の無いわたしにはわかりません。
どうしてトルセが官服を着ることがいけないことなのですか?
どうして、人には地位があるのか。月のしたではみんな同じ人間なのに。」


「私にもわからない、生きて、人であるべきひとが悪霊になり、死んで悪霊になるべき者が人間として生きている。
そんな矛盾を正しなさいと言われているのかも。」




次の日、

官庁の前に再び連れ出されたウノとトルセ。

チェ大監に足蹴にされるウノ。

「やめなさい!」響き渡る声の主は、キム・ウンブ大監。

驚くパク・ムノ大監。
「やめろだと?天下のキム・ウンブ様であっても公務執行妨害ですぞ」とチェ大監。


「王命である」巻物を掲げる。一同も一斉にひれ伏した。

パク・ムノ大監があわててキム・ウンブの前に跪く。
「密陽の官職は身分を問わないと言う王命に従ったものであり、の長官任命もなんら罪に値いするものではない。

また、庶子らを集め組織を作ったという件についても証拠不十分により無罪。
さらにキム・ウノが使道に着いてからの密陽は、その前から比べ平穏になりつつあることは明白である。

よってこの先も使道としての任務を全うするように命ずる。」

ウノとトルセの縄が解かれ、沸き上がる民たち。「トルセ!」と抱き着くパンウル。

静かに抱き合うウノとアラン。




官服に身を包んだウノは父キム・ウンブ大監と向かい合う。

「おまえの釈放にはソ氏の悲願を知る者が皆、力を添えてくれた。
チェ大監の悪業はおまえからの信条書にで明白だ。」
「はい。父上。全てはこれからです」
「ところで、母はみつけたのか?」

「いいえ、でも必ずみつけます。」
「母を追うばかりのおまえの中にも私の血が流れていたのであろう。そうして、官服を身にまとうことになるとは。」
「父上」
「民の心を見ることはたやすいことではない。
が、おまえが民から得た信頼は裏切ることなく最後まで全うすることが真実ではないかな」
「私が、信頼を得ているとどうしておっしゃるのですか?
しかし、これ以上はもう誰も命を落とさせたりしません。」
「うむ。随分とやつれたな…。」

父の温かい言葉に…。




アランの部屋

「…そうよね、使道にはお父さんもお母さんもそしてトルセもいる。
官庁での仕事も金海には家もある。
(あたしがいなくなっても)彼には彼の人生があったんだ。」

紅蓮の言葉。
「おまえは何のためなら自分を投げ出すことができるのだ?」




洞窟の中

苦しみ出す紅蓮の前にムヨン。
「兄さん、助けて、助けて…」すがりつく紅蓮。

何も言わずに姿をけすムヨン。




官庁では三房の肩をたたき苦労をかけたとねぎらうウノ。

そしてトルセに「後始末にいくぞ!」

「よし!たぬき爺、タダではおかないぞ」とトルセ。



チェ大監の家。コドルが飛びこんで来てもうすぐ使道がやって来ると言う。
早くお逃げ下さいと言うコドルに、

「この奴脾がこのわしに指図するのか」と怒鳴り、有り金を箱に詰めるように命ずる。

コドルが、チェ大監を残し逃げ出す。


ジュワルはキムソバンにうながされ家をでる。



くそっと舌打ちしながらもまだ金をあさっているところに

ウノがトルセと羅卒を従えて踏み込む。

「罪状!イ・ソリムの乳母の殺害教唆および私兵をもった罪を問い逮捕する!
また、法外な高利で金を貸すなどの悪行は数しれず、よって厳重な国法の名において処罰する。連れて行け!」

チェ大監が牢に連れていかれる。

屋敷内の財宝、武器は押収され、蔵の食料は民達に分けられた。




天界

「あやつも思ったとおりの結末だな」
「ムヨンが呼んだ悪霊ではないが、あの者もある意味悪霊だな。」
「ムヨヌがあの者を悪霊と化してしまったんだ。」


ガランとしたチェ大監の家。もどってきたジュワル。

そこへウノがやって来る。

「ようやく会えたな。あの妖怪を隠したのはおまえだな、いったいどういう関係なんだ。
母がどうしてあんな妖怪になったのだ。
チェ・ジュワル!おまえの知っていることを残らず話せ!」
「アランお嬢さんがあの女に会った。」
「なんだと!」

「知ってのとおり、あの女はアランお嬢さんの体を狙っている。あの女は一度狙ったものは逃さない。
お嬢さんが何を考えているかは判らないが、おまえのために自分を投げ出すようなことが無いようにしろ!」





使道の部屋

「どうして、またあの女に会ったんだ。それも一人で」
「あたしが天国に行けば使道が私を覚えていられなくなり、地獄にいけば私が使道を覚えていられないんだって」

「どういうことだ」
「だから、こうでもしてお互いの記憶を残しておけたらとおもって」
「そんなふざけた話があるか。母のためだとしてもやめろ、いあ、何のためであっても止めろ!おまえが何をするつもりかしらんが、とにかくやめろ!」
「使道、あたし、わかったの。私を殺した人がお母さんとわかった瞬間、真実の鐘は鳴らなかった。
だから真実はお母さんを殺すことではなく、お母さんを助けて、使道を助けることだと。
最後にあたしが使道のためにできること、一つぐらいやらせて。」

「おまえは、俺をどれだけ卑怯者にしているのかわかっているのか?
俺がそんなことを望んでいると思っているのか?」
そういって飛び出したウノ。

ひとり、酒をあおる。




アランの部屋。

何通かの手紙をしたためる。


ジュワル、手紙を読んでうろたえる。




食事の用意をするアラン。

ウノは眠れぬまま。

そこへお膳をもってくるアラン。
もうすぐ満月も近い、今まで一度も自分の手で食事もつくれなかったからと。

だまって見上げるウノ。
「安心して、昨日の話はなかったことにする。ウノのいうとおりだわ。
だから、どうぞ召し上がれ」

やっと、口に運ぶウノ。

「おいしい?」
「うん。おいしい」



三房とトルセが酒を酌みかわす。

キム大監に知らせてくれたことにお礼を言う。
ポッサムの食べ方を伝授する。




官庁の前のウノの靴。

そっと向きをかえるアラン。

何かを決意し、歩き出すアラン。ほおには涙が流れて。




パンウルのへや。

手紙をさしだし、ウノに渡して欲しいと頼む。
「いままで、ありがとう。いろいろ面倒なことばかりいったけど、最後にもう一度お願いするわ。」

元気でと帰っていくアラン。



パンウル、心配になってウノに手紙を届ける。

早くあけるようにと。





使道へ

まどろみのなかで、蝶なのか人なのかわからないように、
幽霊なのか人なのかを忘れるぐらい幸せにすごした日々をありがとう。

使道が私を大切にしてくれてありがとう。
月が満ちてしずんだ後は私は消えてしまうけれど、忘れないでほしい、
アランと言う名前を。

使道 愛しています。
アラン


走り出すウノ。




洞窟の前

「本当にいくのですか」
「行きます」
アランの手をつかみ、
「どうして、わたしの気持をわかってくれないのですか?」
「行かなくてはいけないの」

やめろと言っているじゃないかとアランを抱き寄せるジュワル。
その瞬間、イ・ソリムが自分をかばって刺された記憶が蘇る。


呆然と立ちすくむジュワルを置いてひとり洞窟へと入ってゆくアラン。


ウノが山道を駆ける!

つづく

はたして、アランは母の体を取り戻すことができるのか?
紅蓮、アラン、ジュワル、ウノ。
そうして、もうひとり因縁の人物の登場で…!!!


アラン使道伝~17話~告白

2012-10-15 15:50:30 | アラン使道伝あらすじ
※あらすじは本編と解釈がことなる部分があります。

17話
「アラン、よく来た。この日をどれだけ待っていたか」

そういうと紅蓮はアランに手を伸ばした。
その手をさえぎるウノ。

「妖怪め、早く母の体から出て行け!」


ウノ、扇子を振り仰いだ!が、紅蓮には通用しない!

紅蓮は笑いながら簪を抜いた。
「おまえに、この体を取り戻すことはできない。そうだ、ひとつだけ方法がある。」
アランにむかって
「その体を寄越しなさい。ならば、母の体を返してやる。」
「何をふざけたことを!」

アランがウノの前に!

紅蓮の簪が深く貫く!
「アラン!」

「不死身の体だ、回復するのを待つとしよう」そう言いながら山小屋へ消える紅蓮。




アランの部屋に抱き抱えてきたウノ。
「大丈夫か?」アランを寝かせる。
「使道…」

「しゃべるな。」
「思い出したの。」「え?」
「あの人を見て思い出した…イソリムが死んだ瞬間を…」
「誰がおまえを殺したのか見たのか?」
「うん、でも…使道は知らないほうが良い…」
「なぜだ、いいから言ってみろ」
「それは…」「それは?」

「さ、使道の…おかあ…さ…ん」

「…!なんだって?」


アランをやすませて自分の部屋に戻ったウノ、崩れるように座り

「か、母さん。どうしてですか?生きていてくれさえすれば良かったのに、
なぜあんな妖怪に体を渡してしまったのですか?
俺はどうしたら良いのですか?」

泣きつづけるウノ。





ジュワルの部屋。

殺人の記憶がよみがえり、苦悩するジュワル。

そこへやってきたキムソバン。

あの方がお呼びです。




アラン、イソリムの部屋。

「イソリム、あんたの死の真相があきらかになったよ。でも…」
天界でのことをおもいだす。

「真実にたどり着いたとき、この鐘が鳴るだろう」玉皇上帝
「おかしい、鐘なんて鳴らなかった。
…と、言うことは、本当の理由が他にあるはず…。」
そこへ声をかけるウノ。


「アラン、大丈夫か?」
「うん。使道こそ大丈夫?」
「…すまない。アラン。おまえを傷つけた母の代わりにどう詫びればいいのか、わからない。」
「気にしないで。お母さんがそうしたのではないわ。まだ、満月まで時間はある、お母さんの体を取り戻す方法をかんがえなくちゃ。」


チェ大監の家。

そとには私兵が多数。

忍び込むウノ。

ジュワルの部屋

アランの人相書きをみつける。

納屋にはたくさんの武器。

「たぬき爺め、こんなものまで…!」

偵察するウノ。

兵達とかちあい、対決に。

肩に傷を負ってしまう。



パンウルのへや。

妖怪に乗っ取られた母の体をとりもどす方法をおしえてほしいとたのむ。

先祖にきいてみないと判らないとパンウル。


屋根の上で先祖を呼ぶ呪文をさけぶアラン。
ミリャン パンマイ ヨンボウ~!

お願い現れて~

すると後ろから声が「何用だ?」

「おばあさま!」

「アラン、おまえのことはあの世でも持ちきりだよ。天国へ行くか、地獄へおちるか、皆がおまえの行動に注目している。どちらにしても、この世の出来事はすべて記憶がなくなることになるけどね。」


「なんていってるの?」
姿は見えるが聞こえないパンウルに、ビンタを食らわす。
「な、な、なんてこと、するんですか!」

「聞こえるようにしてやったんだよ」
「は、本当だ。聞こえる~」

「それで、なにが聞きたいって言うんだい?」
「教えて、使道のお母さんの体をとりもどすにはどうすれば良いの?」

「あるにはあるが、簡単じゃないよ。元の体の持ち主が一番大切にしているものを与えると、妖怪が体を離れるときいたことがある。そのスキに上帝のナイフで妖怪を突き刺すんだ」



紅蓮とジュワル。

紅蓮の力が弱まり、ジュワルの記憶がもどってきたという。

「アランの体を持ってこないのなら、キムウノを殺せ。」蒼ざめるジュワル。



アランの部屋の前。

傷をおったウノがもどってくる。
「トルセに知らせなきゃ」
「まて、騒ぐだけだ。それより、部屋から晒しを」

ウノのへやで扇子を発見するアラン。

扇子が紅蓮には通用しなかったことをおもいだす。

きずの手当てをするアラン。

「アラン。ありがとう。」
「え。」

「おまえに会って、いろんなことがわかった。
今まで俺は自分のことしかみようとしなかった。他人の痛みなどどうでもよかった。
なのに、どうして自分にだけ幽霊がみえるのかわからなかった。
でもおまえに出会って変わった。母さんの痛みがわかってから、他人の痛みもわかってきた。おれの力が彼らを助けるためにあることがわかったんだ。
だから、アランありがとう。」

「私のほうこそ、使道になにもしてあげられない。使道は本当にたくさんのことをしてくれたのに。
パンウルが言ってたの。
自分の気持に素直になると別れたあとの悲しみになるけれど、その悲しみが生きていく力になるって。思い出が残された人生の支えになるって。
私は使道に何かを残すことがよけいに辛いんだと思っていたの。ばかみたいに…。
だから使道の気持を知っても遠ざけていたの。
私は他の人と同じように使道の体を温めることも、おばあさんになるまで一緒にいることもできない。

こうして、服を着させてあげるぐらいしかできない。
もし、この世を去って使道のことを思い出せなくなっても…

それでも、使道、あなたを愛していたわ…。」

「おやすみ」行こうとするアランをだきよせるウノ。

そっとくちびるをあわす、ふたり。



月が…満ちようとしている。




アランを手に入れればすべては終ると言う紅蓮の言葉を思い出し、

「望みどおりにしてやる。そして、すべてを消すんだ。記憶もあなたの存在も!」

ジュワル、指輪をなげつけて、

割る。




ウノの部屋。

「はいってもいい?」

「ああ、どうしたんだ。今日は。いつもは遠慮なんてしないだろう?」
「そうね。」

はにかむアラン。
ところで、とパンウルのおばあさんの言葉をつたえるアラン。
「お母さんの一番大切なものは何?」

そしてアランはジュワルに会いに行くという。やめろ、というウノに、
「それが私の真実をしることなの。」と。




ウノはトルセに母の話をして、

山小屋を偵察にいくように命ずる。



が、中はもぬけの殻。




ジュワルにささえられ、洞窟にはいる紅蓮。


ジュワルの家の前にアラン。

「若様にあいたくて、待っていました。」
若様は妖怪がさとの母の体をうばったことをしっているの?」

あの女は仙女で、人間が自分の望みをかなえてもらうために体を提供するのだと話すジュワル。
「では、使道のお母さんはなにを望んだの?」
「そこまでは、わかりません。」

「じゃあ、私があってきいてみる」とアラン。




コドルをにがすチェ大監。
「わかっているだろうな。これが最後だ。」




借金の肩代わりに子供がチェ大監につかまったと訴える民。

大監の家に出動するウノ。

子供がチェ大監の私兵に捕まっている。

「だれか助けてやってくれ」「ばか言え。チェ大監ににらまれたら…」

私兵の手に噛み付きにげだす。

子供をだきあげるウノ。

トルセと大監の私兵との対決。




こどもがもどり、お礼を言う夫婦は、ほかにも苦しんでいる民は大勢いるとはなす。

「子供がもどっても、借金があれば元の木阿弥ですよ」とトルセ。




使道に子供を奪われたとしったチェ大監

何かを企て不適な笑いを浮かべる。




役所にあつまる民。



ヒーロー使道の落書きをする子供、

どちらにつくかをはなす、三房。
アランにつくのが得策?




ジュワルに紅蓮の居場所を聞くアラン。




トルセに羅卒の長の役職(長官?)を与えるとウノ。

官服で立つトルセ。

拍手!と叫ぶ刑房。





パンウルに晴れ姿を見せにくる。

「今日から、トル長官と呼べ」

「な、なんだか、前のほうがよかったわ…」

「え?パンウル!」

とへやにもどろうとするパンウルを
抱き寄せるトルセ。

うろたえる二人を幽霊たちが見ている。
「声も姿も見えるってこういうこと?」



天界

「ウノの助けが必要だ」とムヨン。

「そろそろ、謹慎を解いてやろう。」と閻魔大王。



トルセが幽霊たちに頭をなぐられ気絶してしまう。

「と、トルセ!どうしよう…トルセ」

そこへムヨン。逃げ出す幽霊たち。

「死神…?」



役所に

「パンウルが幽霊に襲われて」とはなすトルセ。
その横にムヨン。

ウノに母にのりうつっているのは、自分の妹だとムヨン。
妹を母の体から出すには、アランの体が必要だと。
「くだらないことを言うな!本当の方法を見つけてからこい!」




紅蓮の回想。

かつては恋人同士だったふたり。

縁深く、幾度も転生し、

天界で死神と仙女となっても兄のように慕っていた。



情を交わすことを禁じられた天界はいやだと言ったのに兄さんは拒否した。



天界

「ムヨル(紅蓮)は妖怪そのものとなってしまった。もはや、愛のために人間の体を得ようとしたことさえ忘れてしまったのだ。」

「それが人間というものだ。」




洞窟に来たアランとジュワル。

ここです。ありがとう。
洞窟へむかうアランをひきとめ

「あの女の言葉は、何もしんじてはいけない。」
とジュワル。

その手をはなし、アランは紅蓮のもとへ。




役所にウノが逆賊だと押し入る役人。

「キム・ウノは縄を受けろ!」

「どういうことだ!」

ウノ、絶対絶命!

つづく。


最終回を目前に!
手に汗握る展開に乞うご期待



アラン使道伝~16話~アラン、つながる記憶…

2012-10-12 08:55:43 | アラン使道伝あらすじ
※あらすじは本編と解釈がことなった部分があります。

16話 (後半)

民たちが次々と役所にやってきて訴えていた。
チェ大監の悪行が次々と明かされる。

「チェ大監…、その悪行あばいてやる。」





チェ大監は役所に民が訴えに行っていることを聞き、何かを企む。



コドルのところへやってきた吏房。

「チェ大監様からの伝言だ。『太く短く生きたいか、細くながく生きたいか』」

「どういう意味でしょう?」とコドル。
隣にいた令房が「『黙っていろ』ということでは?」



パンウルの部屋。
先祖が降りてきて、供えた肉とキムチをほおばっている。

パンウルがトルセの口に押し込んだことがきっかけでおもいついた
豚肉とキムチをあわせて食べるポッサムの話題で盛り上がっている。

「もしかして、見られていたの?」
と赤くなるパンウル。



アランの部屋。

「チェ大監に毒を盛ったの?」
「うん。」
「そんなお母さんがどうして妖怪としてチェ大監の家でくらしていたのか…。」
あの妖怪とチェ大監の関係はいったい?



回想

『昔からある御札』というジュワル

『あの家の住人はかならず出世する。チェ大監だけではに、その前のキム大監もパク大監も…』と言う三房


「あの家の住民は皆、妖怪の力を借りて富みと権力を手に入れてきたんだ。チェ大監も同じなら、妖怪を手放しはしない」
「どこか他の場所に隠しているに違いない。」




姿を消していた幽霊たちが、チェ大監の家にはもう悪霊がいないからもどってきたという。

「俺がやったことだ」とウノ。
幽霊達の間で「悪霊よりも怖い使道」と噂がひろまっているという。

「ふん!ならば、この使道様の命令だ。チェ大監の家を偵察に行って来い!」




キムソバンの後をつけて、山小屋にちかづいて驚く幽霊。

悪霊の殺気が漂っていると。

「ついにみつけた!」

飛び出してゆくウノに、

「あたしも行くわ。もう時間がないのよ、いかなくてどうするの!」



山小屋にアランとウノ。

部屋の中で紅蓮、何かを感じてつぶやく。

「あの子が、やってくる。」

小屋からでてくる紅蓮。

ウノの後ろから紅蓮を見たアラン。

「ジュワル若様の叔母さま。」

おどろくウノ。

「よく来たわね。久しぶりねウノ。あの時は息子だとはわからなかったわ」
そういいながら、アランに手をのばそうと。
その手をさえぎるウノ。
アランの脳裏にまたもフラッシュバックが。




ジュワルと一緒にいるウノの母にムヨヌの魂が入り込み苦しみだす。

ウノの母とムヨヌがひとつのからだの中でもがきだし、

ジュワルの短剣を奪い自分を刺そうする。

影から見ていたイソリム。

それをかばうジュワルに、今度はムヨヌの魂がジュワルに短剣をふりかざした。

とっさにその間に入ったのは、イ・ソリム(アラン)。

「若様…」息をひきとるイ・ソリム。
ソリムの遺体を小屋に入ったジュワルとウノ母(ムヨヌ)。

ソリムの頭に手をあて、記憶を消した。
遺体をだきあげるジュワル。

ソリムの手から簪が落ちる。

すべてを思い出したアラン。
紅蓮の手を掴むウノ。

17話につづく。


やっと今週までこぎつけました。
のこり2回で終るのですね。
まだ、17・18話確認してないけど、衝撃のラブシーン有らしいです!乞うご期待

アラン使道伝~16話~父上の想い…

2012-10-11 23:29:10 | アラン使道伝あらすじ
※あらすじは本編と解釈がことなる部分があります。



16話 (前半)
「待ってください。」
女性の髪から簪を抜き取る。
その前方の若者の影。

若様…?

「ジュワル若様が使道のお母さんと?…きっと違うわ。偶然よ…。」



アランの部屋の前。

「アラン。ごめん。おまえの死の理由に母さんがあんな姿で関わっていたなんて、とても話せなかった。でも、話すべきだよな」とつぶやく。


「使道」戻って来たアラン。
「話があるんだ」
「あたしもよ」


「母さんが妖怪?どうしてそんなことに?」
「解らない。でも、探し出してもとにもどさなければ。」
「使道、私たちの身の上に起こっていることが全部、玉皇上帝が仕掛けたことみたいなの。」


「玉皇上帝?」

「使道の扇子だけどあの紋様は玉皇上帝のものだとわかったの。師匠が玉皇上帝とすればすべてが繋がるわ。あたしが使道と出会うきっかけも師匠がくれた簪だしあたしをこの世に帰したのもあのじいさんだわ、全く、何を企んでるか知らないけど、戻ったらただじゃおかないんだから!」

考えこむウノ。
「そうだ。使道。乳母を殺した奴を捜して」
「わかった、今日はもう寝ろ。」


「うん。(ごめんね、使道。ジュワル若様のことはまだ、話せないわ。)」




役所ではトルセに乳母の捜索を命ずる。

刑房がこれぞ自分の本当の仕事だと張り切るが、羅卒はトルセの言うことしかきかない。
「見つけたぞ!」

「早く使道さまに伝えろ!」とトルセ。
「はい!」思わず返事をする刑房。あれっとくびをかしげる。




ムシロをかけられた乳母の遺体。
そこへアランがやってきて


「見るな。」
「あたしが見なくてどうするの?」
というアランの脳裏にイ・ソリムの遺体が揚がったときの乳母が浮かぶ。

ウノの手をはずし、乳母に近づくアラン。


「寒かったね。…ごめんね。」
乳母の額の土をぬぐう。


胸元からコドルの身分証をみつける。
「使道!」
うなづくウノ。

「すぐに、遺体を官庁へ運べ。丁重にな。」

「はい。それから、こいつもね」




コドルがつかまり、街をひきまわされている。


「使道が代わって、アイツを捕まえたって。」
民が口々にささやく。




アランの部屋の前で話すウノとアラン。
「乳母の姿をみてわかったことがあるの。
イソリムの遺体が揚がったとき、私以外でも私のために泣いてくれるひとがいたんだってこと。

あの時は自分の悲しみか大きすぎて乳母の気持をかんがえることができなかった。
それができていたら、イ・ソリムの死の真相をさがさなかったかもしれない。
ジュワル若様との関係ももっと早くわかっていたはず。」

「おい、それなら玉皇上帝のおもう壷だろ。
その時から、わかっていたとしたら、おまえはアイツに一発で惚れるってことじゃないか?一目ぼれだったんだろ?」
「ああ、そうね」
「はぁ?そうねだと?」あきれるウノ。
「使道、コドルを捕まえただけで手を引くの?」
「いや、本命はチェ大監だ。俺はそんないい加減な使道じゃないぞ。
それにしても、チェ大監はどうしておまえの正体をしりたがったんだろう。
ジュワルのやつも知っているのか?」

(ジュワル若様はそんな人じゃないわ。イソリムがそんな人を好きになるはずがないもの。なにか理由がある。)と心でつぶやくアラン。



ソリムの日記をよんだジュワル。

山小屋で紅蓮に
「ソリムを殺したのは私ですか?」
「そうだ。あの夜すべてを見てしまったから仕方ないだろう。」
「覚えていません。」
「おまえが望んだから記憶を消してやったんじゃないか。」
「なぜ…?」
「何故だと?殺したことをか、記憶を消したことをか?」
「どちらも」

「ふん、おまえがいつまでもめそめそとしているから、辛い辛いというから。忘れさせて欲しいと望んだのはおまえだろう?」


ジュワルの記憶。
死んだ女の子。

罪の意識にさいなまれ、うずくまるジュワル。

その頭に紅蓮が手を置く。

ジュワルの顔つきが変わる。
「あの女を殺したのも、記憶を消したのもおまえだ!」

「…!!」




天界

「やはり、予想外だったということだな」閻魔大王が愉快そうに笑う。

「うん、そうだ。人間のこころの力には驚かされる。それが私が人間を信じる理由だ。」


ムヨンの回想
妹のムヨヌ

「欲望をもつことができない世界なんて。私は現世で暮らしたい」

「おまえの望んでいた現世とは、あんな妖怪の姿なのか…?」



山の中、アランがソリムを殺したのはもしかしてジュワルなの?とつぶやく。

ジュワルもまた、イソリムの死が気にならないの?という言葉を思い出す

偶然、出会うふたり。

「どうしてここに?」

「若様、もしかして、3年前のあの日ここにいましたか?」

何も答えずに去るジュワル。

空をみながらつぶやくアラン。



「イ・ソリム(違うよね)」




キム・ウンブ大監がお見えだ!

あわてふためく三房。

「ウノよ」「父上」
「チェ大監のことを聞きたいとは?」
「実は、母上が密陽に来たようなのです。その時にチェ大監と会ったらしいのです。いったいどのような関係なのですか?」

「うむ。おまえの母の父上はソ・ジュンス大監と言って官僚をされていた。
その時にチェ大監の悪業を暴いたのだが、チェ大監は反対に逆族を仕立あげソ氏に濡れ衣をかぶせたのだ。
ソ氏一族はおまえの母以外は皆殺しにされてしまった。
ウノや、母を許してやってくれ。
生まれたばかりのおまえにさえ心を向けられないほどに、復讐に胸を痛めておったのだ
そして、おまえに危害がおよばないように、おまえの前から消えたのだ。」

「そんなことがあったのですね…」


キム氏は別れ際に、

「国を治めるのも、村を治めるのも同じだ。
民の声に耳を傾け民の立場に立って考えるのだ。
そうすることが皆のためになる。
何かあれば、すぐに連絡してきなさい。」
「はい。父上。」

「君は本当にこの地にやって来たのか…」と心の中でつぶやくキム氏。



「あいつのせいだ、あいつの…」そう叫ぶ母の姿。




イ・ソリムの部屋。

鏡を覗くアラン。
「イ・ソリム。あんたの死の真相を暴くことが本当にあんたの望むことなの?
近づくほどにあんたを苦しめてしまうようで、胸が痛い。」
とめどなく涙があふれて…。


そこにウノ。
「どうしたんだ、こんな真っ暗な部屋で。」
アランの様子に

「話したくなければ、今は話すな。でも、忘れるな。
おまえが天国に行くまでは、おまえの隣には俺がいるから。」





ウノはチェ大監のところにいた人物にはなしをきいていた。

3年前、金海から来た女性が下働きを懇願したので、キムソバンが連れていったと。
しかし、チェ大監に毒を盛り、大騒ぎになったあと行方しれずになった。

「おかしいですよ。あのチェ大監がそんなに簡単に事を済ますなんて…。」
帰ろうとしたウノに、

「お願いがあります。」と男が話し始め…。




民たちが次々と役所にやってきて訴えていた。

後半につづく

アラン使道伝~15話~アラン、記憶のかけら…

2012-10-11 00:12:56 | アラン使道伝あらすじ
※あらすじは本編と解釈が異なるところがあります。

15話  後半

ジュワルはキムソバンを呼び、山小屋に世話をして欲しい人をかくまっていると打ち明ける。
心配はいらない、その方のことならよく知っている。私がこの家に招いた人なのだと。キム・ソバン。

3年前にソ氏と言う女性が使用人を希望でやってきたが大監の食事に毒を盛り、大騒ぎになった。

しかし、その後すぐにソ氏があの方に成り変っていたから大層驚いたと話した。
「その女性が使道の母だ。」とジュワル。



街でジュワルに出会うアラン。

「この前のお話ですが、やっぱり若様の心を受けることはできません。ごめんなさい。」

「わかりました。でも、約束してください。何があっても自分を投げ出すことはしないと。」

「若様は、本当のあたしを知らないから。大丈夫、あたしは諦めないから。若様は本当に良い人なのね…、そうだ、渡したいものがあるの」



アランの部屋の前。

アランがイソリムの日記を手渡す。
「これは?」

「若様は顔も覚えてないと言ってたけど、イソリムはそうじゃなかったみたい」
「あなたを思う人がいたことを知ってほしくて」


戻ってきたウノが放心したジュワルとすれ違う。

慌ててアランを捜す。

「何しに来たんだ!」
「使道」
「イソリムの日記を渡したの、あたしが持っているべきじゃないと思って」

「じゃあ、おまえがイソリムの為にすることは終わったのか」
「うん」
「そうか」

月が欠けている。
見上げるふたり。

「月がからかっているみたいだ」
そういうと頭を抱えるウノ。「使道大丈夫?」

アランの肩に頭を預けぐったりする。
「もう少し…もう少しだけこのままに…」
ウノを見守りながら、話したいことがたくさんあるのに…と心の中でつぶやく。




イ・ソリムの日記を開くジュワル。





アランのフラッシュバック。

満月の夜、橋の近くを歩くイ・ソリム。

髪にあの簪。

橋の上でジュワルと女性が。

もしかして、使道のおかあさん?
なぜ?若様と一緒に?




ウノ、村で最初に母の消息を尋ねた女性に会いにいく。
使道様だったとは知らずに悪かったと。

しかし、チェ大監に関係することなので話せないという。
「どうしてだ」とウノ。
「この街では口にすることはできないことなんです。」

「チェ大監がこわいか?」
「…は、はい」
「ならば、私がチェ大監の悪事を調べても、何も出てこないというのか?
おまえたちがそんなことで、どうして私がおまえたちの味方ができるのだ」
と立ち去ろうとするウノに、女の主人が

「お話したら、解決してくださるのですか?」

「ああ、話があるなら役所に来い。」




役所に帰ったウノ、トルセを呼び

「すぐにお父様に使いを出せ!」
チェ大監と母の関係を明らかにしなければ。




アランは、イ・ソリムがジュワルを待っていた橋にやってくる。

そこにジュワルが現れる。

「どうして、ここに?」
「あたしの中の誰かの記憶が、ここで途切れているんです。」

イ・ソリムの日記をさしだし、自分にはこの方の気持を受け取る資格がないと言うジュワル。
もとの持ち主にかえして欲しいと。

「イ・ソリムが何故死んだのか気にならないの?」

「この方の気持も知らずに、噂どおり駆け落ちしたのだと思ってしまった。
知っていたら、もっとちがっていただろう」と。




ジュワルが去った後も、月を見つめるアラン。

再び、フラッシュバックが。

「待ってください!」
女の髪から簪をぬきとるイソリム。
その先には、ジュワル…!

16話につづく



一枚一枚はがれてゆくアランの記憶。
なんとも、せつないのはジュワル…悲しい




アラン使道伝~15話~ウノ、紅蓮の正体は母か妖怪か…

2012-10-10 18:34:43 | アラン使道伝あらすじ

※あらすじは本編と解釈がことなった部分があります。

15話

地下室に降り立つムヨンとウノ。そこに紅蓮。

「母さん…!」

ムヨンが紅蓮に短剣を突き付ける。「今日こそはこの手でおまえを助ける!」

「やめろ!」それを制するウノ。

「キム・ウノ!おまえの母ではない!」
「いい加減なことを!」


「これがこの女の息子なのか。」

紅蓮のなかからウノの母が姿を現す。
「ウノや…。」
ウノとムヨンの対決、そのスキに悪霊を放つ紅蓮。

待て!出て行こうとする紅蓮にムヨンの短剣が!

「母さん!」
「おまえの母ではない!」とムヨン。
しかし紅蓮には短剣が刺さらず、紅蓮はお堂の外へと消える。

後を追うウノ。






紅蓮、やって来たジュワルに支えられ山小屋へ。





「あの扇子の模様。どこかで…。」



天界への扉の紋様を思い出す。


ウノの部屋で物色するアラン。

簪をみつけて

「この簪がなかったら、使道があたしを助けることは無かったはず。師匠がくれたって、まさか?」




そこへ、紅蓮を見失いぐったりともどるウノ。
「母さんに会った…。」

「どうしたの?何があったの?」
「悪い…少し、休みたい…。」


「わかった。ゆっくり休んで。」

簪をかくし、そっと部屋を出るアラン。

「やっとお母さんに会えたのに、どういうこと?」

「母さん、一体どうしてあんな姿に…?悪霊たちも母さんが?いや、そんなはずはない」



山小屋でジュワルと紅蓮。

「使道が貴方をお母さんと呼んでいました。あなたの本当の姿はいったい誰ですか?」

「私は、天上の仙女、ムヨヌだ。」




天界ではムヨンと閻魔大王。

紅蓮をたおすことができなかったとムヨン。

「その剣では、人間は刺せまい。体から出てきたムヨヌだけを刺すことができる。
玉皇上帝が何故、キム・ウノを予備にしておいていると思うのだ。
おまえならばその程度のことはわかっていると思っていたが…」



「お嬢様」と呼ぶ声。

寝ていたアランは、不振に思い、イ・ソリムの部屋へ。
そこに、乳母の幽霊が。

「やっぱり、ソリム嬢様なんですね。」
乳母がアランの手をにぎりしめる。
覚えていない、記憶がないと応えるアランにそれはかえって幸運だと乳母が言う。
ジュワルからの破談でこころを傷めたソリムの悲しみも覚えていないのならと。
ソリムは毎晩思い出の橋に行ってたと話す。

乳母の胸に刺された跡。

チェ大監のコドルにやられたと、コドルの身分証をさしだす乳母。

「あたしが必ず仇をとってあげるから!」
お元気でと消える乳母。




トルセが羅卒の訓練にはりきっている。
それを眺めながら、税金を集めなければと三房たちが相談をしている。

最近、民の様子がおかしい。
どうも、チェ大監よりも使道につくものが増えていると。さて、どちらにつくのが得策かと。



次の日。

昨日と同じ形で座るウノにおどろいたアラン。

「大丈夫?どうしたっていうの?」

「後で話そう。俺は行くところがある。」
と出て行く。



チェ大監が紅蓮から渡された御札を煎じて飲んでいる。

「この病さえぬければ縁を切るとしよう。富も名声も手に入った。紅蓮、もうおまえには用ない。」



紅蓮の地下室を再び訪れたウノ。
そこにチェ大監が。

「あの女はどこだ?あなた方が何をたくらんでいるのだ!」
「私の病気を治すために家にいれただけだ。あの妖怪が何をしようと私の知るところではない。」
「妖怪だと?」

「人ではないから妖怪だろう、そういえばキム・ウノ。貴様も人ではないな。この場所に入れているところ見ると。
ふん。あとは貴様が調べればよいではないか。使道はおまえじゃないか?」
そういって、不適な笑いを浮かべるチェ大監。

「ああ、そうしてやる!何もかも明らかにしてやる!」



チェ大監がコドルに地下室を埋めてしまえと命令する。

くれぐれも内密になと。



パンウルの部屋。

先祖の霊がやってきているが、姿は見えるが声が聞こえない。
「お肉を供えてほしいって」
アランがやってきて通訳をする。
「どうしてまともな能力をくれないの!?」と先祖にすがるパンウル。


パンウルの本のなかに扇子の紋様をみつけたアラン。

「これは玉皇上帝のものです」とパンウル。
「じいさんの…?」



天界

「キム・ウノを利用してどうするんだ?」
「どうかな?」
「思うようには、ことは運べぬようだな」

「吉とでるか凶とでるか、楽しみだな」



パンウルのところにやってきたウノ。

「結界を張れる力があれば、人に乗移ることもできるか?」
当然ですとパンウル。
「元の体はどうなる?」
「生きていても生きていないのと同じ、死んでいても死んでいないのと同じ。」

魂をすくってからだを取り戻すの難しいとパンウル。
絶望に肩をおとすウノ。



紅蓮が仙女であり、ウノの母だと言うジュワル。

驚くチェ大監。
「そろそろ、衰えてきて来ていることだろう。」


ジュワルはキムソバンを呼び、

山小屋に世話をして欲しい人をかくまっていると打ち明ける。

心配はいらない、その方のことならよく知っている。
私がこの家に招いた人なのだと。キム・ソバン。

3年前にソ氏と言う女性が使用人を希望でやってきたが大監の食事に毒を盛り、大騒ぎになった。
しかし、その後すぐにソ氏があの方に成り変っていたから大層驚いたと話した。
「その女性が使道の母だ。」

後半につづく





アラン使道伝~14話~人は悲しみを力に生きてゆくんです

2012-10-08 15:46:06 | アラン使道伝あらすじ

※あらすじは本編とは解釈がことなる部分があります。

第14話


ジュワルを追い返したウノはひとり出かけてゆく。



その夜、月を見ているウノにアラン。


「本当にダメなのか?」
「ダメよ。その代わりに、使道か苦しまないようにするわ。」


「それが本心じゃないことはわかっている。
わかっていながら、わかったふりをするのはもうやめだ。」
「どうしたの?複雑だと言ったけど、簡単なことよ。
あたしは(あの世に)行って使道は残る。それだけよ。
それなのに、いったいどうしたいと言うの?」



アランを後ろから抱きしめたウノ。

「こうするんだ!抱きたいときに抱いて、会いたいときに会って、話したいときに何でも話すんだ!くそ~!後はそのときに考えるさ…」

アラン、そっとウノの手をほどいて…。



「……。」


次の日。

ウノの言葉をおもいだすアラン。
「したいことを全部したら、余計につらくなるのに。
何でもお見通しの使道がなにを言っているの…バカね…。」


チェ大監の家のまえにやってきたアラン。
偵察するはずの幽霊がいないことに。

「やっぱりおかしい…。」
そこへやってきたジュワル。

「ここにいてはいけません。」


見晴台にやって来たアランとジュワル。

「この前はごめんなさい。」
「あなたが謝ることはない」
「若様、話って…?」

「僕の気持ちを受け取ってもらえないだろうか」

「えっ?そんな突然…」
「実は、まえから思っていたことなのです。そうしてもらえるなら、僕も違う生き方が出来る気がして…」

「ごめんなさい。聞かなかったことにします」
慌てて歩きだすアランに
「婚約の話を気にしているのですか?」
とジュワル。その娘にそう言う感情はもったことがないのでと。

帰り道、アランはジュワルの言葉を思い出し…
「イソリム、あんたがあんなに好きだった人なのに、あたしは受ける心がないわ…ごめんね。」



パンウルのところにやってきたアラン。
壷の正体はまだわからないとパンウル。
それにしても…と

「どうしてひとりでいらっしゃんです?昨日は旦那様がひとりだったし。もうすぐ、もどるんですって?それなら、なおさら。」
と舌打ちをするパンウル。
「残った時間が惜しくはないんですか?
自分があの世へ行くからと思っているんでしょうけど。
お嬢さんたちだけじゃないんですよ。誰もがそうなることなんです。素直な気持を伝えなければ、何もないのと同じなんです。
お互いの気持が支えになってゆくんです。
別れて辛くてもその悲しみが力になるんです。
悲しみを力に生きてゆくのが人なんです。

何もなかったら、旦那様ももちろん、お嬢さんだってあの世でどうやって生きると言うんです?」

パンウルの言葉に、ウノとの思い出がよみがえる。



壷がなくなっていることに気づいた紅蓮(ムヨヌ)
ジュワルは新任使道の仕業ですと。


紅蓮に操られた悪霊がウノの部屋に現れ、壷をさがすが見つからない。

目覚めたウノがアランの部屋へ。

悪霊たちは消え、アランはすやすやと眠っている。


ウノ、へやの前で座り込んで寝てしまう。



天界では


「アランの肉体をムヨヌが手に入れたら、恐ろしい事態になるだろう。天界をも揺るがすことになる」
と天皇上帝

「私にできることはなんですか?」

「残念ながら、もう無い。」




アランがそとに出ようしたが、開かない。

目を覚ました拍子に戸が開き、ころげるウノ。

「久しぶりだな。俺を避けてどこへいっていたんだ。」

「何なの」
「昨日言ったことばは取り消さないぞ。そのかわり、まってやるよ。おまえは自分がやりたいようにやる奴だからな。」

チェ大監について話すアランとウノ。

「それにしても、普通の人間が結界を貼って悪霊を操ることは不可能だ。」

「若様は違うわ。そんな能力があったら、私に告白なんてしない。」
「こ、告白!?」

「心配しないで、使道の気持も受け取れないのに、若様の気持を受けいれる場所はないわ。」
「ならば、チェ大監だって同じだ。おまえの正体を見破れなかったんだから」
チェ大監の使用人を調べなければとウノ。



三房にチェ大監の家にいる使用人について聞くウノ。
使用人はコドルとキムソバンの2人だけだと言う。

「妙な話だ…」


役所の前には羅卒の希望者が集まっていた。

「いったい何枚貼紙をしたのだ」

1枚しか貼っていないのにこの有様だと三房。
全員採用しろとウノ。


「しかし皆、ろくに食べていないので役ただずの案山子です」と三房。
なら、しっかりたべさせてやれ。

「トルセお前にもやっと仕事ができたぞ」
皆を鍛え直してやれ。とウノ。

羅卒たちに3つの訓示を守れと言うウノ。
「りっぱな羅卒になるように!」

満足げなウノの横を通り過ぎるアラン。

羅卒たちが一斉にアランのほうをみる。

「何をみている!これからは、あの女をみても幽霊と思え!」

「はい!」





アランを見て驚く乳母。

チェ大監にイ・ソリムとアランが似ているかと聞かれる乳母。

ためらっていたが、「案ずるな」とさとされて

「そっくりだと答える」

コドルが送るフリをして乳母に剣を…。


チェ大監が紅蓮に、アランがイ・ソリムであり、3年前の閏月の日に廃屋で殺めた娘こそがアランだと言う。
そしてアランの目的は殺した者への復習だと。

紅蓮は、不適な笑みを浮かべ、

「ならば、私の元へやってくるのも遠い話ではない。」


やって来たジュワルに「おまえにできることは無い。もう、あの娘から手を引け。」と。






トルセが羅卒たちに指導しているとパンウルが壷を持ってやって来た。
張り切るトルセ。

が、パンウルはさっさと役所に入って行く。



壷の開け方がわかったと言うパンウル。




呪文を唱えながらお札を取ると悪霊が!


「おまえの体がほしい」
アランに襲い掛かる!

早く逃げろ!ウノが扇子で悪霊を消した。



紅蓮(ムヨヌ)が悪霊が消えたことを感じて
「いったい、あの使道は何者だ!」
その瞬間、体からウノの母が現れ外にでようともがいた。
「私を追い出そうと言うのか!そうはいかない。もう少し、あの娘の体が手に入れば…」



気絶したパンウルに付き添うアラン。
悪霊たちが自分の体をほしがっていたことを思い出す。

「あたしの体はいったい…?」


トルセがパンウルを心配してウノを問い詰める。

「坊ちゃん、何がおこってるんです?」
「詳しい話は後だ。いいから、お前は巫女を世話しろ。」


チェ大監は悪霊まで操るのか?何者なんだ?とウノ。
悪霊を消した扇子を見て、アラン。

「この扇子は何なの?」
「師匠が俺にくれたんだ。」


ウノは修行中に出会った師匠のことを話し始める。

幽霊を退治する武術を教わったウノ。

師匠は山を降りるときに扇子を渡し言った。




「この扇子は幽霊には剣と同じ威力を発揮する。
ここぞと思う相手にだけ使うのだ。」

「そんな相手かどうか、どうしたらわかると言うのですか?」
「お前が自然と判断できるときが来るはずだ。そして、お前と私が出会ったというこの
縁をいつか思い出すときがくるだろう。」


簪をさしだし、母の心が得たいならこれを渡せ、と。

「母心簪」と彫られたかんざし。
「ウノよ、いつか人生で最も切迫した瞬間が来るだろう。
その時はこの言葉を思い出せ。全ての質問の始まりはお前から始まる。」



「なんだか、よくわからない言葉だけを残していったよ。」
「師匠は何かを知っているんじゃない?」

悪霊たちが自分の体を欲しがるのは何故なのかわからないと、震えるアラン。

「ムヨンに会わくちゃ。」



紅蓮(ムヨヌ)が使道は何者だ?と呟く。
死んだはずのアランを受け容れているウノ。
骨墓を暴いたウノ。
何かに気づく紅蓮。


夜、ムヨンを呼ぶアラン。



ウノの前に現れたムヨン。
「何の用だ」

「俺が呼んだのではない、アランをあんな体でよこして、何をたくらんでいるんだ」
「霊能力をもつものがアランの体を手にいれたら、永遠にいきていけるだろう。悪霊たちはそれを知っている。」
ウノにアランを守れと言うムヨン。
「ばかな!それなら、おまえが悪霊を全部退治してから帰れ!
それがおまえの仕事だろうが!」




チェ大監の屋敷に忍び込んだウノ。
林の中の呪文に扇子が反応する。



ひろげて、一振りすると呪文が消えた。

「もっと、はやく気づけばよかった。師匠これはなんですか?いや、あなたはいったい何者ですか」とつぶやくウノ。



気配を感じた紅蓮(ムヨヌ)。


封印が解け、ムヨンが現れる。

お堂の中へ入っていくウノ。つづくムヨン。
悪霊たちを退治したふたりは地下室への入り口へ。
ウノが扇子をふり、入り口を開けた。

だまってみているムヨンに「俺の師匠がくれた扇子だ」

「その人は、玉皇上帝だ。」

「何?」

かまわず、地下へとすすむムヨン。
続く、ウノ。


と、そこには紅蓮(ムヨヌ)が。

「母さん…!」
信じられないと、ウノ。


つづく


とうとう対面した紅蓮とウノ!
パンウルの言葉がしみたね~
ジュワルとのトライアングルも気になる~!

アラン使道伝~13話~やっぱりお兄ちゃんではいられない…

2012-10-07 09:02:30 | アラン使道伝あらすじ
※あらすじは本編と解釈が異なる部分があります。

第13話(後半)

「ウノ使道は何者ですか?上帝の扇をもっていたのはなぜです?
血縁を切ることができるものということですか?」
「そうだ」
「ウノの血縁というのは、ムヨヌの体が母ということなのですか?」
だまっていいる天皇上帝。



パンウルのところへいくと言うウノに一緒に行くとアラン。
「いや、結構!」とつめたくあしらうウノ。



パンウルになるべく早くこの壷を調べるようにと。

「ところで、何故今日はひとりでいらしたんです?
アランお嬢様は?」とパンウル。

「……」



トルセをみかけてアラン。


「ごめんね。あんたが怒るのも無理はないとおもうけど、使道にはちゃんと接してあげて。あんたを頼りにしているんだから。」
「使道はあたしのたのみごとを叶えてくれているだけだから。」


「それが、おかしいって言うんだ。坊ちゃんはひとの頼みなんか簡単に聞く人じゃなかったのに!それは、俺が一番良く知っているんだ!なのに、お前なんかにたぶらかされて…。昔の坊ちゃんはどこへいったんだ。」


「大丈夫よ、もうすぐ坊ちゃんをあんたに返してあげるから。あたしはあの世にもどるから。それまでの辛抱だから。」
そういうと部屋へもどっていくアラン。

トルセ、アランの後姿をみているとウノが帰ってきて。

「アランのことだが、」
「なんです?」
「あの子はお前がチェ大監から守ってやったあのイ・ソリムだ。」
「なにを言ってるんです?」
「あの世からもどってきて、やらなければいけないことがあるんだそうだ。
だから、たすけてやっているんだ。」


トルセ、理解できず…。
「俺が他人に興味がないことは良く知っているだろう?
さっきの話をきいたところ、俺よりよくしっているよな。だが、考えがかわったんだ。
生まれて初めて、人のことが心配になったんだ。
使道なんてものは、本当はおまえのように無条件にだれかのために動ける人間がやるものだ。
地位や生まれの良し悪しではなく、人をひととして大事におもえる人間がやることだ。
今になっておまえのようになろうとしている俺は…」
トルセ、ウノ言葉をさえっぎって
「わかりましたって。坊ちゃん。とにかく、もうアランお嬢さんには冷たくしませんから。」


「やっぱり。坊ちゃんの初恋が幽霊だなんて」嘆くトルセ。
「どうして、幽霊がみえるなんてことになったんだ。キム大監様はご存知なのか?」




三房にチェ大監について聞いているウノ。
左遷させられたらしいこと。そのことに父のキム大監かかかわっていることを聞き出す。

「父はチェ大監について、何かしっているのでは…?」




食事の膳を前に紅蓮の言葉を思い出すジュワル。

突然、膳をひっくりかえしてしまう。




「幽霊たち、いったいどこへいったんだろう。」とアラン
思いついて、ウノに声をかける

「あたし、チェ大監のところにいって確かめてくる」
「やめろ、俺が行く。お前はここにいろ!」

「どうして、あたしを避けるの?どうして、一日中目を合さないようにしているの?」

「わからないからだ、おまえに良いようにしてやると言ったが、それは容易なことじゃない。おれが我慢しているのに、おまえは他の奴をみていたんだ。
それを見たとき俺は我慢できなくなったんだ。
決心したのに。あの時お前の言葉を信じようとしたのに。後悔したんだ。
お前を天国へ送ってやると約束したのに、それもこころが穏やかには送れない。
こんな風に、かっこ悪くとりすがって。
俺はじぶんがどうすべきかがわからないんだ!」

そういって、アランから離れるウノ。

そこへジュワルがやってきて。

「お嬢さんお話があるんです。時間をつくってくれませんか?」

もどってきたウノ
「それはできない!」
向かい合うジュワルとウノ!




写真が多すぎて1回で治まらなくなってしまいました。
舞台が役所とチェ大監の家を行ったり来たりで写真だけでみると変化がな~い
ちょっと飽きる~。
今回はジュワルもかわいそうな子だって思った…