トモ楽考

魂に尋ねる旅日記。
社会の出来事、アクエリアス時代考察、占星学、古代史、秀真伝、波動・予防医学、チューナー音叉.etc

秀真伝一綾③

2022-01-31 01:18:47 | 日記
4、稲の害虫(いなご)


私の故郷の紀志伊国が和歌の国(和歌山)となり、向津姫(瀬織津姫)が国懸宮に祀られる内容なのだが、早くも私の琴線に触れる。
近年、瀬織津姫の事が気になっていたからだ。

アニメ「君の名は」などにも関係していたのではないか。

近年は、色々な事を掘り下げられ、とても楽しい時代だ。




稲の害虫(いなご)

然る後、天照大神は蓬莱宮(はらみや)より伊雑宮(いさわのみや)に遷り給うなり。

諸神の伊雑宮に侍る(はべる)時、紀志伊国(きしゐ)の稲田の蝗虫(ほむし)により皆害虫を受くるなり。

百姓は稲の痛むを歎きて(なげきて)、ある本末を伊雑宮に告ぐ。

時に天照大神は、天の真名井原に行幸後故に(みゆきのちゆえに)、百姓は大いに歎き哭く(なげきなく)なり。

中宮向津姫(瀬織津姫)は民の歎きを聴し召し(きこしめし)、若姫の神と共に急ぎ伊勢より紀志伊国に行啓をなし給う。

【三后即ち太皇太后たいこうたいごう・皇太后・皇后及び皇太子・皇太子妃などが外出されること】

中宮は田の東に立ち玄参(おしくさ)を持って扇ぎ、若姫の神は歌を詠みて祓い給えば、蝗虫(はむし)は忽ちに去れり。

この故に向津姫は詔(みことのり)して、この歌を三十人の侍女を田の東に佇ませて、各々共に歌わしむなり。

たねはたね うむすぎさかめ
まめすめらのぞろはもはめそ
むしもみなしむ

「田種畑種 大麦小麦大角
黒豆小豆らの 稲葉も食めそ
蝗も皆鎮む」

繰り返し三百六十回詠い(うたい)響増せば(どよませば)、蝗虫は西の海にざらりと飛び去り、汚穢(おえ)を祓えば稲はやはり若やぎ蘇えるなり。

稲(ぞろ)は充分に実熟(みのり)て誠に烏羽玉の夜明けの如く、世の糧(かて)を得て百姓は大いに喜ぶ。

【「ぞろ」とは、ぞろりとか、ぞろぞろの意で豊饒ほうじょうの意である。】

【⠀烏羽玉とは、純黒の鳥、転じて黒色の意に用いる。また日の代名詞とす。烏羽玉は射干ひあうぎの実、ぬばたま。黒色のもの故、黒・夜・夢・暗等の枕詞とする。他】


百姓はその天恩に報ゆるため、天日(あひ)の前宮と玉津宮(たまつみや)を造りて奉るなり。

中宮向津姫は天日の前宮に暫く居まして、この宮を国懸宮と名付け給う。

若姫の神には心を留むる玉津宮なり。歌の徳により枯れたる稲の若返る故、歌を和歌と名付け紀志伊国を和歌の国と称す。






今年は弥勒のミクロも収束だ。

私の心も烏羽玉の夜明けの如く…

国懸宮と玉津宮へ参るなり。


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