抗う

今日の夕空。赤というよりもピンク色の夕焼け。雲が薄紫色で、そのコントラストが綺麗で、暫く見とれてしまいました。
こんなにもボ～っとできる休日の夕方…。秋の虫の音も聞こえてくるし、何か、凄く平和な気分になれて幸せだわ。

ところが現実は、今月からまたしても「治療」にせっせと諭吉を使っている状態です。復活の病院が1か所と、新たに鍼灸院へも通っています。こうもいろいろと治療のためのスケジュールが入ると、だんだん治療費のために働いているような気になってきました。
しかし鍼灸院へ行くことは、ちょっと面白がっているところもあります。
人生初の針とお灸。首筋にバンバン針を打たれたときは「藤枝梅南にやられている気がする～」って呟いたら、担当の若いお兄ちゃんが「あ～、それ理論的にはできちゃうんですよね～」って返してきたので、どうすれば梅安になれるかトークで花が咲いたり。それよりも若いお兄ちゃんが藤枝梅安を知っていることに驚いたら、「一応、僕、鍼灸師なんで。そういうことも知ってますから」って。
で、可愛い藤枝梅安が言うには、私の体の状態、あまり良くないみたいです。しばらく梅安君と定期的に会うことになるみたいです……。諭吉ぃ～！

先日、小説ではないけれど、鎌倉のお寺のご住職である小池龍之介さんの『いま、死んでもいいように』を読みました。

こんなタイトルの文庫本を見つけて手に取ってしまうなんて、私の精神状態もヤバいのか、と思いましたが、ほぼ、私が最近考えていることと相違ありませんでした。いつ死を迎えてしまっても良いように日々を生きる。死に対しては抗わない。そういうことです。
ただ、それまでの生きている間は、痛みに対しては抗いますよ。抗わないと生きていけないから。ご住職はお寺にいればOKだけど、私は電車に乗って移動したり働きに出かけなきゃいけないから。働かないと死を迎えるまで生きていけないのですからね。

「抗うぞ、うぉ～！」となった、午前中の病院が終わって仕事に入るまでにちょっと時間があったとき。ランチに選んだのがこの「抗いランチ」でした。

誕生日だけと決めている鰻ちゃんだけど、もの凄く抗ってしまった…。「精をつけなきゃやっていられないわよ～」って、超～美味しくいただいてしまいました。
ま、たまには、良いか♪