お世話になりました

東京の街は、ちょっと行かない間にすっかり景色が変わってしまいます。私がいちばん驚いているのは渋谷で、渋谷にはほとんど行くことがないため、今の駅周辺にはきょとんとしてしまうくらい変わってしまっています。
そして東京駅八重洲口。ここも今開発がエグいことになっていて、久しぶりに行ったので驚くことばかりな感じになっていました。

個人的にいちばん悲しいのは、八重洲ブックセンター本店が3月31日で閉店してしまったこと。再開発計画に伴っての閉店で、将来的には2028年竣工予定で跡地に建設される超高層大規模複合ビルに出店されるとのことです。
私はこの八重洲ブックセンター本店がとても好きでした。いろんなジャンルの本がめちゃめちゃ揃っていたので、大概の欲しい本は見つけることができました。それにレイアウトがとてもよくて、すぐに欲しい本が見つけられるし、「おっ、これは！」と感じる本との出会いもここがいちばん多かったように思います。相性が良かったんでしょうね。

久しぶりに東京駅八重洲口を出て地上を歩きましたが、大好きだった書店のビルがこうなってしまっていることにかなりの寂しさを感じてしまいました。東京駅構内にあった書店もなくなってしまっていたし、日本の書店は「絶滅危惧種」になってしまうのでしょうか。
新しくできる八重洲ブックセンターがどんな書店になるのか、楽しみに待つことにしましょう。そして閉鎖されてしまったビルにご挨拶。上京してからずっと今まで、たくさんたくさんお世話になりました。ありがとうございました。