修行中

師走の目標として、体力の回復を掲げました。それは半月が経とうとしている現在、何とかクリアできそうな目処がたちました。
テレビ体操、メチャクチャ良い感じでできるようになりました。スタスタ歩くのも、かなりの距離をこなすことができるようになりました。順調です。

たとえ短期間の入院ではあったにせよ、退院後の生活はほんの少しだけですが、変わりました。ひとつ挙げるなら、食生活です。食べているものに変化はないのですが、食べ方が変わりました。
実は私、かなりの早食いでして、大食い選手権は無理でも「早食い選手権」なら出場可能かも、ってくらい。ひと口がデカい上に咀嚼も早い。丈夫な歯でガシガシとマッハの速さで噛み砕きのみこむ…。
何せ「時間が勝負」な仕事を長年やっていたので、食事はサッと済ませることに慣れてしまっているのです。若い時分なんぞ、上司から「味わってないでのみこめ！」って、実に理不尽なことを言われたことがあるくらいでしたから。
それが、栄養士さんからの指導で、「ひと口を少なく」「ゆっくりと十分に咀嚼」し、さらに「次々と食べ物を口にしなで10秒程度あける」となりました。
ドカ食いの早食いがあたり前の私にとって、これはかなりしんどい。苦行です。でもやらねばなりません。
時間をかける食事をするようになってから、温かい蕎麦とかラーメンが最後まで「美味しい～♪」と感じながら食べられなくなりました。だって最後の方は熱々ではなくなるし、麺はのび気味になっちゃうし…。
テレビを見ながらとか、ちょっと油断をしてしまうと、ひと口が多くなったり、咀嚼回数が足りなかったりすることもありますが、こちらも徐々に慣れ始めてきているところです。以前に比べると、食べ方は上品になっているはずなので、エレガントなヴィンテージを目指すことにいたします。

退院祝にと頂いた可愛い形のフィナンシェ。これもひと口かふた口で食べちゃうところですが、修行中ですから、お上品に4，5口で。ごちそうさまでした。