誰が来てたの？

お線香の香りが好きです。蚊取り線香の香りも好きなので、夏のわが家はこんな感じになります。
レギュラーサイズの蚊取り線香をたくと、狭い部屋の中に煙が充満してしまうのでハーフサイズの「小巻」で。灰を受けるのは、ずいぶん前に貰ったファンシー系の灰皿。これが「小巻」にちょうどピッタリのサイズなんですよね。

お盆の時期に、ちょっと「不思議だな～」と思えることがありました。

食いしん坊の私ですが、唐辛子辛いものと苦みの強いものはかなり苦手です。先日カレーにゴーヤを入れたのは記事にしましたが、あのゴーヤの苦みに慣れるには、まだ時間がかかりそうです。
そんな私であるにもかかわらず、先週、本当に突然、かなり強烈に「キムチが食べたい！」となりました。これまでキムチなんて単独で「食べたい！」と思ったことなどないのに、食べたくて食べたくてたまらなくなったのです。
そしてすぐにキムチを買いに行き、パクパクと食べていました。しかも「美味しい！」と喜んで食べてまして、土日だけで500gのキムチを完食。こんなの、考えられないことです。
さらに不思議なことに、猛烈にキムチが食べたかったのはこのときだけ。今は「辛いものはやっぱり苦手」な私に戻っていて、何故あれだけキムチを食べたのか、自分のことながら信じられないのです。

この話を仕事先でしたところ、「実家がお寺」のTさんがこんなことを言いました。
「お盆で帰ってきていた霊の中に、ものすごくキムチを食べたいと思っていた人がいて、とみさんを頼ったんだよ」
お寺の関係者が言うと、信憑性があるような…。
「とみさんなら、めいっぱい食べてくれそうじゃない。だから頼られたんだよ。その霊もきっとお腹一杯で満足して戻っていったはずだから、良いことしたね」
…そうなの？　
もしそうなら、誰なのかは存じませんが、また何か食べたいものがあったら、私で良ければお手伝いしましょう。お線香じゃないけど、蚊取り線香の香りがうちの目印ですからね。