鯖味噌チャンチャン

料理を始めると「いったい何人で食べるつもり？」くらいの量を作ってしまいがちでして、結果、食事をするたびに同じものを食べなければならなくなります。しかしひとり分を作るのは美味しくできなかったりするし、経済的でもないから、どう頑張っても2人前にはなっちゃうんですよね。
先日も鯖が安かったので青魚好きとしては見逃せず、まずは1/4を塩焼きにして食べ、残りは煮て冷蔵庫で保存できるようにと、生姜をたくさん入れて味噌煮にしました。
基本、鯖の味噌煮は大好きなんです。でも2回続けて食べると少々飽きてしまいまして、3回目はどうしたものかと。どうにかしなきゃと足りない頭で考えた末、またしても「なんちゃってメニュー」を思いつきました。

「魚・味噌」と言えば、実はまだ食べたことがない憧れのメニュー「鮭のチャンチャン焼き」があります。そろそろ秋鮭が出回る季節に突入ですから、北海道ではあちこちでチャンチャン・チャンチャンするんでしょうね～。
そのチャンチャン焼きを、鯖でやっちゃったらどうだろうと。しかもすでに味噌で味をつけた状態であるのだから、生から調理するよりは簡単にできるはず。まんまと1人前分の鯖しか残っていないから、小さい方のフライパンで作れるんじゃね？　と、結論が出ました。

仕事帰りにスーパーへ立ち寄り、炒めもの用にすでにカットされている野菜を1袋購入。それをフライパンで炒め、全体に油が回ったくらいのタイミングで鯖の味噌煮を野菜の上に乗せ、お酒をふって蓋をして蒸し焼きに。野菜がシナシナっとしたところで火を止めました。
さて味の方ですが、これが、何と、「なんちゃって」のくせにウマいこと・ウマいこと！　少々飽きていた鯖味噌が、美味しく変身しました。野菜もたくさん食べられるので、一石何鳥くらいになったでしょうか。
今後は鯖の味噌煮を作りすぎたとしても、このメニューで美味しく食べきることができます。そしてさらに私の「なんちゃって道」の追求は続くのでした。