今日、避難所のおばあちゃんのところに薬局の薬を届けたとき、
ちょっと立ち話をしました
そのおばあちゃんは、3週間前に浪江町から家族で避難してきました。
ばあちゃんはにくにく子に言いました。
「会津の人たちには、本当にお世話になりました。
3週間、おいしいご飯を出していただき、
こうして、布団を用意していただき、
ボランティアのお母さんたちの笑顔に元気をもらいました。
幸せな3週間、一生忘れられない3週間です。」
にくにく子、泣きそうになりました
そのおばあちゃん一家、まもなく今いる避難所を退去するそうです。
今日は、東山温泉のお風呂にゆっくりと浸かることができて、
「これまでいろんなところを旅行したけれど、
今までで、一番気持ちいい温泉だった」と、
最高の笑顔で話してくれました。
「自分たちは、原発事故で避難しているけど、
まだ、帰る家がある。
親戚や友達には、津波で家をまるっと流された人もいる。
嫁に行った姪っ子は、まだ見つかっていない。
早くよくなってほしい。早く家に帰りたい。」と言っていました。
おばあちゃんは、繰り返し繰り返し、
「この避難所にお世話になれて、本当によかった。
毎日毎日、元気をもらえました。
本当に幸せだ~」と言っていました。
おばあちゃん、元気をもらったのはにくにく子のほうだよ。
毎日、挨拶をすると避難所の人たちはみんな、
にくにく子より大きな声で挨拶を返してくれました。
みんな、まっすぐ前を見つめています。
おばあちゃんも、今日、後ろ向きなことは何一つ言いませんでした。
謙虚に、でも力強くまっすぐに前を見て進んでいます。
小さな出会いですが、にくにく子のココロに、負けない強さをいただきました。
おばあちゃんも、絶対に負けないでねっ
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