好天に恵まれた11月29日
日本財団パラリンピックサポートセンター主催)が初開催されました。
会場となったのは駒沢オリンピック公園。
パラ駅伝は、さまざまな障がい者と健常者のランナーが
心を一つにタスキを繋いでいく駅伝です。
視覚障がい者 → 健常者男子 → 車いす走者女子 → 健常者女子
→ 肢体不自由者 → 知的障がい者 → 聴覚障がい者 → 車いす走者男子
と襷をつないでゆき、1周約2.5km・約20kmのゴールを目指しました。
関東広域から19チーム、171名の走者が集いました。
東京在宅サービスはこのパラ駅伝のサポーターとして、
医師・看護師・マッサージ師・AEDスタッフでつくる
メディカルチームを担当させて頂きました。
チーム編成にあたり、普段大変お世話になっている、
病院や訪問看護ステーションにボランティア協力をお願いし、
以下の3病院2訪問看護ステーションが快諾して下さいました。
・フジモト新宿クリニック
ご助力本当に有難うございました。
上記病院・訪看から、医師4名、看護師9名。
東京在宅サービスから、マッサージ師11名、AEDスタッフ15名。その他1名
合計40名のメディカルチームでした。
■十時半、
陸上競技場Bゲート前にメディカルチーム集合。
学生ボランティアとともにIDカードを受け取り
準備を開始しました。
バックヤードには、
選手たちが控え室や廊下で打ち合わせをしたり、ストレッチをしたり、
初めてとなる号砲を待ちわびる高揚感が充満していました。
また、主役を支える多くのサポートスタッフが行き来し、
様々な備品が運び込まれる忙しなさの中、
VIPのSPがものものしく現場の安全を確認する姿も同居する
大会前の独特の雰囲気と熱気がそこにありました
■十二時半、
開会式。
宝塚星組による国歌斉唱、舛添都知事ら関係者の方々の挨拶、
そして、選手宣誓。
スタンドには、約1万4千人が来場・観戦に詰めかけていました。
■午後一時、
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 森会長の号砲とともに、駅伝スタート。
陸上競技場には、SMAPの5人も応援に駆けつけ、
車椅子バスケットボールなどの体験を通して
パラスポーツの普及を呼びかけたり、
走り終わった選手のインタビューをしていました。
選手たちは陸上競技場トラックを出ると、
園内のジョギングコースに特設された外周コースへ。
コース沿道では、ランナーの安全を見守る学生ボランティア・
警備・AEDスタッフに混ざるように普段使いのジョガーや
家族連れの多くが足を止め、思い思いに、力走する選手たちへ
拍手や声援を贈っていました。
最終ランナーが走りすぎた後、
ゴールを目指すランナーを後押しするかのように、
学生ボランティアが声援を贈りながら併走。
みるみる人数を膨らませていく感動的な場面もありました。
■午後三時過ぎ、ゴール。
表彰式が始まる前、陸上競技場のトラックには、
参加した選手だけではなく、ボランティアスタッフも含め
総勢約600名が並びました。
表彰式では、順位や財団会長賞、区間賞などの表彰が行われ、
選手・観客・ボランティアという、本大会に関わるすべての人が
同じように喜びを分かち合い、表彰を受けていたような感慨がありました。
そして、フィナーレはSMAPが
「がんばりましょう」「JOY‼」「世界に一つだけの花」
の三曲をメドレーで歌ってくれました。
パラ駅伝は、八代英太元参議院議員の発案で、
日本財団パラリンピックサポートセンターが主体となって
関係各省庁や自治体、各団体や企業が実現に向けて具体的に動き、
この度、第一回目を迎えた大会です。
障がいのある方と健常者がともに1つのチームとなって
ゴールに向かいタスキをつないで駆け抜ける。
そのような駅伝は世界に類を見ないものですし、
二〇二〇年の東京オリンピックパラリンピックに向け、
更なる盛り上がりの為に、毎年開催が計画されています。
今回、障がい者スポーツの発展に微力ながらでも
寄与できたことを大変嬉しく思っています。
私たちは今後も社会貢献の一環として、
様々なボランティア活動を継続してまいります。
パラ駅伝メディカルチーム
東京在宅サービス スタッフ一同