東京 Si Lai 開飯 La! 別名: Dadidadi & No. 002

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山水釀豆腐 海老真丈と豆腐の蒸し物 @ Home (日本語版)

2009-10-17 23:20:15 | 家庭料理 - 家庭小菜 - 一品料理
金木犀の香りが、秋風に漂って・・・・
金木犀と言ったら・・・・



以前、香港に我が家は「沙田小瀝源村」という場所で、
別荘があって、
その別荘の裏庭に数本の「白い金木犀」が
植えてありました。

風と共に、花の甘い香りが漂ってきて、
緑の葉っぱの間に、小さな薄い黄色い花が点在しました。

私はよくわざわざ「白い金木犀」の木に寄って、
近距離でその香りを体の奥まで吸い込みました。

日本の金木犀と違って、
「白い金木犀」の花の香りは
そんなに強烈ではなくて、
もうちょっと神秘的な香りです。

子供の時、毎週の週末の
恒例は、その「沙田」にあった
別荘で過すことでした。
それは父が決まったことでした。

だけども、私たち(子供)は
誰も行きたがらなかったです。

なぜかと言うと、昔の「沙田」は
田舎なので、
別荘までの道はかなり汚くて、
虫も多くて、
野良犬も多くて、
行きたくなかったですね。

それを知って、父は別荘に着いたら、
「瑞華酒家」というレストランに
食べに行くから って
よく餌を投げてくれました。

「瑞華酒家」を聞いたら、
私たちは猛スピードで荷物を支度して、
出発の用意をしました。

「瑞華酒家」は当時「沙田」に
有名なレストランでした。

「瑞華酒家」の名物は:

. 紅燒乳鴿 (鳩の姿揚げ)
. 山水釀豆腐 (海老真丈と豆腐の蒸し物)
等など‥



「山水豆腐」という豆腐は
「沙田」の名物でした。要するに
山の水を使って、作った豆腐です。

「釀」は詰める意味です。
だから、「 山水釀豆腐 」というのは
海老のすり身を「山水豆腐」に
詰めることです。

「沙田」の昔の名前は「瀝源」でした。
「瀝源」の意味は澄んだ水の源です。
昔、「沙田」の川水は
清らかな水で、村民たちは、
その澄んだ冷たい水を
豆腐を作りました。

別荘にあった「小瀝源村」の
入り口にも豆腐工場がありました。

私も、子供の時、
父は私と姉を連れて、
別荘の近くの川に
鯰を捕りに行ったことがありました。

その「山水」を使って、
豆腐を作るのは一番理想です。
「山水」は冷たいので、
作ったの豆腐はより柔らかくて、
豆腐の旨みもより引き出せます。

残念ですが、今も「山水」がなくて、
「沙田」も相当開発して、
ビルだらけになってしまいました。

今日は「おかんの豆腐」を使って、
当時「瑞華酒家」で食べたの
「山水釀豆腐」を再現しました。



豆腐の柔らかさと旨みは当時の
「山水豆腐」は あまり変わらないですので、
自分は満悦でした!


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2 コメント

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美味しそうね~♪ (CoCco)
2009-10-22 00:56:52
コメント遅くなってごめんね~☆
そうか、あの「おかんの豆腐」はこんな風に変身したのね!それにしても美味しそうだ...
私はこの家に住みたいよ(笑)。
白い金木犀、こちらにもあるみたいね。前に娘が見たと言ってたよ。




ありがとう (Tokyo Silai)
2009-10-22 01:23:34
そうそう、あの日の「おかんの豆腐」はこのように変身しましたよ。 実は白い金木犀は私の玄関の右側にありますよ。。。 見にきてね!