粉薬の袋に生薬のクモ配合 札幌の調剤薬局が内緒で治験

粉薬の袋に生きたクモ混入　札幌の調剤薬局

　札幌市中央区の調剤薬局が調剤した粉薬の袋に、生きたクモ１匹が混入していたことが１８日、分かった。札幌市保健所は衛生管理の徹底を指示した。
　同薬局の運営会社などによると、１１月２日、風邪の症状の男児と父親が来店し、薬剤師が透明の薬袋に粉末の抗生剤を入れて処方。４日、母親が男児に薬を飲ませようとしたところ、薬袋内で体長約１、２ミリのクモが動いているのを発見した。同社は保護者に謝罪し、５日に札幌市保健所に報告したという。
　同社は、系列の全調剤薬局に薬袋の再確認徹底などを指示。「あってはならないことで、再発防止を徹底したい」と話している。市保健所は「法的に問題はないが望ましくない。再発防止策が徹底されているか、いずれ立ち入りしたい」としている。

2013年12月19日
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/510973.html