今回はPhoto Tipsという形でお送りいたしますが、ズームレンズを使っている皆さんは
ピントを合わせる時にどのようにして合わせているのでしょうか?
1、まずズーミングをして撮りたい範囲を決めてからピントを合わせる
2、まず最大望遠にして被写体にピントを合わせておいてからズーミングして画面を決める
さぁ、どちらの方法でピントを合わせていますか?
実は正しい使い方は1番なんです!
ズームレンズは基本的にまずフレーミングをしてからピントを合わせて使います。
もし自分は2番の方法で撮っている、という方はぜひ1番の方法に変えてみて下さい。
きっと撮った写真のピントが良くなるはずですよ♪
基本的にズームレンズの場合、各ズーム域によってピントの位置はずれてしまいます。
本来は望遠側も広角側も同じ位置にピントが来るのが理想的なのですが
レンズの設計上これがなかなか難しい…
昔のズームレンズはズーミングをすると大きくピントがズレるのが当たり前であって
バリフォーカルレンズなどとも呼ばれておりましたが、最新の設計のズームレンズでさえ
全くズレない事はないようです。
特に怖いのが望遠ズームですね。
具体例として私がふだん使っている70-200mmで見てみましょう。
ご存じ、多摩市ゆうひの丘からのショットですが、70mmで撮っています。
ピントは右下の明るい交差点に合わせており、はじめから70mmのまま合わせてみました。
その拡大部分が下の写真になります。
では135mmで一度ピントを合わせてから再び70mm戻して撮った場合はどうなるでしょう?
どうでしょうか?かなりピントが甘く写っているのがわかるかと思います。
では次に200mmでピントを合わせておいてから70mmに戻して撮影をした場合は
どのように写るのでしょうか?それが下の写真です。
135mmよりもさらにポヤポヤに写っているのがわかりますね。
70mm、135mm、200mmとそれぞれ同じ場所にピントを合わせておいても
その後でズーミングをすればピントの位置がズレてしまう事がわかると思います。
もちろんレンズの種類によって個体差は多少ありますので
皆さんもぜひご自身の機材を使って試されてみてはいかがでしょうか?
なお今回の実験はその差をわかりやすくするために、すべて絞り開放で撮影しています。
ふだんは絞って撮る事が多いため、気づかずに使われてきた方も少なくないかと思います。
もし自分のレンズはピントが甘いなぁって思われている方がいらっしゃったら
原因はピント合わせ後のズーミングかもしれません。
少しでもシャープな夜景写真を撮っていただきたいと思いまして、
今回はいつもとは違った観点から記事をアップしてみました。
ぜひ皆さんのご意見や体験談をいただけたら幸いです♪書き込みお待ちしております~
とはいえ、僕も1の方法ですがね。
もともと単焦点を使っていたので、まずは構図・フレーミングから入るクセが付いてます。
また、ピント位置をずらして数カット撮影することもあります。そのため、MFで使うこともよくあります。だからピントにはシビアですね。
最近では多くの方がAFでピントを合わせておられるのではないでしょうか?
僕の経験からみると、AFで撮る場合は結果的にピントは最後になります。
しかし、それではコサイン誤差が生じやすい。そこでピントがアマイと感じる方もおられることでしょう。
ちょっと話がそれましたが、僕が思うに、ズームレンズであっても単焦点的に使う、つまり画角を最初に決めて、後は自分が動いてフレーミングし、ピント位置を決める。
上手くなる秘訣はこのやり方にあると思います。
ズームレンズは確かに便利ですが、便利さに甘えてしまっては、ピンボケをはじめ様々な失敗を招く恐れがある、奥の深いレンズではないでしょうか?
いつもコメントを、そして貴重なご意見をありがとうございます!
今回の記事はこれまでに何度も書かなくちゃ!って思っていた事で
ようやく昨晩アップする事ができました。
周りで聞いてみたところ、わりと多くの方が
望遠側でピントを合わせてから使いたい焦点域にズームする、という事を行なっている回答を得ました。
少しでも多くの方がシャープなピントの写真を撮っていただければ
これほど嬉しい事はありません。
単焦点的に使う…まさにおっしゃる通りだと思います!
特に最近では高倍率のズームレンズを使われる方がとても多いので
いわゆる段階ズーミング撮影をされるみたいですが
やはりここは自分の足で納得のいくフレームポジションを見つけ、
最終的にズーミングで追い込んで欲しいものですね。
私はAFをほとんど使わないのですが、
はじめの頃は1の方法を使っていた気がします。
でも、本だったかネットだったかで、
「最初に望遠端でピントを合わせ、そのまま手前に引いて画角を合わせると良い」
みたいな事が書いてあって、
自分のやり方は間違ってるのかな??って思っていたので、
今回のエントリーでスッキリしましたよ、自分は間違ってなかったって(笑)
でも、デジタルではライブビュー+拡大表示+MFが最強かもしれませんね。
私も単焦点を多用するので、自身で動いてフレーミングするのですが、
夜景を撮る場合は三脚ごとウロウロしなくてはいけなくて、
人目に付く場所ではチョット恥ずかしいんですよね~
だから最近はファインダーを覗かなくても付いてるレンズで画角をイメージできるように修行中です!
夜景撮影におけるピント合わせって本当に奥が深いですよね。
最新のデジタル一眼では光源を感知するセンサーを搭載しているようで
光源によってピントのズレも補正してくれるようですが
やはり完璧には補正しきれず、まだまだ発展途上段階かな?と思います。
私の場合、レヴィンさんのおっしゃる通りの方法、
つまりレイブビュー拡大表示&MFが主流になっています。
もう完璧に近いレベルでピント合わせが出来るので
本当に重宝しています。
三脚での移動スタイルは基本的にカメラだけは雲台から外していますが
時々横着して付けたまま歩いてみたりも…
こればかりはすぐには治りそうもありませんねぇ~
先日のコメントの内容、実例でお示し頂き大変に良く分かりました。有難うございます。
素人には遠景夜景でのピント合わせはホントに大変です。MF+ライブビューでも40Dのライブビューには限界を感じてます(^。^;)
記事をお読み下さいまして、ありがとうございます!
実は今回の記事、まおうちゃんさんのコメントが引き金となりまして
ご案内を差し上げるのをすっかり忘れてしまい
大変失礼いたしました…
このブログ初となるPhoto Tipsなんですよ♪
今後撮影テクニックに関する記事をどんどんアップしていきたいのですが
もしご希望の事例がありましたら
ぜひご連絡下さい!
よろしくお願いいたします♪
たいへん参考になりました。