- - - - - - 微睡む・まどろむ - - - - - -
どうも
久しぶりすぎて緊張MAX研究員です。
普段はそんな人見知りなわけでもないんだけどね、何故毎回こんなに緊張するのか。
それだけまだ自分の中では異世界に飛び込む感覚なのかな?ギャラリーに入る瞬間とか毎回異様に緊張するしね。。。
”何故緊張するのか“これに関しては長い文書ける気がする(笑)
あの頃自分がどんなだったか忘れたよ~~なんて、むしろ言えないです
ちょっと間が空くだけでいつでも初心に戻れちゃう(笑)
いいのか悪いのか...
いやでもね、これでもきっと成長していると思うの。
一番最初の頃なんか、いきなりレセプションパーティだったから余計だけど、
作家さんにまともに喋り掛けることすら出来なかったし
ポートレートもこっそり後ろから撮影・・・
って、それ盗撮じゃないのかい|д゜)!!!
そもそも、最寄り駅に着くまでもが大変だったわけで;
・・・そんな研究員でも、2008年からだから...7年?
そんなに経ってたんですね、この活動を始めてから('Д')
縁とは不思議なものだな~~
と、しみじみ
さて、今回で26回目の研究員活動☆
真夏の大阪はひたすら暑かった。。。
橘画廊
〒550-0005 大阪市西区西本町1-3-4 大阪陶磁器会館B1F
初めて行くギャラリーだと尚更ドッキドキですわ。
星に満月に新月かぁ...これは聞かないとな、うん。
とか思ってたけど緊張してぶっ飛んでました、中に入る頃には(._.;)
そういや、地下に降りていくギャラリーは今まで初めてかも。
上るんじゃなくて降りていくのって独特な感じですよね。言葉で説明しにくいけどさ。
勝又公仁彦 「Hotel's Window」
光さす部屋
作家の勝又さんは2005年から世界各地のホテルの窓を撮り続けています。
きっかけは2005年、イタリアで泊まったホテルの部屋の地図に部屋番号と“camera”と記載されていたことから。
以前に勝又さんの先生である畠山直哉さんから聞かされていた話を思い出して、とのこと。
そのcameraは=カメラ(写真機)ではなく、イタリア語で”部屋“という意味でした。
カメラという名の部屋の中にカメラを置いて、中と外を同時に見るとどうなるのか・・・
そこからこの「Hotel's Window」はスタートするのです...。
なんかね、私の頭だと一瞬こんがらがったよね(笑)
部屋まるごとカメラと見立てると、ホテルの窓はちょうど外と内を繋ぐカメラのファインダー&レンズ部分になるということか
で、その大きなカメラ(部屋)の中にカメラ(写真機)を入れて撮影する・・・ということは
二重のカメラで二重の外を見る(撮影する)ことになるのね・・・?
内の内から外の外へ
地下空間に広がるたくさんのホテルの窓、そこから知らない土地の様々な景色と繋がっていく・・・
室内(地下)→カメラ→室内(ホテル)→窓→外の景色
写真機としてのカメラの前身は「カメラ・オブスキュラ」と呼び、それはラテン語で「暗い部屋」を意味する。
作品の画像は勝又さんにわざわざ送って頂きました。ありがとうございます。
この画像がその「camera」の窓
カメラを三脚にセットして長時間露光で撮影されています。
なにせ場所はホテルなので、そのまま寝てしまい、露光しすぎてしてしまう事も中にはあるそうで(笑)
時によっては部屋を二つ、三つ借りて撮影することもあるそうな。
ホテルの窓から見える景色って、そういや一つ一つ違いますからね~
それに景色の良いとこはやっぱり値段の方も他より張るんだとか。笑
知人が泊まったホテルに訪れて撮影!なんてこともあったそうです。
↓
これは・・・ほんとに絵みたいですよね( ゜Д゜)!!
雷の光の筋がこんなに綺麗に写っているなんて。
この写真を見ていると何かを思い出す、結びつくんですけど・・・
それが何なのかまでは思い出せなくて勝手に一人で悶々しています。笑
勝又さんは窓単体だけでなく、極力その周りの様子(部屋の中)も写るように撮っているそうです。
それをこうしてプリントするとなるとやはり難しいそうで・・・
本当はもう少し明るく写っている部分も黒く見えにくくなってしまったり等、色々あるそうです。
その他の写真
最後に載せたこの写真、他とは違う何だか独特な雰囲気が漂っていました。
聞くと、モンゴルのホテルだそうです。
あ~~どうりで雰囲気違うはずだ!と。カーテンの素材とか色とかもね、その辺のホテルにない感じですもんね。
今後は南米やアフリカでも撮影したいとのことでした。
・・・何だかね、眠くなってくるんですよね。
写真をじーーっと、リラックスした状態で眺めていると眠たくなる( ̄  ̄)。・゜
なんでだろう?撮影場所がホテルだから?
写真を見ることで、部屋で一休みする感覚を体感しているのか??
外界から隔離された薄暗い部屋の中、気付けば私は眠りについていた
どれほど経ったのかは分からない。
ふと目が覚めた時にはすっかり部屋の中が暗くなっていたが
窓の外からさす光が部屋全体をぼんやりと照らしていた
とても静かだった。
私の呼吸する音だけが体の中で響いていた
細い目でその視界をしばらく眺めた後
私は再び目を閉じることにした。
みたいなね?情景が浮かぶんだよな~笑
あと思うんだけどね、人自体もカメラみたいなもんじゃないかなって。
うまい具合にレンズもついてるし(笑)
更に高性能だから耳とか口とか手足とかあらゆるものを使って外と内を繋いで体感出来る様になってるの。
・・・すごいよなぁ、改めて考えるとさ
目で瞬きをする=カメラのシャッター代わり
で、写真撮れないかなー?そしたらカメラじゃ限界のある、より一瞬一瞬の写真が撮れるし!
とかなんとか日頃考える時があるのですが、それも将来的には可能になる・・いやむしろ既存しているのかもしれません。
そうなったら皆さんはカメラを手放しますか?
例えそうなったとしても“暗い部屋”が必要な時があるんですよね、きっと。
以上、
じんわりと光さす、内なる世界を体感出来る「Hotel's Window」でした。。。