いよいよ寒くなってきましたね
そしてあっという間の12月!!もう一年が過ぎようとしています。
毎年同じこと言ってるけど「早くない…??」
この間田舎のおばあちゃんちに行ってきたのですが、庭の渋柿が大量に生ってました。
大きくて立派。家の普通の柿より見た目も綺麗。
一部は干し柿にして縁側で干してたけど、大木で高くなりすぎてほとんど採れないまま。
高枝切りバサミもさすがに上までは届かないし、渋いので鳥も食べに来ず(笑)
いやぁ~勿体ないねぇ~(´Д`)
我が家分に何個か採ってきたけど、干し柿作る工程ってなかなか手間掛かる上たくさんも食べないからね。
🚃35回目の研究員活動🚃
何回か研究員活動でお世話になっているgallery 176 さんへ
最初に訪問したのが10年程前のこと。最近では2年前にも一回。
成長してるのかしてないのかよく分からないこの研究員でも
地図を見ずにササっと辿り着ける(駅近だからだけど。笑)貴重なギャラリーの一つでございます。
ところで今更すぎるけど、この「176(イナロクって皆は呼んでるよ)」ってどこから来てるんだ?
って何気に気になってたんですけど、国道176号に由来していることが判明しました。
gallery 176
〒561-0851 大阪府豊中市服部元町1-6-1
テレビの番組でも見た事がある、中華圏の家の入口に貼ってある春聯(しゅんれん)がギャラリーの入り口に!
いいね…入口から漂うこの異空間っぷり(´▽`)
漢字だから日本人でも何となく書いてる内容分かりますね。
ちなみにビニールは扉のないギャラリーの防寒用だそうです。
これも演出の一部かも?なんて考え過ぎてた研究員でした(笑)
今回は「台湾報告会(仮)」という、いつもとはちょっと違う三日間だけの展示。
そのうちの一日、夕方から行われる座談会に私も急遽参加させて頂きました。
前にも書いた通り、現在176はギャラリーのオーナーでもある友長さんを筆頭に数名で運営しています。
この日集まったメンバーは友長さん、西川さん、早川さん、外部作家の鈴木さん(今後メンバー入りの予定)、オノさん。
皆さんの写真は…今回撮っていません( ;∀;)
友長さんが昔中国に留学されていて、中国語を話せることは知っていましたが…
176は2017年から今年にかけて三年連続で台湾最大のフォトフェスティバル「TAIWAN PHOTO 」に参加しているそうです。
搬入作業の映像
会場内はこのようなブースごとに分かれていて、台湾国内だけでなく176メンバーのように海外から参加してる作家さんもいます。
上が TAIWAN PHOTOの冊子、下が176の活動をまとめた冊子
今年はアジア在住の作家達とも積極的に交流をしていて、
そのうちの一つが台北にある1839當代藝廊というギャラリー。
1839はタゲレオタイプの写真技法が発表された年からきてるそうです。
地下がギャラリーになっていて昔は防空壕として、その後は美容室として使われていたんだとか。
立地もよく、広くて設備も整っている立派なギャラリーだそうです。
右端が176の友長さん、真ん中がギャラリーオーナーの邱(きゅう)さんと奥さん、
左端が今年176と1839當代藝廊の二回目の交流展に参加された作家の許さんです。
許さんの作品は今回初めて拝見したのですが、
この小柄な女性が!?というような一度見たら忘れられない印象に残る作品を作られているので、ぜひ皆さんもご覧下さい。
1839當代藝廊との交流展は現在も続いていて、
12月末までメンバーの一人、松原さんの写真展「Local publi bath “ Sento” 」を向こうで開催しています。
他にも…
同じくメンバーの一人、西川さんが以前から個人的に好きだったというElehant Gymという台湾・高雄出身のバンド
そのバンドの写真を撮っているドリスさんという台湾人女性とたまたま向こうで西川さんが知り合いになったそうで。
そこから話が進み、なんと来年の1月に176で展覧会「凝視Gazing-You lead me to see the light」をすることに!
Elephant Gymの初となる日本ワンマンツアーに合わせて開催されるので、ダブルで楽しむことが出来ますよ。
しかしまぁ世の中ってこういう偶然が生んだ出会いってあるもんだね~。
あとギャラリーの壁に貼っていたDMにも載っていましたが、
来年の春頃に台南の崑山科技大学の創媒藝廊でも176メンバーの写真展が行われる予定になっています。
更に、まだどうなるかは分かりませんが…
TAIWAN PHOTOに参加していた際、同じく参加していたドイツ人の作家さんとも仲良くなったそうで、
今後ドイツのギャラリーとも交流があるかもしれないとのことでした。
いやぁ~~。これからどうなるんだ、ギャラリー176!!
活気づいていますね。
一人じゃ出来なかったこともメンバーの数だけ出来る事が多くなるし、
その分人脈も増えていくから写真の輪が日本の枠を超えてどんどん広がっていきますね。
それに言葉の重要性と行動力、フットワークの軽さが大事だと改めて感じました。
これは私も常日頃感じているけどなかなか実行出来ない…。
今はネットもあるし、内に籠ってても出来る事はたくさんあります
だけどもやっぱり体験とか発見とか、そこで起こる偶然の出会いとか
そういうある意味マジックみたいなことって自分の足を運んでこそ得られるものなんですよね。
ギャラリーでは現地でそれぞれが撮影した作品の展示も。
早川知芳 -「台湾疾風録」
撮影地:台北、基隆、台南
入口階段上ってすぐ壁一面に大きな写真がずらっと並んでいるのは早川さんの作品
日常的な風景だったり(台湾にゃんこも)、中には政治や社会的なものまでありました。
「彩虹地景」と呼ばれる台北・西門町にある横断歩道。
レインボーカラーでなんとなく自分も分かったけど、LGBTを象徴する横断歩道として有名みたいです。
その下にある小さなバッジみたいなものは…
台湾総統府のものだそうで
総統府の中は無料で見学が出来て、このようなお土産グッズも充実しているとか。
友長勇介 -「無題」
撮影地:台北
他の方達に比べてとても小さい上にタイトルも「無題」で飾りっ気がないけど
その小さな世界に作家性を濃縮したような作品だと感じました。
これはどんな場面だったんだろう。一面に紙吹雪。
鈴木郁子 -「台湾吉日」
撮影地:台北
ノスタルジーといったらいいのか…
台湾の日常の一部を切り取っているけど、じっと眺めているとまるで白昼夢を見ているような気持ちになります。
西川義康 -「in the garden」(左)TAIWAN PHOTO展示作品の一部
-「高雄/Kaohsiung」(右) 撮影地:高雄
西川さんの作品はご本人が庭師ということもあってか、台湾の人達の生活に緑が馴染んでる風景が多いように思いました。
この中にさりげなく、中華圏でよく見られる!?腹だしおじさんも緑と調和していましたよ。
今の日本じゃなかなか見られないからね…。中国のイメージが強いけど、これ見るとアジアだな~ってなるわ。
調べてみたらあの恰好「北京ビキニ」と呼ばれてるとか(笑)
ちょっとでも涼しくなるためにお腹を出してるんだろうけど…何だか流行みたいになってるし、今じゃ規制する所も。
緑と流行で思い出したけど、そういや前に流行ってた「豆芽花」っていう頭に草の芽や花の飾りつけるの
あれどうなったんだろう?誰か知りませんか(笑)
みんな謎のゆるキャラみたいで最高だったんだけどな~~。知らない人でも仲良くなれそうな…
「その新芽いいですね~」なんて。
オノ ナホヨ -「台湾 2019」
撮影場所:台北、台中
あ、なんか可愛い、いいかも!っていう女性らしい感性で捉えた台湾の生活の一コマだなって。
個人的にはフォトブックにして眺めていたいです。
オノさんの作品は額縁に入れてたけど、他の方達のような即席感ある展示の仕方も逆に新鮮でした。
作品の展示方法や並べ方意外に、同じ「台湾」の写真を撮っていてもそれぞれ違う所に着目していて
皆さんの個性を一気に観れた所も面白かったです。
台湾行きたいな~✿
まだ行った事ないし、友人が注意が必要!と言ってた八角の臭いと味がどれだけ強烈なのかも興味あるし
早川さんが好きだという臭豆腐も一度はチャレンジしてみないとね(笑)
最後にもひとつちょこっと紹介
ギャラリーで初めてお会いしたオノさん(作家名)、結婚されて今は「村上さん」なんですが
その村上さんは現在京都の南丹市にある旧吉富小学校でワタリドリ写真部という活動をされています。
写真やデザインに関すること以外に、地域おこしに参加して野菜を作ったり…
最近ではわたりどり宅配便という丹波地域の特産品や季節限定の食材を扱う活動まで。
少しの時間でしたがお話して興味が湧いたのと、
今住んでいる環境に適応した形で自分を生かす活動をされている所が魅力的でした。
南丹市…行ってみたいけど遠いな~~(´Д`)
なんて言ってたらさっき書いてたことが生かされてないですよね(笑)
行くなら美山かやぶきの里も訪れたいな!