トキワ荘通り

豊島区椎名町(現:南長崎)には、日本のマンガ文化を育てた梁山泊「トキワ荘」がありました。

4月13日「地域活性化シンポジウム」

2013-04-16 | 平成25年4周年記念
4周年イベント第1弾「地域活性化シンポジウム」
             トキワ荘通り協働プロジェクト事務局 小出幹雄

今年は、4月13日より3週連続(毎週土曜日)で、記念碑「トキワ荘のヒーローたち」完成4周年イベントを企画。その第1弾は、「地域活性化シンポジウム」と題して、区民ひろば富士見台で行われました。
 NHK「プロフェッショナル・仕事の流儀」にもご出演の地域活性化伝道師と呼ばれる木村俊昭先生をお招きし、高野豊島区長も交えて「トキワ荘通りの方向性」をテーマにしたシンポです。
さて、偶然にも開催日当日の東京新聞の地域情報欄に「漫画とアニメの魅力・トキワ荘から世界に」という大見出しで、高野区長の記事が掲載されました

タイミングが良すぎるので、開演前に駆けつけた区長に「今朝の記事、凄いですね!」とお声掛けすると、「えっ!知りませんでしたよ?」と一番驚かれたのは区長ご本人でした!冒頭の挨拶で自ら記事の紹介をされると、さっそく100枚以上コピーをとり、当日のレジュメといっしょに会場の皆さんにお渡ししました。

木村先生の基調講演もその話題を引き継ぐように始まり、八戸市の「はっち」という地域観光交流施設の事例など、一つ拠点ができたことで街が変わったというモデル事業のお話で、「トキワ荘通りお休み処」にも繋がるような期待感が高まりました。
 
次は素人の私の出番、トキワ荘通りの事例報告です。持ち時間15分ですが、スライド写真を45枚も用意しました。1分で3枚のペース、この時点で失敗です。一つの事例だけで、新聞記事も4~5枚になってしまうので、重ねるようにまとめて写真に撮って1枚に仕上げ、これでも最小限にしたつもりですが、記念碑設置の準備期間から6年間の活動を15分で説明するには、あまりにも準備不足でした。結 局10分以上はオーバーしたようですが、なんとか「行政まかせでここまで来たわけではない」という真意は伝わったのではないでしょうか?

3番手は、区長自ら行政側からの事例報告をしていただきましたが、さすがは、プレゼンの達人。私と重なる部分は大幅に簡略していただき、時間を短縮、帳尻を合わせていただきました。

さてここからは、当プロジェクトの事務局補佐であり、今回の企画を繋いでいただいた河原弘明区議に仕切りをお願いして、木村先生、区長と「ただの時計屋のおやじ」の私がパネラーになって本題のトキワ荘通りの方向性についての討論会の開始です。地元の町会長たちを目の前にして、偉そうに話すのは本当に気が引けましたが、ここは腹を決めました。先日の豊島区主催の「マンガ・アニメカーニバル」のシンポジウムで、区長がただ一人行政の代表として出演したため、街おこしの猛者たちから行政主導の批判を一斉に受けてしまったことにも触れたので、豊島区においても「民間主導でここまで来た」ことを私からも主張し、そのことを会場の皆さんと共有できたのは収穫でした。そして、区長も度々強調していたように「トキワ荘はマンガ文化のかなめ」であり「そこにあるだけでいいもの」、「常にリアルトキワ荘の実現構想は持ち続けていくべき」という点で一致できました。同時に、お休み処はその第1歩で、「なんとしても今年度中の設置を実現する」との命題を区長は明言され、プレッシャーに潰れそうですが、我がプロジェクトには熱い同志が大勢いますし、全国のファンの応援があれば「鬼に金棒」です。そして、前述のマンガカーニバルは、今回の催しを繋いでいただいた河原区議の提案で実現したもので、来年度にはマンガサミットに発展しそうというのですから、ただただ感謝あるのみです。
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