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時の関守

神の踊り ~この世はじまり (18)

さあ、さあ、はじまる、はじまる
神の踊りをしかと見よ

まず、火の神が大気を暖めています
水の神が、その暖まった大気を冷ましている

風の神が風をおこし、切る神が風を切っています
そして、空気がかもしだされ、循環しています

地と天は人間の実(じつ)の親です
その地に、人間のたねが蒔(ま)かれています

ああ…私はまぼろしを見ているのだろうか…

神々がまるで、大地にたねをまくように、人間のたねをまいています。

映像が一転しました。
おだやかな農村の風景が現れました。

人間はみな、神のいるふるさとに帰ってきています。
晴れやかな、おだやかな天気がそこにはあります。

遠くから、音がきこえてきます。何の音なのでしょうか。
ターン、ターン、ドン、
田んぼの修理、耕(たがや)す音なのでしょうか。

だれにも、身分の高(たか)低(ひく)などはありません。
ですから、その意味では、緊張することもありません。
遠慮がないので、たまにはけんかになりますが、そんなに後を引くようなことはありません。

役目によって、多くの富をあずかる人がいて、たまに自分の財産と勘違いすることがあるようです。
現世の心をすこし、引きずっていたようです。

ここでは、人間はみな、ふるさとに帰ってきた子供のように、なんの不安もなかった子供時代のように過ごしています。

本来がみなそうであったように…

なつかしい親がいる、やすらぎの中にいます。
荒野をさまようような、つらく、厳しい旅路を終え、やっとふるさとに帰ってきました。

長い長い人間の物語をいったん、終えることにします。
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