南インド・アーユルヴェーダの旅

インドの大学を卒業して帰国後数年たち、たまに行くインドでの体験記

手続き終了

2011-09-28 16:25:59 | 2011年秋の旅
9月20日(火)

今日も手続きや銀行仕事があり、
午前中はそれで費やされました。
でもこれでやっと手続きが終了し、
見学者として治療を見たり、講義に参加できます。


こういう手続き等はインドではきまって煩雑なのですが、
この大学のシステムはとてもスムーズなのです。

他で1週間かかることが、この大学では1日で終えられる、
そんな気持ちよさがあります。

午後には、私の論文の指導をしてくださるカマト先生と、
論文の方向性について話し合いました。

アーユルヴェーダの臨床研究についてのレビューが私の研究テーマなのですが、
アーユルヴェーダと西洋医学の研究の焦点の違いなど、
従来の臨床研究のプロトコルをそのままあてはめても意味がない、
など、いろいろな課題があります。

まずは、もう少し対象論文を整理して、また出直すことにしました。

カマト先生は、ここの大学病院のアーユルヴェーダ部門の長をしていらっしゃいます。
半年前には、私の通う日本の大学に2週間ほど講義や指導に来てくださいました。

朝早くから夕方の勤務終了時間まできっちりご自身のDutyをこなされ、
惜しみないヘルプをしてくださいます。
そして、普通にしていてるお顔がほほ笑んでいるようで、
それがまたいいのです。


友人Sさんはインド人のクラスメートと
アーユルヴェーダの尿検査に挑戦しています。
準備や資料収集の段階でかなり大変だったようです。
なにか面白い発見があることを祈っています。

到着

2011-09-28 15:37:03 | 2011年秋の旅
2011年9月19日(月)

無事インドのバンガロール空港にたどり着きました。

マニパール大学の最寄り空港はバンガロールから西に数百キロあるので、
国内線に乗り換えて行くことになります。

バンガロール空港では、約8時間の待ち時間があります。

外に出て宿を探すのも面倒なので、
空港で夜を明かすことにします。

少しリクライニングしたチェアがあったので、
そこでひと眠りしようと思ったのですが、
日本からは薄着しか持っていってなかったので、
寒くて眠れませんでした。
空港の外にも出てみましたが、
ここは高原地帯にあるのでひんやりしています。

仕方ないので、あちこちしながら何とか時間をつぶしました。
空港内の無線LANサービスもあり、さすがIT都市バンガロールです。

朝一番の便でマンガロール空港に向かいます。
天候は曇りで、規則正しい配列の薄雲が窓から見えました。

マニパール大学で勉強している友人Sさんが
空港まで迎えに来てくれるらしいので、空港に到着後彼女を待っていました。

空港へはタクシーを利用するのが一般的ですが、
頼もしい彼女はなんとリクシャーで登場しました。

その同じリクシャーに乗って、マニパール行きのバスが出ている町まで行って乗換えです。
途中、大きな獲物を口にくわえてうれしそうに走る犬や、
エンストして坂道発進の腕を見せてくれるリクシャーのドライバーなど、
久しぶりに会えたSさんと楽しいひと時でした。

空港から2時間半ほどで最終目的地のマニパール大学に到着です。

まずは、これから40日間滞在する部屋に落ち着くための手続きです。
日本から女子寮を予約していましたが、実際に案内してもらうと、
閉塞感のある建物でカビ臭かったので、
今までいつも滞在していたアパートタイプのゲストハウスをリクエストしました。
でも、今回はゲストハウスはだめ、と言われ、
初日からあまり駄々をこねるのもよくないかなと思い、
別の女子寮に案内してもらい、そこに決めました。

その寮もカビ臭かったのですが、こじんまりしていて、
部屋の色も明るく、デスクやベッド、クローゼットなど必要なものは
一通りそろっています。

備え付けのもの以外は何もない部屋なので、
日本の私の部屋のように散らからないように、
出来るだけ物を買い込まないようにシンプルに過ごしていきたいです。


振込のために銀行に行ったり、書類を提出したりで、
この日はバタバタして終わりました。


出発

2011-09-27 16:15:54 | 2011年秋の旅
2011年9月18日

いよいよ出発です。

今回はタイ航空で行くことにしました。

インドはバンガロール空港のInですが、
途中、バンコクの空港で乗継があり、待ち時間が6時間以上あります。

友人から、タイマッサージを受けられる所があると聞いたので、
それを楽しみにしていました。

バンコクの空港はずいぶん前に来たことがありますが、
それからかなり大きくなっています。

空港でタイマッサージを受けたという友人が、
まだ次の便まで時間があるというので、
楽しく食事していたら、いつの間にか搭乗時間になっているのを気付かず、
アナウンスで呼び出され、搭乗口まで必死に走ったら、
喉がひっついて吐きそうになったと言っていましたが、
この広さでこの距離を荷物を持って走っていたらそうなるのも納得です。

マッサージのメニューは、

フット
ショルダー&ネック
タイ
アロマ

などいくつかの中から選べます。
時間も45分~120分で選べます。

せっかくタイに来たからには、タイマッサージを受けない手はないということで、
タイマッサージ・90分を受けることにしました。

小部屋に案内され、寝巻のような服に着替え、90分のマッサージを受けます。

仰向けの状態で脚からスタートです。
大腿部がこそばゆくて仕方なかったですが、せっかくしてもらっているので耐えました。
脚はかなり丁寧にしてくれましたが、
上半身が少し物足りない気がしました。

でも日ごろ人から揉んでもらう機会はないので、
このマッサージを受けることができてよかったです。

帰りのトランジットでも立ち寄ろうと思います。

ちなみに、バンコク空港の名前は、「スヴァルナブーミ」だそうで、
これはサンスクリット語で「黄金の地」という意味です。

また空港内には、アーユルヴェーダの歴史でも登場する「乳海撹拌」の立派な像があります。

インドとタイのつながりを感じます。

残りの待ち時間をどうにかつぶして、次の便でバンガロールに向かいます。

久しぶりの投稿

2011-09-27 15:44:46 | 2011年秋の旅
最後に投稿してから、かなり久しぶりにブログを再開しようとしています。

あれから私の状況も変わり、現在再び学生として勉強しています。

日本の医学系大学院の修士課程に在籍していますが、
研究テーマをアーユルヴェーダ関連で認めてくださった先生方に感謝しています。

今回のインドの旅は来年1月に提出する修士論文をまとめるための短期留学になります。
また、今後の研究テーマの模索でもあります。

ここ数年は、南インド・カルナータカ州にあるマニパール大学の医学部アーユルヴェーダ科でお世話になっています。

オブザーバー(見学者)として、大学からの許可を受け、アーユルヴェーダの治療やドキュメントを拝見したり、講義に参加できます。

日本ではなかなか体験できない貴重な勉強の機会です。

そして、友人であるSさんが、8月末に6か月のパンチャカルマ・ドクターコースを終え、何やら興味深い研究をするために同じくオブザーバーとしてまだ滞在しているので、彼女に会えるのも楽しみの一つです。

備忘録的に今回の旅を記していこうと思います。