南インド・アーユルヴェーダの旅

インドの大学を卒業して帰国後数年たち、たまに行くインドでの体験記

体調是正 ~ヨギの浄化法~

2008-02-28 23:55:54 | インド体験記
このところ少し体がなまってきたように思います。

最近、春めいた陽射しも差すようになり、

冬の間に体内に蓄積されたカファが解けつつあるのかもしれません。


そこで、ヨギの浄化法のひとつである、

Jala Dhauti(ジャラ・ダウティ)をする決意を固めました。

同僚にもぜひ見てもらいたかったので、すぐさま実行に移すことになりました。


アーユルヴェーダにはアーユルヴェーダの浄化法がありますが、

ヨガ行者にもその浄化法があります。

ヨギの浄化法は、Shad Kriya(6つの浄化法)とよばれ、

今回私がすることにしたダウティ(胃の浄化法)はそのひとつです。

この浄化法では本来、折込んだ布を少しずつ飲むようにして

胃まで到達させて、一気に引き出すことにより、

胃や食道にある老廃物を一緒に排出させます。

柔軟性のあるチューブを使用する場合もあるそうです。


しかし、私のような初心者には、布やチューブは危ないので、

生温かい塩水(生理食塩水の濃度:0.9%)を

吐き気が起こるまで多量に飲んで、

吐くことにより老廃物も一緒に出す、という方法もあります。


早速塩水を作ります。

2リットルは飲まなくては、と思い、とりあえずそのくらい用意しました。

グラスに注ぎ、同僚の前でいいとこ見せたくて、笑顔で一口目を飲み始めます。




この時点で、こんなことをするんじゃなかったと後悔の念が起こりました。

しかし、ここで途中辞めしたら、一気に信用を失うし、

作った塩水ももったいないし、何より興ざめです。

泣きそうな顔になりながら、しぶしぶ1リットルほど飲み進めます。

1回目の吐き気を催し、口をあけたら、塩水っぽいものが

じゃー、っと出てきました。




1リットルじゃあ、まだまだだ、ということで、

更に飲み進めましたが、そろそろ限界も近いような気がしてきました。

途中、吐いたり、飲んだり、で、結局1.5リットルほど塩水を飲み、

飲んだものはきっちり吐き出したかったので、

左の人差し指と中指で舌の奥を押し込み、吐き気を催させ、

すっきりするまで吐ききりました。




最後のほうは少し濁ったような塩水様の液体が出てきたので、

一応はうまくいったのかなと思います。


しばらくはもうしたくないです。