うしくの辺り:魅力度最下位? 茨城県の南部

茨城県の牛久市を中心に、散歩やドライブで見つけた素敵な場所や不思議に思ったことをつづった。魅力度最下位茨城の地味な魅力。

ガラス張りの日立駅:絶景なり

2021-12-26 12:00:00 | 鉄道

茨城県は農業県であるが、日立周辺は鉱工業の街。

日立銅山から始まった日立グループの会社、工場が海にそって並ぶウナギの寝床のような街である。

日立駅は2011年におしゃれなガラス張りの駅舎に建て変わった。

一度は行ってみたいと思っていたが、関東周辺はたいてい車で移動するので機会はめぐってこなかった。

先日、念願というほどではないが、ようやく機会が訪れた。

この写真のロータリーの上に飛び出た部分はカフェ。

週末だったので賑わって満席。

 

訪れたのは夕方だったが、本当は朝日がきれいらしい。

太平洋をのぼる朝日にそまる絶景ポイント。

調べてみると、かずかずの国際賞を受賞している妹島和世さんの作品という。

この駅舎もブルネル賞というのを受賞している。

(妹島さんは日立市出身)

 

ピアノが置いてあり、男の人がとちりながらも奏でていた。

ゆったりとした空間。

パノラマ写真はいまいちだけど、太平洋を眼下に眺め、しばしぼんやり過ごした夕刻であった。

 

 

ではまた、ぶらり。

 

 

 

 

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常磐線:牛久から取手のあいだに。

2021-12-19 11:00:00 | 鉄道

茨城県南端、取手市までは品川または上野から緑色の快速が走る。

上野からは約40分。運行本数も多い。

そこから先、土浦、水戸、日立方面は中長距離電車で、半分に本数が経る。

土浦から先はさらに本数が減る。車両の連結も土浦で5両切り離し、10両に減ることが多い。

だんだん茨城っぽくなるが、緑豊か。

 

取手を出てすぐにキリンビールの工場がある。

車窓からスマホで写したので見にくい写真ですが・・

昔は専用引き込み線があったようでいまでもその一部が残っている。

 

住宅地の向こうには巨大なビールのタンクが並んでいる。

コロナでビールの売り上げ落ちたようだが、またフル稼働に戻ったことだろう。

 

その先の藤代駅の近くには日清のカップラーメンの工場

煙突がカップラーメンになっていて、時間によっては煙がカップ麺からの湯気のように見える。

国道6号線の車から見た方が湯気のインパクトがある写真が撮れる。

 

さらに進むと、茨城県立藤代高校。

小さな学校だが常総学園、土浦日大、霞ヶ浦高校など野球の有名私立に対抗し、今も時々甲子園に出場する。2001年には準優勝。

 

この先、牛久駅の手前に牛久沼がある。

昔は車窓から風光明媚な湖面が十数秒楽しめた。

が、今は龍ケ崎に入る高架道路や工場、廃材置き場などが並んで、ほんの一瞬しかみえない。

残念ながらうまく写真が撮れなかった。

 

取手から約20分。

いつもの乗車駅、ひたち野うしく駅に到着する。

 

 

ではまた、ぶらり。

 

 

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常磐線,石岡駅の看板は徳富蘇峰の直筆!

2021-12-12 07:00:00 | 鉄道

常磐線特急ときわ,土浦の次は石岡駅。

駅舎は比較的新しく,線路を跨いだ線路上の駅である。

東口と西口の両方に出られる。

駅の改札口の出たところに石岡駅の看板の由来を書いた銘板があった。

 

 

この石岡駅の看板は昭和26年(1051年)徳富蘇峰が89歳の時に,駅長の依頼によって揮毫されたものという。

本物の看板は改札の上にあった。

 

 

字は右から左に書かれている。

駅の字は旧字体の「驛」である。

 

この駅長(笹谷和三郎ささたにわさぶろう)さん,ただの駅長ではないようだ。

ネットでは拓殖大学学友会茨城支部の歴代支部長リストに出てくる。

石岡駅の前に常陸太田駅長をやっている(昭和23年頃)。

その時も驛の看板を蘇峰に依頼している。

 

笹谷さん、昭和35年には水戸駅長であったようで,労働組合との裁判記録(東京地方裁判所 昭和36年(ワ)4380号 判決)に名前が出てくる。

茨城県の旧国鉄の大きな駅の駅長を歴任された方のよう。

 

昔は駅長、郵便局長、校長などは村や町ではかなり高い地位の名士だった。

たぶん、町の催しには必ず招待されたことでしょう。

 

いまの時代、地方に名士はいなくなった。

なりたい人も減ったと思う。

それでいいのだ。

 

ではまた,ぶらり。

 

石岡駅

 

 

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関東鉄道常総線:鉄道むすめ

2021-08-14 21:00:00 | 鉄道

茨城県南部、牛久市から東京に出るときは常磐線。

コロナ拡大の中、行かなければならない日もある。

夏休みなので少しすいているが、皆さん普通に通勤している。

朝はだいたい同じ時間に乗ると、取手駅の前で関東鉄道常総線と行きかう。

 

調べてみると常総線は大正2年に開業と結構な歴史がある。

終点はJR水戸線の下館駅で51.1km。長い路線だ。

東京周辺ではめずらしく全線非電化の鉄道だ。

高速?のディーゼル車で運行されているそうだ。最高時速90㎞。

途中の水海道まで複線化されていて、取手まで東京への通勤客を運んでいた。

その後、つくばエクスプレス線ができて、水海道の先の守谷駅でクロスしている。

つくばエクスプレスは高速なので(最高130㎞)東京へ行くには早くいける。

秋葉原までであるが、乗り換えなし。

てきめんに客が減ったそうだ。

 

 

常総線は乗ったことはないが、田んぼの中を走っているのを見ると応援したくなる。

とおもって調べていたら鉄道むすめ、「寺原ゆめみ」という常総線のキャラクターがいるらしい。

鉄道むすめ?? 

鉄道むすめをwikipediaで調べると、とてもとても長い記事になっている。

全国の各地のローカル線を中心に、固有の名前を持つ女子鉄道員キャラクターがいるようだ。

その数、全国に60人(体)。2005年からタカラトミーが展開している。

CD、テレビドラマまであったそうだ。

毎年、キャラクター総選挙もやっている。

17年間も活動している鉄道むすめ。知らない世界に驚いた。

 

ではまた、ぶらり。

 

 

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七夕かざり:ひたち野うしく駅の夏の風物詩

2021-07-11 07:00:00 | 鉄道

常磐線ひたち野うしく駅では6月下旬から7月上旬に

七夕にあわせてササが飾られる。

天井の高い駅なので、大きな孟宗竹も大丈夫。

 

短冊が置いてあり、願い事を書いて、ぶら下げることができる。

あまり気に留める人もいないようだが、無機的な通路が多少賑やかになる。

これは近くの高校生が書いたのだろう。

 

関東の7月7日は梅雨の最中なので、天気はたいてい良くない。

雨が降っても天井があるから大丈夫。

 

七夕飾りは、子供が幼稚園くらいまではやったものだ。

大人の社会の行事にはあまり七夕が定着していない。

ハロウィーンなど外国のものや、恵方巻きなど関西行事は

商売の思惑で全国的な行事になったが、

七夕のお話も素敵なのに、商品として販売できるものがないのだろうか。

変に商売気がない方がロマンチックかもしれない。

駅でこういうのを見ると、なんとなく、たなばた気分と季節を感じられる。

電車通勤のお父さんがお母さん、生徒さんらが、子供の頃を思い出す程度でちょうどよい。

 

ではまた,ぶらり。

 

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