ウッチャンのBC日記(改)写真日記

還暦過ぎのおっさんの日々の日記です

2019.02.24 天塩岳BC

2019-02-25 | バックカントリースノーボード

 

けんさん、遠征3日目。
本日はヤマップで超有名な、にゃかさんとカッシーさんをお迎えして、そしていつものタツと自分のおじじコンビが参戦する。なるべく足を引っ張らないように。


強風予報ながら天気を期待して、6時に出発。



皆それぞれ交流はあるものの、一緒に行動するのは初めて。挨拶もそこそこに林道をハイクし始める。トレースがうっすらと残っている。

カッシーさんが先頭きって、みんなを引っ張っていく。その後ろ姿は頼もしい。にゃかさんは仕事終わりが遅くて寝不足のようだ。



林道を進み、問題は北尾根ルートか南尾根ルートか?自分の経験では、北尾根ルートの方が時間的には早く、景色を重視するなら南尾根と考えている。皆はやはり山容を見ながらの南尾根を選択した。最後のピークへの登りで難儀する可能性も伝えた。

先月の南尾根の取りつきは、失敗のような気がしたので、最短で南尾根に取り付くルートを持ってきていた。

 

沢が埋まっているなら、この藪の向こう側から取り付くのがベストのようだ。

雪の状態もあるが先月よりかなり楽なルートとなった。

滑る斜面が見えると、皆が歓声をあげた!

 

林道の中はさほどではなかった風も、高度を上げるほど強さを増してきている。

南尾根に上がると、どれほどの風になるのか?

 

 

とりあえず南尾根直下で休憩を入れる。

 

南尾根に乗るとこの景色

 

みんなのテンションはMAX!

この光景を見て、アゲアゲにならない奴なんているわけない。

大雪だって見えている。

 

だが、強風ながら元気が良かったのはこの辺まで。

 

シールで登れなくなり、皆装備を変える。

ここからは地獄の修行が待っていた。

強風が爆風に変わりつつある。

板を担いだ体が風に煽られる。ハイマツ帯で足が捕られるのと重なり、全然前に進めない。

 

ピークはすぐそこなのに、なかなかたどり着けない。

 

やっとの思いでピークに着くも、爆風は超爆風に。

標柱も立っては見られない。這いつくばって写真を撮る。

 

滑走斜面に移動してもセットアップする場所が見当たらない。皆這いつくばって、飛ばされないようにしがみつくだけ。

かなり停滞したが、このままではしょうがない。意を決して自分が雪庇の下に下りたが、風はその強さを弱めてはくれない。

まして、セットアップする場所が1人分しかない。

 

タツたちは、この状態ではどうにもならないと、来た道を帰り落とせるところから滑ると言ってその場を離れた。

なんとかセットアップすると、にゃかさんがすぐ後ろでへばりついていた。びっくりした!

自分が滑り下りてこの場所を開けてあげたいのだが、腰を上げた瞬間に飛ばされそうになる。

 

やっとの思いでドロップしたが、しばらくはガリガリだ。

自分が時間をとってしまい、にゃかさんには迷惑かけました。ごめんなさいね。

 

中間からはまぁまぁの雪になった。

 

 

 

タツとの話で1の沢の合流点で待つことにした。

 

にゃかさんは、気づかずに滑り下りてしまった。

 

かなりの時間待ったが、限界を感じ、にゃかさんの後を追って自分も下りてしまった。

 

 

 

 

山のベテランのタツとカッシーさんが一緒なので大丈夫と思っていたが、林道の入り口でみんなの顔を見たときは、正直ホッとした。

無事で何より・・・

 

 

先に下りた、にゃかさんが、車をまわしていてくれた。荷物をデポして駐車場まで車をとりに送ってくれた。

thanks!

 

けんさんともここでお別れ。

にゃかさんとカッシーさんとも、これに懲りずにまたお付き合いをお願いして、タツと帰路に着いた。

 

とんでもない日になったが、今日集まったみんなと行動できてうれしかったし、楽しかった!

 

新しい出会いは、素晴らしい。

この歳で、ひと回りも歳の離れた人たちと、こうやって出会えることに感謝したい。

 

でも今度は、風のないときにみんなで滑りたいね!

 

それでは

 

 

ヤマップの記録

 

 

 

 


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