ウッチャンのBC日記(改)写真日記

還暦過ぎのおっさんの日々の日記です

ワックスの話 2

2014-06-23 | ワックスの話
前回の続きですけど、あくまでウッチャンの経験の話として聞いて下さい。

ベースワックスは柔らかい物の方が浸透性が高いので、
柔らかい物から順番に染み込ましていきます。

ベースの準備が出来たら、シーズンに入る時滑走ワックスをかけるのですけど、
ベースに滑走ワックスを使わないのは、ベースワックスと滑走ワックスは
成分も用途も違い、あまり浸透力がないからです。

滑走ワックスは単独では固着性が低いので、
ベースワックスと一緒になって固着性を高めるという考えです。

ですから滑走ワックスの温度種類にあったベースワックスをかけてから、
滑走ワックスを上にかけて滑走ワックスを固着させてあげると言うことです。
温度の違う同士のワックスでは、固さも違い、相性も悪いということです。



なぜ何種類もワックスが必要なのか?

気温、雪温によってワックスの働きが違うからです。
ワックスをかけているのは、板を滑らすためと言うよりは、
いかに雪との抵抗を減らすことによって結果板が滑るということです。

ものすごく寒い時にワックスの準備は万全なのに滑らない?
それはワックスが合ってないからです。
あまりにも寒い時は雪をよく見ると結晶が残ってます。
この結晶の尖った部分がソールに刺さって、さもなければ抵抗になって板が滑らない。

ワックスメーカーによって言い方は違いますが、スーパーコールド、―25度以上、
―20度以上という硬いワックスを使わないと雪の結晶に負けてしまいます。
雪の結晶が刺さらないぐらい硬いワックスが必要ということです。

じゃあ春の暖かい温度の時は?
滑走面の摩擦熱で雪が溶けて水が抵抗になって板が滑らない。
この水を素早く逃がすために撥水性の高いフッ素高含有のワックスを
使って板を滑らそうということです。

その中間の温度のワックスはそれぞれの温度に適したワックスの成分配合になっています。

実際には新雪、乾雪、湿雪と気温、雪温と考慮することはたくさんあります。
ワックスはやりだしたら、考えることがたくさんあって難しい!
だからこそ面白いのです。

ピッタリワックスが合って、めちゃくちゃ滑る時は、
本人も気持ちいい滑走が出来て楽しいだろうけど、
板もよく滑って気持ちいいと思ってるよ。きっと!

シーズンに入ったら、滑ることだけじゃなく平日にワックスをかけながら、
今後はどこ行こう?とか、雪降らないかな?
とか考えながら過ごすと1週間スノーボードを楽しんでることになるよ!

チューンアップに出せば楽だけど、日々のワックスの選択はできないからね。

ウッチャンはスノーボードはもちろん雪の上を滑走することと、
自分の板の管理、道具の調整、全部あわせてスノーボードだと思ってる。

自分の大げさかも知れないけど命を預ける物を他人には任せておけない!

自分の物だもの失敗したっていいんじゃない。
とにかく始めて見たら今まで気がつかなかったことが少し見えて来ると思う。

興味のある方は是非ホットワックスを始めることをおすすめします。

ウッチャンはスキーの時から30年自分でやってます。
それでダメになった板は1枚もありません。

素人の経験からの話なので‥プロからは笑われるかも知れませんが、
素人がやるには素人のアドバイスが1番かなとも思います。

設備も道具も揃ってないんですから。

続きは又次回に。

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