駆け込みシェルターとかち

DV防止法関係機関と連携し

配偶者等からの暴力被害を受けた方の支援をしています。

全国シェルターシンポジウム2010in久留米(21日+22日)

2010-11-26 | 日記
シンポジウム2日目は午前・午後とも分科会です。

それぞれ9分科会が持たれ、どこの部屋でも熱心に研修が深められたことでしょう。

私も、聞き逃すまい、とペンを片手にメモ、メモ・・・。
(パワーポイントと手元資料を交互に見ながら老眼鏡頼りに書く。鼻メガネのオオムラコンさん状態

昼食休憩が1時間でしたが、分科会終了が遅れ、大急ぎで食べている方々の姿があちらこちらに・・・。



『時間厳守!』といわれてはいても、熱く討論したり、訊きたいことがいっぱいあったりで

なかなか時刻通りには終われませんね。

全国の経験をモノにしていこう!と皆勇んで参加しています。


分科会がおわり、全体集会の中で久留米市長さんがご挨拶。

市長さん、なぁんと「DVのない町づくり宣言」!

「核廃絶宣言」はありますが、コレは初耳。凄いことですね

施策も進んでいる久留米。やっぱりトップ次第、ってことでしょうか。



さて。全ての日程が終わって、ゆっくり観光・・・と行きたいところですが、翌日には帰路。

それでも、『せめて太宰府天満宮には行っておこう』と22日午前中に行って来ました。

学問の神様、菅原道真公をおまつりしているところです。

仲間たちはお札を求めていましたが、私は無宗教ゆえそもそも神社には関心が無く

『歴史と古い建物が好き』という暦女見事な萱葺き屋根をとっくりと見物して参りました。



帰りの飛行機は

『霧のせいで着陸できないかも。羽田に引き返すのもありだけど良いかい?』

という条件のドッキドキのフライトでしたが

「(私の)誕生日に空港ロビーに泊まる体験も楽しいかな?お風呂入れなかったら、臭いおばさん4人組だ。ヒヒヒ」

と言って仲間からヒンシュクを買ったりしつつ、結局無事に到着致しました(ちょっと残念)。


開催地の実行委員の皆さん、本当にお疲れ様!ありがとうございました。

来年は仙台での開催です。仙台の皆さん、頑張れ~

牛タンも楽しみです

全国シェルターシンポジウム2010in久留米(20日)

2010-11-25 | 日記
全国シェルターシンポジウムに行ってまいりました。

20日はランディ・バンクロフトさんの講演とシンポジウム。

シンポジウムのテーマは「加害者責任のあり方を考えるーー加害者対策の現状と課題と今後の方向性」。


『DVは犯罪です』の標語はよく目にしますけれど、

加害者は傷害事件等で訴えなければ処罰されていないのが現実です。

加害者はDV罪として厳正に処罰されるべき、というのには大賛成。


ただ

『加害者更生は無駄。プログラムを受けたことを理由として更生したかのように思わせ、悪用し復縁を迫ることもあるから』

には「う~ん、そうかな?」


・受けても更生されないプログラムに問題はないのか。

・加害者更生プログラムの実施や受講義務化は必要なことではないか。

・このまま、加害者を放置しておくことは正しいのか。

・処罰だけがゴールなのか。


などなど、いろいろと考えさせられました。



そーしーて!

当事者が作った布製品の販売は絶好調

全国の皆様、お買い上げありがとうございました!

タイからのゲストさんにはポケットティッシュカバーを沢山お買い上げいただきました。
(買いやすいお値段なので、お土産にされたのだと思います)

帯で作ったステキなバッグは、目を離しているうちに売れてしまっていた・・・

購入予定だった眼鏡ケースも完売

「あ、名刺入れ、ひとつ残ってるゾ」と密かに狙っていたけど買われてしまった・・・

・・・・ともかくも、皆さんにご購入いただいて、感謝、感謝です。



そのうえわれらの自信作 「相談と支援の手引」も完売

注文をお受けして発送することになりました。

増刷後の発送となりますので、ご注文された皆様、今しばらくお待ち下さいませ。


なお

販売ブースにステキな看板をつけて下さっていた現地実行委員会の皆様

本当にありがとうございました。

いよいよ出発です。

2010-11-17 | 日記
全国シェルターシンポジウムが11月20日、21日に開催されます。

私たちは19日に福岡に向けてしゅっぱぁつ


一昨日には「相談と支援の手引」の冊子と当事者の皆さんが作った布製手作り品を会場に送りました。

この荷物、なんと11キロ!持って行くには重かったよねぇ

送って良かった私、グッジョブだわ。




と、自分を褒めて事務所へ戻ったら詰め忘れた小物がまだありました・・・・

結局、スーツケースに入れて持っていかなくちゃならない。やっぱり詰めが甘いねぇ。



さて、この手作り品。

帯をほどいて作ったバッグなど、と~ってもステキです

看板娘(だから娘じゃないって)の特権で、先に買っちゃいたいくらいです。

皆様、お早めにお立ち寄りくださいね。

北海道の仲間たちと。

2010-11-08 | 日記
デートDV予防教育プログラムを作っています。



中心になって進めている担当者は大変です。


私なぞは思いつきで『こうしたらいいんじゃない?
と検討会で好きに言っていますが


説明を聞くと
『なるほど、そういう意図でこういう中身になったのか!』
と納得



担当者ともなると、相当あれこれ考えて作っているわけですよね。

いつも口から出まかせ、
KY(この表現も古くなりました)発言連発のワタクシ
反省致しました



さて

DV被害者支援の私たちが、DV予防教育プログラムを作るのはなぜかというと

恋人同士のDV関係は結婚後も続き

さらに熾烈な暴力へつながっていく

という現実を知っているからです。


気持ちを言語化する事 

自分の気持ちを上手に伝える事 

相手を尊重する態度 et cetera・・・


若いうちから知ってほしい。

加害者にも被害者にもならないで。


そんな祈りにも似た気持ちを込めて 鋭意作成中。


プログラムの中身、順番、言葉使いなど 
検討会では結構厳しい意見も出ます。

ここまでの担当者の苦労と努力を考えると 
「ごめんね」って感じですけど

より良いものを作るため。

プログラムを実践するためには 研修も必要で

その準備も進めているところです。



ご期待下さい


お楽しみに!

2010-11-02 | 日記
11月20日、21日の全国シェルターシンポジウムに向けて

着物地を利用してのトートバッグ・めがねケース・ブックカバー・エプロン・テーブルセンター・ティッシュケースなどが

当事者女性の手によって、着々と出来上がってきています。


がんがん売って、自助グループの活動資金にするもんね!と勇気凛々燃えております。



そして



「駆け込みシェルターとかち」が行政と作り上げてきた支援の仕組みをご紹介する

「相談と支援の手引」の原稿もできました。


データで販売しようか、と思ったのですが(持ち運びが重いので

冊子の実物を見ると「これもまた良いなぁ」。

   

感慨に浸っていたら、事務局長から電話があって「冊子が良いんじゃないかなぁ


やっぱりぃ?


もうちょっと悩んで決めることにしましょう。


それくらいの力作なんです。


皆様、ぜひぜひお買い求めください。本当にお役にたちますよ!

時間があるときに。

2010-11-02 | 日記
最近、助成を求める書類を作成してぼちぼちと要請に出かけています。

『駆け込みシェルターとかち』はDV防止法関係機関と密接に連携し

当事者に上質の支援を提供できている、と自負しているのですが

何せ先立つモノが無い、貧乏所帯です。

ちょっと一時保護が途切れると

「来月、給料出せるかな」「家賃払えるかな」と不安でいっぱい


北海道から出る一時保護委託金は、出来高払いなのです。

急な一時保護に備えて、常にマンションと人を手当しておかなくてはならないのに

そういう、最も大事な部分にはお金が出ていないのです。


安心して運営したい・・・。運営費に使える助成金が欲しいと切実に思います

(『思いやり予算』の金額を見るたびムカ~ッとします。『思いやり』は私たちにも使え~!


さて、今日の要請先はどんなお返事でしょうか。

OKか否かもそうですが、金額だってモンダイです。よろしくたのんまっせ。



そして

「イオン黄色いレシート」にも団体登録してきました。

現在、登録枠(16)がいっぱいだそうです


それでも一所懸命、会の活動趣旨をお話したところ、

対応して下さった方が熱心に聞いて下さって

「枠が増えるように、会議で僕も説明したいと思います」とおっしゃってくれました。


世の中捨てたモノじゃないよなぁ~とうれしくなって帰ってきました。