上海銅相場は下げた11/06 上海株式市場は このところの金融緩和策が徐々に効果が出て 中国の経済は若干安定化が 見えてきたようなムードで 株は急騰しているのだが資源/銅相場がアカン 4973$ 11/6 3時 前日比3%下げ
イエレンさんが12月利上げの可能性を述べたことも関係するのでしょう利上げは 資源相場によくない
資源大手 今年世界で激しい株価の動きでも注目されている
グレンコア社がこの先の銅の採掘量を大きく減らして調整するような報道もあって 相場急騰を期待している身(トーナイ)にとっては 辛いところ
とにかく イエレン議長の一言で 人民元も$に対して下げ円も円安に 今のところは振れている
人民元と円の関係は19.1 日本の銅輸出屋からみたら・・・
此の人民元が円に強いことは◎
為替だけをみればそうなるが・・・
電線の消費が驚異的に増加し 家電製品OA機器などの銅消費が増え 電気工事が増えないとアカン
空調機器など家電の販売量が増えて
モーターなども 電気自動車販売が増加し 自動車販売 新築の販売が増え 銅が世界中で消費が伸び伸びまくることや・・・
発電所の新設も銅を消費する できるだけ消費地より遠いところの発電所がよい 送電線網の距離が伸びる
そうなると余計に銅の消費が増える
中国は原発の施設もクリーンエネの目標を だされたので原発も増やすので そしたら 銅が消費される
中国は国内の原発の増設だけでなく 海外にも原発の施設の投資を増やす可能性も出てきた
原発や天然ガスの開発に力を入れるので 原油相場は下がり易い可能性もあるが それは仕方が無い
原子力潜水艦にも 銅が使われる そやスクリューは真鍮やから銅の消費になる
まあ そんな希望を願っても 今朝は銅価格が5000$を割れてしまった 今朝は 日本の銅建値も下げられる可能性が高い
1-2万円下がる か・・・そうなると2012年秋11月以来となる
3年ぶりの 日本の銅建値 最安値
リーマンショック明けの年の2009年4月よりも今の相場のムードとしては悪い
11/8日曜日に 中国の10月の貿易収支が示される ここで出てくる輸入量が増えていてくれれば よいが 悪化しているようだと資源相場にも悪影響が考えられる
中国の電線屑スクラップの輸入業者としても 8月仕入れた銅相場が下がる9月日本から輸入した電線屑が 銅相場下落で損する
10月に仕入れた銅スクラップが 相場が下げた では やる気を失って しまう・・・
中国のある街の輸入業者は 昔からの金持ちなので金融にも頼らず 自己資金でやっていて 資金繰りは大丈夫 でも 金持ちも そんなことでは仕事を控えてしまう・・
中国のある街の スクラップ輸入業者は 金融を利用する業者が多くて ここらは 相場下落が続くと 金融機関への信頼も落ちる
そんなことになりかねない
中国のスクラップの銅屑の輸入業者は 現在、非常に買い意欲が無い
国家からの 中小企業への融資枠の拡大 資源消費を増加させる各種のさらなる政策を期待したい
リーマンショックの後は すぐに 中国政府が巨大なインフラ投資を始めて これが資源相場の上昇に繋がった
その2009年の頃の 勢いが今は無い
そして それは 不動産価格に向かい それがやがて終息して その後は株に投資が向い それが夏に急落し
先日からは 株価暴落の後 若干 個人投資も中国で戻ってきたところ
ただ このところの上海総合指数に 伺えるように若干 取り戻しつつあるのだが、まだまだ 不安定 それが上海銅先物相場にも現れる
10月11月12月と 貿易とくに輸入量が増えることを期待したい
輸出入統計と言うのは 各相手国の通関実績も時間をおいて出るので 正確な数字をみられる
まあ とにかく共産党の一党支配の国なので なんとか経済成長を維持するとは考える
中国共産党は株価の下落を 今のところは押さえ込んでいる
ニューノーマルだから 今 中国は構造改革に取り組んでいる
されども5カ年計画もあり 工業生産を落とすようなことはしないとすれば 銅の年間総消費量も落ちない 多少は伸びる