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インストラクターの独り言

パソコン教室のインストラクターの独り言です・・・

80歳「ハイカラさん」のインターネットデビュー

2005年02月16日 | パソコン教室
私のパソコン教室は2000年に開校しました。
おかげさまで今年の夏には5周年を迎えることができそうですが、開校当時から毎週通われていらっしゃるお客様がいます。

最初は「パソコン入門活用コース」というコースを受講されていましたが、修了後暫くして「再度受講したい」とおっしゃられて、ではもう一度復習のつもりでチャレンジしてみますか・・・と言っていたら、たまたま同年代の方が「パソコンとやらを勉強してみたいと思いまして・・・」と。更に同年代の方が「娘がここに通っていて面白い先生でわかりやすく教えてくれるから行ってみたらと言われて・・・」と。70歳代の方が3人ということで「ハイカラさんコース」と名づけて、長くゆっくりと勉強していただきたいと思いましたので月謝もできる限り低く抑えて毎週木曜日の授業がスタートしました。4年以上経ちますのでその中のお二人は80歳代に突入されています。

通常、当校の授業は1回2時間で途中、10~15分の休憩時間を設けてお客様にコーヒーを振舞っています。

しかし、このハイカラさん、一度コーヒーブレイクに突入するとそのまま授業終了・・・となってしまいますので、授業を1時間半にしてその後でゆっくりとコーヒーブレイクを楽しんでいただいております。

最初の頃はコーヒーブレイクの際「パソコンってなかなか難しいですね」というような会話が中心でしたが、最近では「そろそろノートンの期限が切れますので更新の手続きをしませんと」とか「そろそろ筆まめの新しいバージョンが出ますので○○に買いに行ってきますわ」とか「アウトルックの新しい雛形をダウンロードしましたので今度それでメールを出しますわね」といった会話が飛び交っています。

パソコンのいろはからはじまり、インターネット(Webブラウザ・メール)、フリーウェアのダウンロードとインストール(さめがめというゲームソフトは好評でした^^;;)、筆まめ(年賀状の宛名と裏面、タックシールへの自分の住所の印刷、メールアドレスや電話番号を人に教える際に便利な名刺作り、アルバム作り、うちわやアイロンプリントのTシャツ作りなど)、フォトショップLEとフォトショップエレメンツ(デジカメやスキャナの使い方、色褪せた写真の復元など)、WordとExcelの基本操作・・・と振り返ってみるとかなり多くのことをやってきました。

3人それぞれがデジカメを購入され、お一人はスキャナを買われ、写真の加工などを楽しまれています。

さて、今まではハイカラさん、インターネットから情報を得る側にいました。
そこで先週の木曜日に「今度は情報を世界に向けて発信する側に立ってみましょう・・・と言っても日本語を読める人しかみないでしょうけど・・・」なんて言って、ブログを立ち上げるレッスンを行いました。

今は一人の方がご主人の看病のために休まれていますので2人でブログを立ち上げてみました。

↓お二人のブログです。
http://blog.goo.ne.jp/runnchann/
http://blog.goo.ne.jp/nyannyan_2005/

先週は開設で精一杯でしたが、このブログを読まれた方、是非お二人に応援のコメントをお願いします_(._.)_

検定試験

2005年02月13日 | パソコン教室
今日は2つの検定試験の試験官をしています。一つはマイクロソフトオフィススペシャリスト、もう一つはIC3(アイシースリー)です。

受験者の一人(IC3受験)は当校のお客様なのでドキドキしています。
私の教室は実施しているすべての検定試験で外部受験者の受け入れを広く行っておりますが、全員外部受験者の時は不正行為がないかチラチラと監視するだけですが、対策講座受講のお客様が受験されるときは、なんとか合格されるよう朝からこちらが緊張してしまいます。試験中も後ろから「合格するんだ!!」と念力を送っております(^^;;
意外と念力の効果あるんですよ(爆)

マイクロソフトオフィススペシャリストは、以前「MOUS(マウス)試験」と呼ばれていた試験で、マイクロソフト社主催の認定試験です。日本では1997年に開始され、近年うなぎのぼりに受験者が増えている試験です。科目は、Word、Excel、Access、Power Point、Outlookの5科目で、WordとExcelは一般レベルのスペシャリストと上級レベルのエキスパートとに分かれています。その他の科目はスペシャリストのみです。

また、Wordエキスパート・Excelエキスパート、Power Pointの3科目すべてと、AccessとOutlookのいずれか一つに合格すると、「マイクロソフトオフィスマスター」という資格が与えられます。
当校のお客様もこのマスター取得を目指されて通われる方が増えています。

IC3はコンピューティングファンダメンタルズ、キーアプリケーションズ、リビングオンラインの3科目あり、3科目合格してはじめてIC3という資格になります。

マイクロソフトオフィススペシャリストは、各アプリケーション(ソフトウェア)が使いこなせるかどうかを判断する試験です。それに対してIC3は、ハードウェアの知識やネットワークの知識など、コンピュータの基本知識を計る試験です。
IC3はオフィススペシャリストの受験経験のある方に是非とも受けていただきたい試験です。ソフトウェアの使い方だけでなく、ハードウェアやネットワークの知識も備えていただければ、パソコンがもっと使いやすく、扱いやすいものになると思います。

どちらの試験も世界中で実施されているワールドワイドな試験です。

近年、コンピュータ関係の民間資格は雨後の竹の子のように増えています。どの試験も、自分のスキルアップにはプラスになると思います。
しかし、「就職のために」とか「人材派遣に登録するのに」という明確な目的があるのなら、書店のパソコン関係書籍のコーナーに、国内で実施されているコンピュータ関連資格をまとめた資格ガイドみたいな本が売っていますのでそれを参考にしたり、人材派遣に登録して派遣のお仕事を・・・という方は登録しようと思っている派遣会社の人にどのような資格を取得することが望ましいか聞いてみられるといいと思います。

最近は少なくなりましたが時々「簡単な資格を取得すれば在宅の仕事がもらえるらしい・・・そのためにはこの教材を購入しないといけない・・・みたいなお誘いがあるのですが・・・」という問い合わせがありますが、これは100%、詐欺です。いわゆる「資格商法」です。一番多いパターンは、数十万円の教材を購入して簡単な試験を受けて合格し、最初の1、2回、数千円の仕事を与えられてその後音信不通・・・。

気をつけてください!!

さて、今日の試験の結果は・・・これは個人情報になりますので残念ながらここには書けません。