21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

菊の結論

2022-10-23 05:31:46 | ヨレヨレ競馬ライフ

 皐月賞馬、ダービー馬不在、阪神競馬場、異例尽くしの今年の菊本番だが、こんな時こそ頼りになるのは菊の遺伝子と見ているのだが、もうひとつ騎手の遺伝子も案外無視できない。とはいっても、対象となる騎手など数えるほどしかいないわけで、菊3勝の武邦彦の子豊が5勝、同1勝の福永洋一の子祐一が2勝、同1勝の横山典弘の子武史が1勝てな具合である。

 今年の菊には上記3人のほか、さらに横山典弘の子和生、1勝している岩田康成と子の望来が親子で騎乗する。つまり、菊の遺伝子を持つ騎手が6人騎乗するというわけだ。

 5勝の武と2勝の福永はいうにおよばず、注目したいのは横山家の遺伝子だ。横山家は長距離が得意というイメージがある。祖父富雄が春天で1勝、父典弘が同じく2勝しているからかもしれないが、武史が昨年タイトルホルダーで菊を制し、翌年は和生が同じ馬で春天を制していることが、どこか運命めいたものを感じさせる。

 そして注目すべきが、菊では兄弟そろって今年のクラシックで注目すべき種牡馬ドゥラメンテ産駒に騎乗する点だ。人気では武史が乗るドゥラドーレスが先行しているが、むしろ和生が乗るディナースタが気になる。

 同馬はこの夏札幌の2600mを連勝し、長距離に活路を見出した。半兄が目下売り出し中の逃げ馬ジャックドールで、札幌記念を制し、虎視眈々と秋天を狙っている。ジャックの父はモ―リスだが、ドゥラメンテを父に持つディナースタは父譲りの圧倒的な瞬発力に加え、母父アンブライダルズソングのスタミナを受け継ぎ、距離延長は大歓迎だ。札幌の芝2600mの2戦における3コーナーをまくってねじ伏せた勝ちっぷりも、小回りの阪神3000m必勝パターンに思えてくる。過去に札幌の芝2600mを2勝して、セントライト記念を経て菊に臨んだマンハッタンカフェは見事に菊を制している。

 こうなると、いよいよディナースタは無視できない存在だ。

 近年の菊は、トライアルのセントライト記念組と神戸新聞杯組が抜群の勝率を誇るが、別路線から勝ち馬が出るとすればこの馬しかいない。

 今年の結論はトライアルと春の実績、さらに菊の遺伝子に菊騎手の遺伝子を加味した結果、ガイアフォース、プラダリア、ボルドグフーシュ、ヤマニンゼスト、ディナースタ、アスクビクターモア、ジャスティンパレスの7頭まで絞った。

 問題は買い目だが、7頭の馬券となるとなかなか難しい。7頭のボックスなどいままで買った試しがないし、ギャンブラーとしてのプライドが許さない。

 素質に惚れこんだディナースタは決まりとして、総合力ならやはりアスクビクターモアだ。もし同馬を筆頭にクラシック出走組が力は上となると、プラダリアとジャスティンパレスは無条件で買いだ。問題はガイアフォース、ヤマニンゼスト、ボルドグフーシュの取捨だ。当初は、ボルドクの血統背景に期待した。もし、ディナースタの三角まくりにボルドグがついていったら当然目は出てくる。馬群を割って抜けてきたゼストの前走もこれまた捨てがたい。ガイアフォースは本当ならきりたいところだはが松山の充実ぶりを考えるとバッサリとは踏み切れない。結局、切れん!

 ここはもう展開を決めつけ三連単で勝負する。三角まくりでディナースタがねじ伏せるとすれば、四角すぎて前にいるであろうアスクビクターモアとガイアフォースは苦しい。残るのは前の有力馬をマークしていたジャスティンパレス、プラダリア、ディナースタにつられるボルドグフーシュ、内から根性で馬群を捌いてくるヤマニンゼストの首位争いになる。よって⑬ー③④⑤⑰の三連複と馬連、三連単の1頭流しが勝負馬券。

 もう1パターン、定石通り短い直線で前にいた馬で勝負がつく場合はやはりアスクビクターモアに分がありそうだ。勝つかどうかは怪しいが、3着までは外さないと見て⑭ー①③④⑤⑬⑰の3連複は押さえる。

 一番悔しいのは和生のまくりが決まった場合、アスクビクターモアが2着に粘るケースだ。こうなるとなんだか見境がつかなくなってくるが、着たら悔しいので⑬ー⑭ー③④⑤⑰の3連単も押さえておく。

 バラバラ買いすぎという気もするが、菊は好きなレースだけ大盤振る舞いもたまにはいいだろう。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする