21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

遅きに失した安倍内閣支持率低下

2014-03-17 06:38:05 | 政治にモノ申す
 高支持率を持続していた安倍内閣だが、週末の世論調査でTVを中心に軒並み支持率50%を切った。遅きに失した感がある。

 横ばいと報じた読売新聞などは、姑息にも中韓外交や河野談話、原発再稼働とセットで調査し、いかにも支持率低下の要因であるかのごとく報じたが、低下の要因は4月の消費税アップに他ならないことは誰の目にも明らかだ。世論調査の名を語った世論操作は止めた方がいい。

 それにしても、YESの増税ボタンをぽんぽん押しておきながら、いざ実施となるとあたふたするのは、国民の悪い癖だ。長年飼いならされた中流意識がそうさせるのか、アベノミクスなどというイカサマ賭博のような経済政策に浮足立ち、消費増税を容認しておきながら、ジタバタするなと言いたい。

 大体、国民は民主党政権を見放すのが早すぎたのだ。確かに未熟な政権はろくなもんじゃなかったが、せめて衆議院の任期くらいはやらせるべきだった。しかし、これでもかと執拗に繰り返すメディアの世論調査でばんばん支持率を下げ、のっぴきならない状況に追い込まれた民主党政権は、野田内閣がこらえきれずに解散し、これによりせっかくの政権交代可能な政治が雲散霧消してしまった。今となっては次の政権の受け皿は、ぼろぼろの民主でも、寄り合い維新でもない、再編による新たな野党しかなくなり、自公を追い込むにはまだまだ時間がかかるだろう。

 その間、安倍タナボタ政権は、増税で国民の首を絞めつけながら、念願の憲法改正に向けやりたい放題だ。今更、国民が憲法改正に懐疑的といったところでもう遅い。ブレーキが外れた安倍政権は、改正に向けて着々と外堀を埋めている。気づいた時には引き返せないところに来ていることを国民は早晩気づくのだろう。

 ほんとおバカな国民だよ。

 

コメント
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