今回もExcel2007と2003の両方で見ていきましょう。
Excel2007の場合
循環参照とは
今回は柿3個、りんご3個、ばなな10個の合計17個がB5のセルに表示されるはずなのですが、0個となっており、数式がまちがっています。
B5に挿入されている数式は
=SUM(B2:B5)です。
本来は
=SUM(B2:B4)となっていなければならないはずです。
このように、数式が入力されているセル自体を数式の中で参照しています。これを循環参照と言います。
循環参照の式を作成した場合、下記のような『循環参照に関する警告』画面が表示されます。
②『循環参照に関する警告』画面の内容です。
循環参照の詳細、検索方法、および削除方法を確認するには『OK』
循環参照を作成するには『キャンセル』
となります。『OK』ボタンを押して数式の修正を行いましょう。
循環参照のセルを見つけるには
『数式』タブの『ワークシート分析』グループの『エラーチェック』ボタンの『循環参照』の一覧をクリックしてください。
Excel2003の場合
①Excel2007と同様に、『数式を計算できません。数式のセル参照は計算結果を参照(循環参照)しています。次のいづれかを実行してください。』という画面が表示されます。
②上記画面で『OK』をクリックしていただくと、『循環参照』ツールバーが表示され、循環参照しているセルを簡単に見つけることができます。
■まとめ
『循環参照』、おわかり頂けたでしょうか?通常「数式の答え」を表示させるだけのセルをも使って、数式を作成してしまうことです。数式を修正している場合などにも表示される可能性がありますので、御気をつけくださいね。
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