山林の四季

山林の自然の移り変りを楽しみながら、暮らしています。

台風18号の置き土産

2014-10-19 23:02:32 | 山林
 台風18号は山道に困った物を置き土産して行った。松の木を根こそぎ山道の上に倒して塞いでしまった。しかたがないので、脇の藪の中を回り道している。今の時期、草刈りの人が入るのでその人たちが木を切り刻んで通れるようにしてくれるのを待っているのだが、まだ来ない。自分で切るとなると、ちゃちなノコギリしかないので手に負えない。

 今まで、多くの木が風で倒されたのを見てきた。命の消えるのを感じてきた。

 

ハタケシメジ

2014-10-11 15:25:12 | 山林
 今頃、ツリフネソウ、キバナノアキギリ、コシオガマの、花が横向きに開いている草が花を付けるので、どれかの花を見たら、他の花を見に行くことにしていた。先日、ツリフネソウの花を見たが他の二つを見に行く時間がなかったので頭の隅から離れなかった。

 今日、うまく時間がとれたので見に行った。キバナアキギリは谷川へ降りていく道ばたにあり、コシオガマは谷川に添う林道の終点の草むらに生える。キバナアキギリは咲いていた。もう花盛りは過ぎていて、先に咲いた花は実になっていた。林道の終点の草むらに着いたらなんと、森林管理署の毎秋の草刈りが済んだ後だった。がっかりした気持ちで刈り跡に花が残っていないか調べたが無かった。丹念に調べたら、コシオガマそのものが今年は生育できなかったことが分かった。コシオガマはヨモギに半寄生するそうだが、ヨモギもなかったのでそのことが原因らしいと推測した。

 歩きやすくなった林道を進んでみたくなり歩いた。道ばたに形のよいハタケシメジが生えている。四年前の秋までは喜んで採ったのだが、その後は残念な気持ちで眺めるだけにしている。放射性セシュウムがまだ残っているに違いない。

 

 

泥棒

2014-10-04 13:07:29 | 山林
 秋に山林歩きしていやなことの一つは衣服に泥棒が付くことだ。泥棒とはこの辺の方言で、ひっきむしのこと。今はヌスビトハギが盛ん。歩いてきた後はいきなり家に入ると後始末に困るので、ひとしきり泥棒取りをしている。たくさん付いているので、面倒な作業だ。 
 庭の片隅にヌスビトハギが生えているが、これはそうやって家に来た泥棒の成功例である。