リンゴマーク

　iPhoneが発売されて現在のように有名になる前のアップル社が発売していたノートパソコンがPowerBookです。私が初めてPowerBookを買ったのは、アメリカ留学していた町にあるComputer Cityというコンピュータショップでした。そしてPowerBook5300は研究データの解析や論文作成に活躍してくれました。そして帰国後は新しいPowerBookを購入しました。

　これはPowerBook Pismoの天板についているアップルのリンゴマークです。当時はこのように半透明のパーツが取り付けられていて、電源を入れるとこのリンゴマークが光るようになっていました。今はメモリとストレージを増やして、オペレーションシステムはOS9とMacOS Xの両方が使えるようになっています。

　その後開業してからは主にWindows PCを使うようになって、アップル社のパソコンを使う事はほとんどなくなりました。もう一度アップル社のパソコンを使ってみたくなる事もありましたが、アップルのパソコンにしかできない事を見出す事ができずに時間が過ぎました。

　昨年MacBookがモデルチェンジしました。ちょうどその頃にLogic Proというアップルの音楽作成ソフトで作曲する動画を見たのです。実は大学生の頃にPC-8801というパソコンとDX7というシンセサイザーをMIDIで繋ぎ簡単な音楽を作っていた事がありました。ところが当時は新しい音源を加えたい時は、別に10万円以上もする音源モジュールを追加しなくてはならず、また音源以外にもドラムマシンやシーケンサー、エフェクターなどが必要でした。そのような資金は到底なくて、豊富な機材を使いこなすミュージシャンたちがとても羨ましかったものです。それが今ではパソコンとソフトだけで、作曲のほとんどができてしまう凄い時代になりました。アップルの音楽作成ソフトのGarage Bandは知っていましたがLogic Proは実際のミュージシャンも使い本格的な音楽を作る事ができる優れたアプリです。

　こんな事を考えながら20年ぶりに再びアップルのパソコンに触れてみたくなりました。そしてかつて中途半端にやめてしまったデスクトップミュージック(DTM)にもう一度挑戦してみようと思います。

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