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体操競技とクライミング②

2006年12月07日 20時49分40秒 | クライミング理論
ひとつのムーブを行う時、重要なのは柔軟性や筋力などの「身体能力」より、むしろ「どのタイミングで、どの方向や角度に手または足を動かせばその姿勢がとれるのか」といった、自分の身体をとりまく「空間」を正確に把握する力ではないか。

だから、少しむずかしいルートの攻略を狙う時は、単に登ろう登ろう…とするのではなく、核心部分で自分はどういう姿勢・動作をとったらいいのか…いいかえると自分はそこでどういう「踊り」を踊ったらいいのか…というふうに考える。まさに核心でのムーブは体操競技の「演技」に似ている。

体操競技では「どのタイミングでヒザを抱え込むか」「どのタイミングでどの角度に向かって伸びるか」「どれくらいの強さで腕を振り上げるか」など、まさに正確な「ムーブ」が常に問われる。そういう訓練をしているから、ルートを攻略するときも正しいムーブさえ決まれば、あとは正確にその振り付けを「演技」するのみ。RPは時間の問題…ともいえる。

そういう感じで私などは、決まった「振り付け」を遂行して登り切る「RP」スタイルはわりと得意とするところだ。しかしオンサイトとなると話は別で、こちらはまた違った能力を必要とするのだろう。

また、ムーブを「振り付け」として固定化しすぎると、動きに幅がなくなり、その日の体調やフリクションなど、少しの変化に対応できない欠点も出てくる。

オンサイトの能力はオブザベでいくつかの枝分かれした可能性を素早く見抜き、登りながらそれらを試し、組み立て直す力。音楽や踊りで言えば「アドリブ演奏」「即興ダンス」の世界だろうか。

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