めざせ!13ルート10本 &12ルート50本 RP計画!」

46でクライミングを始め10年がかりで13aを3本ゲット!世の中高年クライマーの皆さんまだまだイケる!一緒にガンバ!

テンションとフォール

2008年01月27日 09時06分07秒 | 12への道
限界グレードのRPを狙ったトライでは、「もうダメだ」という時に「テンション!」と叫ばずに、次の一手を「ダメもと」で出して、潔く「フォール」する方が次につながると思う。

安全への配慮もあるので、あまりがむしゃらにガンバってギリギリのフォールを繰り返すのも考えものだが、基本的に「テンション」はホールドやムーブを探りながら登り進んで、迷った場合にその箇所にとどまってよ~く検討したい時に使うものだろう。

苦しくなった時に「テンション」してしまうと、自分がどれくらいの「ギリギリさ」でダメだったのかがわからない。フォールする直前の、指の「のされ具合」や腕のパンプの度合いなどを「ギリギリの瞬間」で体感しておくのが大事だ。そうすれば次のトライの時、たとえ落ちた場所が同じでも、次のホールドまで「あと少しだ」とか「まだまだだ」とか、細かな前進・後退の要素をつかめるはずだ。それは見ている人にもわからないくらいの微妙な体感だ。

「テンション」と叫ぶのを我慢して、ダメもとで手を出してみれば、もしかするとギリギリ指が次のホールドにかかるかもしれない。それで1手伸びればホントに貴重な成果だ。「テンション」と叫びながら耐える余裕があるなら、むしろ「ヤーッ!」とか叫んで1手出すべきだろう。

こんなエラそうなことを言いながら、ワタシも自分のシリをたたいているのだ。ワタシが「テンショ~ン!」とか泣きながら叫んだら笑ってください。

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7 コメント

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Unknown (N田)
2008-01-27 09:54:44
何だか自分にぴったりあてはまり、いつもよねひこさんから言われているような・・。これから力をつけるには必要不可欠なことかも。それを常に実践しているよねひこさんの登りの姿勢を、これからも参考にさせていただきます。
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Unknown (よねひこ)
2008-01-27 10:10:18
いやいや、楽しく登ることが基本なので「ああせいこうせい」言う問題でもないんですが。ワタシの方は「修行、修行」とクソまじめになりがちなので、喜々としてニュールートに触るN田さんの「楽しむ」クライミングを見習わせていただきます。
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テンション (JILL@)
2008-01-27 21:09:19
その通りだと思います。テンションクライマーは絶対に上達しません。これになれてしまうとまさに限界には挑めません。
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叫びましょう♪ (M香)
2008-01-28 12:36:39
フォールを恐がらず(もちろん安全な範囲で)、ヤーッ!と一手ですね♪ 肝に銘じてトライしたいです。
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Unknown (よねひこ)
2008-01-28 18:12:33
いや~、ジム内が熱気で2、3℃上がりそうですな。灯油節約になるかも知れません。
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冴えてる (M谷)
2008-01-28 22:30:37
良い事を簡潔にまとめいつも感心しています。僕も次回から取り入れよう。
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ビレイヤー (JILL@)
2008-01-28 22:39:21
蛇足ながら付け加えさせていただければ、そういうクライマーはビレイしても、相手がテンションと言ってから落ちると思いこんでしまい、非常に危険な状態になります。
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