「黒＋１２ｂ」…煮詰まってきました～。ふー。

「Ｎ田さん」とアップを済ませて懸案の「黒＋１２ｂ」。１トライ目は例の「最高到達点」でクリップを入れられずフォール。クリップしやすいようにゲートの方向は変えさせてもらったのだが…。やや腕が張った。

２トライ目は調子がいい。しかし例の地点に到達する前に「イケる！」と思ったとたんに左手が滑る。フォール。

３トライ目。前回滑った左手を十分休めながら登り進むが、今度は同じ場所で右手が持たず、引きつけができずにフォール。

「あちらを立てればこちらが立たず」のもぐらたたき状態。「ワンテン地獄」の典型だ。すでにトライ回数は２０回を越えた。こうなると、少し冷静にアタマを冷やす必要がある。

例の場所での余裕があと「ひとにぎり」あれば終わることなのだ。しかしその「ひとにぎり」が大きい。それがほとんど「トラウマ」になって、スタートして核心の前段を登っている時から、アタマの中に「あそこにさしかかった時、またパンプするのでは…。いや、するに決まっているな…。」といった観念が渦巻いている。

スタートして１つ目のクリップを飛ばしたり、途中の手順をハショったり、省力化できるところは極力しているのだが。それでも多分まだ力を使いすぎている箇所があるのだろう。それはほとんど、ホールドを取った直後にちょっと筋肉を揺するように入れる、目に見えない凌ぎみたいな、ささいな動きの違いなのかもしれない。

ともかく今日は３トライで終わりだ。新「戦艦」壁や「奥壁」の１１ｃなどを触って終わりとした。しかしこの「黒＋１２ｂ」、ワタシとしては「封印！」とか言って終わりにしないつもりだ。必ず毎回１トライはやり続けるど～

Ｓさんはじめ、一緒にいらした常連さんたちに何となく慰められ、励まされた１日であった。ありがとうございました。また来ます。

「Ｎ田さん」次は「緑＋」イタダキですぞ～！