goo blog サービス終了のお知らせ 

Dir en grey 歌詞と解釈(改訂)

Dir en greyについて歌詞とともに紐解く

腐海

2007-08-17 17:39:31 | Weblog
ゆらゆら ゆらゆら 腐海に心ゆられて
ゆらゆら ゆらゆら 腐海は儚くゆれていく ほら
ゆらゆら ゆらゆら 腐海に心ゆられて
ゆらゆら ゆらゆら 腐海は痛みを増していく

深く深く深い傷は泣いて泣いて泣いた冬に
咲いて咲いて咲いた華と狂い咲いた血化粧

涙の理由と切り裂かれた心には 弱さと言う刃心に刺して
今を殺したい あなた無しでは生きていく意味さえ壊れて
書出した手紙涙で別れ腐海に沈みたい

答が見付けられなく 泣いた数だけ抱き締めて
俯いて涙隠し 彼方にだけは

深く深く深い傷は泣いて泣いて泣いた冬に
咲いて咲いて咲いた華と狂い咲いた血化粧

涙の理由と切り裂かれた心には
弱さと言う刃心に刺して 今を殺したい

染み付いている彼方の全てを身体が
二度と掴めない愛を示してる腐海沈みたい
冷え切った腐海に沈む私には届かない
彼方を求めて声を愛を探してる



ここではっきりと「あなた無しでは生きていく意味さえ壊れて」と書いてある。
失恋というのは全てを否定された思いをするために、自己に対する評価が本当に揺らいでしまう。

彼らは自己の評価の埋め合わせをするために音楽を作っているところがあるのではないだろうか。
社会から否定されている心的部分とともに、自分に対する評価を埋め合わせようとして、音楽を作っている部分があるのではないだろうか。社会がないがしろにしてしまっている感情を音楽にしようとする正義感を抱きつつ。それが、彼ら、なのではないだろうか。いや、しかし、それが自分達のスタイルなのだ、というところもあるのだろうと思うが。