何事もほどほど!

2012-12-11 10:24:57 | あつれき

         何事もほどほど!

    

 

最近、評論家の日下 公人と評論家の石 平の2氏の対談本を読み終わったところである。

書名は、「日本と中国は理解しあえない」である。

おもしろい本だ。逆説的な内容が豊富にあるが、真実を表していると思う。

今日のタイトル、「何事もほどほど」は中国と日本の付き合い方の方法を新しい視点から述べてある。

日下、石 両氏の言うには、日本と中国はあまり緊密な関係にならないほうが関係がうまくいくと言う。

日中友好と聞けば、耳心地が良いのは日本人だけだそうだ。日中友好となればケンカや言いたいことが言えない状態になる。

そこが中国の巧みなところである。友好とは、最初に言いたいこと、主張したいこと、ケンカやぎくしゃくしてでもいいから互いに意見をぶつけて後に友好なのである。

なにもしないで友好だとくくられて、後の始末になりこうではないのに、おかしいな?、あれ友好のはずが俺の土地を取りにきている!と騒いでいるのが今の日本人である。

極論からすると、日本の国が建国以来、国を閉鎖していた期間は国内が平和であり、うまく国が廻っていたのが真実である。

戦後、日本は復興を目指して中国や韓国との付き合いをしなかった期間、国内は平和だったし、経済も伸びた。

田中角栄元総理がアメリカの頭越しに日中友好条約を結んでからは、日中友好を言われて、言いたいことも言えない状態に陥ったのである。

身近な例だと、隣近所や友人、知人、縁戚との付き合いでも、あまり深く付き合うと窮屈になる、あるいはお互いに個性を出してしまいカンカンガクガクとした関係になることが多い。

ならば、適度な距離を保った敬語を使う関係であったほうがいいと述べている、確かに当たりだと思う。

少し距離を置き、他人ではないが互いに干渉しない間柄こそベターな状態ではないだろうか。

日本と中国は絶対、相容れない、日本は友好を結んだから安心だと一人早とちりする、中国は友好は建前、友好を結んだらなんでも要求出来る、それも自分に都合の良いことばかりである。韓国にしても然りである。

中韓が微笑み外交を日本に展開する時は要注意すべきなのだ。

中国は建前と本音を使い分ける国。そんな国を純粋なウブな日本人が真正面から相手をして勝てる訳はない。

付き合わないほうが、いい、あるいは言いたい放題一方的に言って相手の反応を見てから決めればいいのだ。

過去の対中国政策が間違っていたのは明白で何事もほどほどは大事です。

家族や夫婦でも適正な配慮と距離は必要であるやも知れません。

小泉元総理が北朝鮮に乗り込んで交渉した時、自前の食料、水等を持って行った、相手側からの接待を絶対受けない姿勢が交渉を有利に進めたのは確かだ。

中国を訪問すると相手のペースに巻き込まれるのが日本人、警戒感が全く無いのだ。

オリンピックを例に出そう、日本に勝つには、いかなる手段も使う。前日の夜に日本人選手の部屋のクーラーを故障させる、暑さで睡眠が十分取れない、翌日の試合に多いに影響するのは当たり前だ、下剤をこっそり入れられたら、イチコロである。そんなこと当たり前にやるのが中国であると述べている。

日本人は大人しい友好的な民族ですね、お人好しなくらい。

この本の結論は、中国を敬遠しろ、深く付き合うなだった。

経済はどうしたらいいのかと言う向きもあるが、日本はアメリカから自由化や市場開放やら規制緩和だのといろいろ要求を突きつけられて、さんざん甘い汁を搾り取られたから、その分を中国に進出して取り返そうとしている、だが中国もしたたかであり、日本企業が進出したら条件をつけて、導入した設備や機械等は持ち出せないようになっている。

だから企業が撤退する時には、機械、設備を破壊している。技術や機械の特許を盗まれるからだ。自分の機械を破壊しても中国の法律に違反しないので残さないために壊すのです。

中国の外交政策の第一番目にやっていることは、日米の離間を狙っている、日本とアメリカをケンカさせたら中国は尖閣と台湾を取りに行く、そのあと沖縄、日本本土の順序になる。

中国が微笑み外交をする時は用心しなければならない。騙さるなと言いたい。

時々このブログでも訴えるが、沖縄の問題と中国の策略を混同してはならない。中国の仕掛けに掛かるようでは、沖縄県民の叡智が台無しになる。

基地問題と中国問題、分けて考えなければとんでもない事態になる。

旧社会党だったと思うが、「非武装中立」を唱えてた、耳心地が良い言葉ですね、アホの一人言になる。そんなことはありえないこの世の中で!

 

今日のブログは、中国との付き合い方、接し方でした。人類の歴史で、エデンの園は存在しないですね。武器を三線に!と唱えた人もとんでもないですね、軍艦や戦闘機や奇襲部隊がやって来たら、三線を弾いて唄を歌い、カチャーシーでも踊ったら中国軍は攻撃しないと信じていたんですかね?一国の国会議員ともあろう人が、考えられません!

tiger60