那覇人気質

2012-12-07 22:14:13 | 伝統・風習・神事・行事

             那覇人気質

 

 

  

 

 

 

 

昔からの那覇人気質を述べてみます。那覇人と称したのは、那覇だけではなく、首里、那覇、小禄、泊などを全部称して那覇人と呼ぶことにしました。

 

那覇人 ー ナーファンチュ

昔から那覇が街だったので、いろいろな所からいろいろな人が集まった。いろいろな個性や風習が集まるので、それぞれがバラバラに生きる。当然そうなりますね。個性豊かにカンカンガクガクしながら、行動もバラバラだったので、

ナーハイバイとやゆされた。

ナーハは那覇のことか、ハイバイとは走るとのことか、定かではないが、あるいはナーとはお前やあんたと言う意味もあるので、それかも知れない。

とにかくことあれば、バラバラに動く、走る去る、はっきり言えば、まとまりがないとのことです。典型的な街型気質である。

 

首里人 ー シュウインチュ

古都、首里は元々琉球王府のおひざ元、王や王家を中心に回る武家社会である。行動やお出かけも揃って出掛ける習慣だったのだろう。

シュウインチュ ヤ スリーズリーと言われた。

シュウインチュは首里人、スリーズリーとは揃い、揃っての意味。

声かけあってみんなで列をなして行く光景が多かったので、殿様行列の様な感じに見えたかも知れない。なんだか、古都の姿、生活が見えるようですね。

 

小禄人 ー ウルクンチュ

沖縄で最初に電灯が灯った所が小禄だったので、

ウルク ヤ ニッポンと言われた。

当時の沖縄から見れば、電気の無い生活が普通の時代に、小禄が東京や大阪や他府県の街の様に電気が灯ったので、小禄はニッポンさーと言う説がある。ここに小禄人の誇りを感じる表現である。

 

泊人 ー トゥマインチュ

泊は元々、港街。かのペリーが琉球に寄港した所が今の泊港、港街だから船の仕事(漁業ではなく)物資の積み下ろしなどの沖仲仕の仕事が多かったらしい、那覇港もそうだが。

泊人を称して言う言葉は、

トゥマインチュ ヤ トゥメーイ・ドゥメーイ とある。

意味は、泊人は、人と会うと、どこの誰それかと聞いて、それなら俺とお前は同じ一族じゃないかとか、同じ門中だよと、親近感を求める。異常にこの身上調査が好きな泊人なのである。tiger60も泊系の血を引くから何となく解る感覚である。

泊は空手が盛んな所であった。かなりの人達が空手やテイーグワーと言われるそれぞれの空手の型を自慢したようだ。そんな土地柄、泊人自らヤユしたのかは知らないが、

トゥマインチュ ヤ ネージャーン ブシ と言ったそうだ。

意味は、泊人は足がぎっちょでも武士だという意味、なんとなく笑ってしまいますね。この表現は笑ってしまいます、面白い。

決して身体障害の方をヤユしたり軽く軽薄に表現した意図ではないので、誤解の無いようにお願いします。

もっともっと沖縄各地には面白い地域の気質や特徴を現す面白い、笑える表現や言葉、銘言や迷言があると思います。

tiger60が知り得たことは上記の四地域であるが、ブロガーの皆さまが良く知っていると思います。それぞれの地域で披露したい表現などがあればコメントで書いていただければ楽しく賑わうと思います。 

 

今日のブログは那覇人気質、懐かしい風景が見つかりましたか?いろいろな地域気質や個性があると思います、みなさんからもこんな表現があるよとコメントがあればと思います。昔の話しでも地域の話しでも歓迎です。

tiger60