酩亭日乘

アスペルガー症候群のおやぢ 日々の放言集

ストレス耐性

2007年03月24日 | Weblog


かかりつけのDr.との話の中で最近のいじめに対する話題になった。

一般論として最近の子供は我慢できないという話になった。

自分が一緒に勉強してきたお子さんをみているとどうもそうは見えない。

特に自閉のお子さんについてそう思うのだが実に我慢強い。専門書などをひもといてみるとストレス耐性が低いとか我慢ができないとかお決まりのように書いてあるがとんでもない話である。

見かけ上そう見えるのは仕方ない。

ただその前に日常にストレスや我慢しなければならないことがこの社会に住んでいると多すぎるのである。常に限界近くまで我慢しているのであるから、その上にちょっとしたストレスが加わればすぐさま爆発炎上するのである。

定型の人たちはこの無用に強制される我慢のことなど一切解ってくれずに勝手なことを言う。自分から見ると定型の優等生の方がストレス耐性がよっぽど低いと思う。

特に、医療、教育関係者などは優等生で自己実現ができた人が多いのでなおさらそんなことは実感として解らないのだろう。

同様に、歳喰った人々が「最近の子供は…」などと気楽にいうが、定型の子どもたちとて同様なはずで、今えらそうに言っている歳喰った人々が育ってきた環境と現在では身の周りのストレスが量質ともに昔とは比べものにならないと思う。お気軽に「最近の子供は…」などとはいえないと思う。

ストレス耐性を云々する前にその前提となるストレス自体のことももっと考えてみたらどうか。

この精神科Dr.は感心して聞いてくれたようで、初めて聞いたといっていた。

たぶんセンセイ方にはほとんど解ってもらえないかと…