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TIBと仲間たち

TIB(トロピカルインモラルボーイズ)と素敵な仲間たちのブログです。

夏ライブ終了

2025-07-27 10:31:28 | ライブ情報
 
ライブ後に体調崩し、更新遅れてしまいました。7月12日のライブは90人近くの仲間たちに集まっていただき、いつにもまして熱狂的なものとなりました。途中バラードでみんながスマホのライト振り始めた時は、歌いながら鳥肌立ちました。今までにない景色を見せてもらいました。ありがとう!!

 今回は4曲と少し多めのカバー曲を入れました。前半にはアンケートで多かった昔よく歌っていた沖縄ソング。ゴンザレスの三線をフューチャーした「島人ぬ宝」。ベースのさとゆに歌ってもらいました。彼はBEGINの比嘉栄昇に似ているとよく言われるそうですが、BEGINの曲歌うの初めてだったらしいと、ライブ中にカミングアウトしてました(笑)。また沖縄に行きたくなりました。
 前半のもう一曲は「夏のリビエラ」。「冬のリビエラ」の夏&英語バージョン。練習中に森進一のモノマネしたつもりが、前川清になってました。大滝詠一の偉大さを再認識しました。「みねんこ」のマスターのリクエスト。いつも目から鱗の選曲ありがとね。
 後半にはスティングの「Shape of My Heart」を入れました。3月に天国へ旅立った『B♭』の渡辺師匠への追悼曲です。師匠が営業で演奏するため一人練習をしていたのを思い出します。ほんとに研究熱心な人でした。今回は渡辺師匠から譲っていただいたGODINのエレガットをゴンザレスに弾いてもらいました。間奏ではタロウは何とハーモニカ吹いてました。小学校以来だそうで、本番直前まで背中丸めて一人練習してました。師匠天国で笑ってくれたかな?
 アンコールにはKOKUA「Progress」。この曲も渡辺師匠との思い出がいっぱいです。僕がアコギの弾き語りを始めた頃にこの曲自分なりにアレンジして弾いてました。師匠はことあるごとにこの曲を呼水として、僕のオリジナル曲を『B♭』で演奏させてくれました。とにかくいつも暖かく見守ってくれました。この曲、ベースのさとゆ、ドラムのみよちゃんがTIBに入るきっかけにもなった曲です。「みねんこ」の30周年でバンドやることになり、集まったのが僕と、ゴンザレスと、さとゆと、みよちゃんだったのです。その時4人でやる曲に選んだのがこの曲です。このセッションが気に入って二人を誘ったのが始まりでした!いつも「あと一歩だけ前に〜 進もう」がうまくゆかず(僕が悪いのですが、、、涙)そこばっか練習しました。


 今回も宮崎在住の昔のメンバー、平八ちゃんが歌詞カード作ってくれました。みんなにとても好評で、オリジナル曲の世界観が少しずつ浸透しているようです。「詩の内容に共感しました。」なんて感想を初めて面と向かって言われて照れてしまいました。ゴンザレスの色々なギターの音色を聴き比べたり、タロウとのダブルリードに聞き耳を立ててくれた人も多かったようです。11月の励みになります。みんなありがとう。




 今回僕が弾いてたには(持ってただけ?)、今は無き『Fender Japan 』のテレキャスターTL69の通称『Blue Flower』のリイッシュー。Aシリアルで1985年のしくは86年製いわゆるフジゲン期のもの。色落ちも渋くいい感じ。ミスチルファンは「おおっ」て思ったかな?買った時すでにピックアップは前後ともにリンディ・フレーリンのブロードキャスターに、コントロールアッセンブリーはレリック加工のビンテージコンデンサーに、ブリッジサドルはゴトーのブラスタイプに変更されてました。最近はいつも赤のテレキャスばかり弾いてたので気分転換に引弾いてみました。



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サインボール

2025-06-10 19:52:03 | ライブ情報
 「これ兄貴のだよね。」実家の片付け中に弟が手渡してくれた。古ぼけたシミだらけのボール。すっかり存在を忘れていたが、徐々にこれをもらった日のこと思い出した。




 父は学生時代を福岡で過ごし、西鉄沿線の雑餉隈に住んでいた。西鉄ライオンズファンでアンチジャイアンツであった。僕の生まれた昭和33年は西鉄が日本シリーズ3連覇の年だ。この年ジャイアンツには立教大三羽烏の一人、長嶋茂雄が大方の予想(南海ホークスへ入団)を裏切ってジャイアンツに入団、打点王、ホームラン王、新人王を受賞する活躍をし、優勝に貢献。しかしジャイアンツとの日本シリーズでライオンズは3連敗の後、エース稲尾和久の4連投で4連勝!「神様、仏様、稲尾様」の言葉が生まれた。で、僕の名前は「和久」。小学校転校4回の影響もあり野球はなかなか上達せず、おまけに野球中継よりウルトラマンやドリフばかりみていた。たまに野球中継を見ても田舎ではジャイアンツ戦しかやってなかった。それでも王貞治に憧れ最初に買ってもらったのはファーストミットだった。父は高校の英語教師だったが、野球好きで野球部の顧問などをやっていた。ある日教え子の一人が父を訪ねてきた。広島東洋カープの選手でサインボールや色紙をもらった。父は自慢げに僕に見せたのだが、知らない球団、知らない選手のサインボールにがっかりした表情の僕。教え子は悲しそうに俯き、父は戸惑った。後日その選手が送ってくれたのがこのボールだ。王貞治と長嶋茂雄のサイン入りだ。飛び上がるほど驚いたけど、何となく後ろめたく素直に喜べず、ボールは父の本棚に飾られた。
 西鉄ライオンズはその後、黒い霧事件の影響もあり優勝から遠ざかり、僕がライオンズファンを気取った頃には太平洋クラブ、クラウンライターとスポンサーが変わり、1979年西武ライオンズとなり埼玉へ。いよいよ僕は野球からライオンズから離れていった。大学を卒業後5年目に念願の福岡で研修する機会をもらった。最寄りの駅は西鉄沿線の高宮だ。1989年のこと、何と、南海ホークスが身売り、福岡にダイエーホークスが誕生した。監督は立教大三羽烏の一人、杉浦忠。戸惑いながらライオンズファンとして、平和台球場へ観戦に訪れたが、帰りにホークスのファンクラブに入り、今でもホークスの試合には着て行くオレンジと黒のジャケットを注文した。この年は友達と年に20回近くも応援に出かけた。その後田淵、根本と監督が変わる。万年Bクラスが続くが、耐えてファンであり続けた。そして1995年王貞治がホークスの監督に!何という巡り合わせ。父とは一度だけ福岡ドームに野球観戦に行った。熱烈なホークスファンの僕、アンチジャイアンツなのに王監督、亡くなるまでライオンズファンだった父は複雑な思いだったろうな。
 長嶋茂雄の訃報でこのボールをあらためて眺めて、こんなことを書いてみた。アマゾンでサインボールケースを注文した。

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夏ライブ 7月12日 土曜日

2025-05-10 14:08:17 | ライブ情報
7月12日 土曜日 ブリック・ブロックで、夏ライブ開催いたします。

TIB 始まって以来の7月開催です。7月といえば昔は津久見の花火大会を見に行き、夜に『リバイブ』でライブをやるのが恒例でしたが、最近は行けてません。ご無沙汰しています、岩尾さんお元気ですか?TIBが今のメンバーになってから、8月、12月は新型コロナ感染の流行で、冷や汗ものの開催が続きました。昨年ですら、新型コロナのちょっとした流行で来れなかった人たちがいました。元々8月開催は僕らの、さらに来てくれる人たちの子育てにも関係してました。それも影響なくなった今、思い切って7月開催にしてみました。来週からは本格的にライブに向けた練習も始まります。みんな来てくれるかなあ?

ナルキッソス
半分の月(新曲)
マイ・ライフ
オレンジ
Bloody Rain
Monster Flower
Zippo
心が折れただけなのに(新曲)

進めまめ
青いキャンバス(新曲)
ごめんなさい
ペダルヲマワセ
空より高く
Oblivion
明日の朝に
早春賦
夢は終わらない

新曲以外にも、『Monstar Flower』『ごめんなさい』『ペダルヲマワセ』『早春賦』と久々に選んだ曲が入ってます。これに加え、前半後半に2曲ほどカバー曲を、夏らしい曲を入れようかと考えてます。久しぶりにゴンザレスの三線聞けるかもです。渡辺さんに縁の曲も入れなきゃね。
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青 蒼 碧

2025-04-20 10:03:57 | ライブ情報
 結婚式に呼ばれた。コロナ禍以来久しぶりである。雛壇で喜びを身体中で表現する花嫁が煌めいて眩しかった。花嫁なんてものは一生のうち結婚式で一番輝いているものだと常々思っている。それにしてもその輝きはただの外見じゃなく、彼女の内面からくるものであろう。さぞかしこんな明るい娘と出会ったなら、それまでの人生が大きく変わるんだろうな。年老いた自分にもあった思い出が、海の波に削られるようで、少し黄昏た。

青いキャンバス

青いキャンバスを手渡された
まず最初に雲の書き方を教わった
パレットの上には白と黒の絵具だけ
理由は誰にも聞けなかった
疑問に思わなかったわけじゃないけど
与えられたことこなすだけで精一杯だった
時がすぎ画面は雲で覆われて
淀んだ暮らしの狭間 白い雲は黒ずんでゆく
かつて輝いてた青い空は無くなって
モノクロームの生活に慣れ切った

青いキャンバスを手渡された娘
やはり最初に雲の書き方を教わってた
ある日彼女のキャンバスを覗き込んだ
目に飛び込んできたのは雲ばかり
だけど雲の周りには眩いハイライト
同じキャンバス 同じ絵具で 同じ世界に
全てを包も込み 優しく癒す
こんな光を描けるなんて思いもしなかった
言葉を失い 立ち尽くす僕に笑顔で
「雲の向こうの太陽をかいたのよ」
 
彼女は僕の手を取ってキャンバスを塗り替えた
塗りつぶしても黒くはならない魔法の絵具で
色褪せたこの世に光を導くアート
暗い日々の片隅 光を探す喜びをくれた
かつて輝いてた青い空は無くなっても
出会った時から気付いてた
君こそ僕の太陽だと
青いキャンバスの中の太陽
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思い出

2025-04-06 08:55:00 | ライブ情報
 もう母の三回忌だなと空を見上げていた三月半ば、僕らの師匠、渡辺信一さんの訃報が届いた。まだ寒い日が続いていた中、僕の心はさらに凍てついた。『B♭』を閉めてまだ一年ちょっと、早すぎるお別れだ。いまだに都町に行くと『B♭』だった店の前に立ち寄るんだよと、バンドのメンバーに話しをしたばかりだ。カランと店のドアを押すと、優しい笑顔の師匠がそこに居る気がしていた。店を閉めてから一度もお会い出来なかった事がとても残念でならない。師匠、寂しいよ。
 前にも書いたが、うちには師匠から譲っていただいたギターが2本ある。一本はブルーのゴダンのエレガット。ある日『B♭』でゴンザレスと飲みながら「ライブでガットギターの音が欲しいよね。」と話してた。他の客の邪魔にならないように、店のカウンタの左隅っこが僕らの定位置。そこへ話を聞きつけた師匠がやってきて「最近営業ではオベーションのガットギター弾くんで出番がないんだよね。」と言うか否や、手付金を置いた(笑)。ゴンザレスがライブで数度、僕が仲間の結婚式で一度弾いたきり我が家にある。作曲やデモ作りにはよく使っているギターだ。2本目はマーチン000-28EC。これも師匠が営業で使ってたやつだ。東京で何本も試し弾きして、一番気に入った一本を買ったと言う話をしてくれたな。早く店に辿り着いたときに、誰もいない店内で僕だけにクラプトンやスティングの曲を弾いてくれた。大切に愛おしそうに弾いていたんで、最後まで手放さないギターだと思っていた。でも店を閉めるとき、僕にならと譲ってくれた。まさかである、狂喜乱舞した。家の中だけでのとっておき、いつも弾けるように立てかてある愛用の一本で、毎日のように弾いてきた。師匠が亡くなる数日前、部屋で曲作りしてたらゴトンと音がした。音の原因を探すと、フィッシュマンのサウウンドホールピックアップが外れていた。今にして、師匠が僕を気にしてくれてたんだなと勝手に思っている。今度ライブで使ってみようかな。
 ギターやアンプの話は言うに及ばず、たくさん音楽の話をした。マッカラン飲みながら。僕の弾き語りをいつも応援してくれた。ゴンザレスのギタープレイをいつも褒めてくれた。どれくらい楽しい時間を一緒に過ごしただろう。師匠ありがとう、そして安らかに。000弾くたびに涙が止まらない。

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