湖坊諒平っていうブログ

貧しくも 富士より高し わがモチベ

国税専門官になろう vol.1

2020-01-10 15:52:10 | 国税専門官

国税専門官を目指して  ~絶対合格には長期戦だ~

 

 みなさんこんにちは。引き続き国税局の採用試験合格マニュアルを読んでくださりありがとうございます。前回お話した通り、筆者の合格最大の要因は早く受験を決心したこと、早くに対策を始めたことでした。たとえ一日でも長く準備の時間があれば合格に近づけると思います。

 とは言っても学生の方は授業や課外活動、アルバイトがありますし、既卒者の方ならお仕事や家事もあることでしょう。1日24時間の中で勉強に割ける時間はむしろ限られています。限られた勉強時間に集中することは言うまでもありませんし、だからこそ準備の長い時間が必要になるのです。

 今回は筆者の合格への年間スケジュールをご紹介したいと思います。

 

3回生 4月 勉強開始  憲法

    5月       民法

    6月       行政法

    7月 夏期講習  経済学

    8月       商法

    9月       会計学

    10月       政治学

    11月       経営学

    12月       社会学

    1月       数的処理・文章理解

    2月

    3月       教養科目

4回生 4月       論述問題、復習

    5月民間就活開始 まとめ

    6月一時筆記試験

    7月一次合格発表

    8月二次面接

    9月最終合格発表

 

一次と二次の試験や合格発表のスケジュールは当時と今では異なるかもしれませんね。

前述のように筆者は経済学部なのでまず手薄な法律からじっくり勉強しようと思いました。したがって、もし法学部の方など経済学部以外の方なら時間のあるうちに経済学からじっくり勉強されるのがいいかもしれません。あとで詳しく言いますが、勉強の順番は憲法→民法→行政法→商法の順がいいかと思います。

民法と経済学、会計学はじっくり時間をかけて勉強してください。上のスケジュール表では各科目ひと月になってはありますが、これはあくまでも便宜上のことでどうかとらわれ過ぎないようお願いします。記述問題で取ろうとする科目はなおさらですね。それに試験の後も知っておくといいためになる科目ばかりです。たとえ国税局以外の進路に進むとしても、です。逆に憲法、商法、政治学、経営学、社会学、これらの科目はひと月かけるとかけ過ぎです。過去問を中心に手早く対策を進めてください。

行政法は中間的です。でも、もしこのマニュアルをお読みの方で都道府県庁や市役所の受験を希望されている方や国税局と併願される方はじっくり勉強されたらいいでしょう。実務や昇進で行政法が大事になると聞きます。

どちらかと言うと専門科目の勉強ぶりで国税局の採用試験は決まると思います。なぜなら専門科目の方が本もちゃんとあって対策が立てやすいからです。まず、過去問を1,2問解いてアウトプット。その後じっくりインプットし、再びアウトプットするという勉強法です。しかしながら、昨今の国税局の採用試験は専門科目の中に筆者の時はなかった英語や商業英語、情報系の科目があり、これらは専用の過去問題集もなく対策が立てにくいのです。経済学部、法学部、商・経営学部以外からもいい人材を確保したいという採用側の思惑でしょうが、英語などや情報系の科目は数的処理や文章理解と同様に考えてアウトプットの勉強で対策してください。インプットというのがむしろないと考えられます。

今回の最後として教養科目は早くから手を出さない方がいいと思います。本気で勉強しようとすれば範囲が広すぎます。これもアウトプットのみの勉強です。国税局を目指されるみなさんなら当然知っている問題、という意味合いです。過去問を解いてください。あと、本番の試験では教養試験はひたすら時間との戦いになります。数的処理、文章理解でいかにスピードを上げるかです。こうした科目で普段から時間を心がけましょう。


2020明けましておめでとう!! 国税専門官になろう

2020-01-01 16:17:42 | 国税専門官

国税専門官を目指しておられるみなさんへ

 

 新年あけましておめでとうございます。実は筆者は?年前に国税専門官採用試験に合格し、採用された経験があります。もしかして大学生のみなさんや転職を考えておられている若いみなさんがおられたら興味を持って読んでいただきたいと思います。ようこそ!! かつて国税専門官を目指し、採用された経歴を持つ筆者からみなさんへその勉強方法、その後の仕事、人生についてアドバイスします! 国税専門官の合格体験記ですが、国税に関係ない人にも面白く読んでいただけるモノを目指します!!

 よかったら採用試験の採用試験の勉強方法をまとめたマニュアルを以後連載しますんで読んでください。詳しくはこのマニュアルの中で解説するとして、ここで今振り返って言える国税局の採用試験の勝因についてお話します。(なお、この試験については国家専門職、国税専門官など複数呼び方があるので筆者は独自に『国税局の採用試験』と称します。

 筆者は大学三年生の春に公務員試験の勉強を始めました。この早くから始めたというのが最大の勝因だった、と思います。それも国税局の採用試験に絞っていました。みなさんご承知のように公務員試験は出題が多岐にわたっています。英語や商業英語、情報数学など問題集のない科目までありますよね。一つひとつ勉強していかなければなりません。勉強と言ってももちろんやみくもに過去問を解くなどというだけではだめでまず解説書などで知識を少しインプットしてから過去問でアウトプット、という順番です。これを憲法→民法→行政法・・・という具合に繰り返すのです。この勉強方法についてはマニュアルで詳しく紹介しますが、ここで言えることは以下の点です。

1.専門科目はじっくり、教養科目はさらっと勉強する。

2.勉強の順番は専門科目→数的・文章→教養科目がよい。

3.自分に合った勉強法を確立すること。

3の勉強法ですが、これについては筆者もご紹介するつもりですが、勉強を進めるプロセスの中でみなさんに早く確立してほしいです。特にこれがいけない、というものはないと思います。まず、独学。筆者は先ほども述べたように3回生になってすぐ、独学でスタートしました。問題集を買ってインプット、アウトプットを繰り返しました。当然法律科目もありますから六法も買って条文も見ました。すべて専門学校に丸投げにしていたらお金もかかっただろうし、学校に通う手間もかかったと思うのです。

 でも、筆者もダブルスクールはしていましたよ。3回生の夏短期講習に行ったのと、別に民法と行政法のクラスを取りました。さすが餅は餅屋。いい授業でした。大学の授業は試験対策ではないので授業の質はやはり専門学校の方がいいです。また、筆者は経済学部だったので、法律系が手薄だったのでよかったです。

 大学の授業も活用できるものなら遠慮なく活用しましょう。前にも言ったように筆者は経済学部だったので経済系は比較的準備がありましたし、政治学は取っていないのに“もぐり”をして授業を聞いたり、会計学は授業を取った友達からノートをコピー取らせてもらって自作のノートを作ったりして勉強しました。

 みなさんご専門や学生・既卒など状況は様々だと思います。だから例えば法学部の方なら法律系を大学で勉強して経済学を独学とか、既卒者の方なら学生時代の勉強を独自に温めなおしつつ塾に通う、なんかも考えられます。百人いれば百通りの勉強法、とでも言いましょうか。その人らしい勉強法があるはずがあるはずです。

 詳しくは筆者監修のマニュアルをご覧ください。さらに詳しい情報が得られるはずです。損はないと思いますよ。よろしくお願いいます!! 拡散希望!