湖坊諒平っていうブログ

貧しくも 富士より高し わがモチベ

アンダーラブ vol.12

2016-01-31 15:35:52 | 小説
十五

 奈々子は3年生になると公認会計士を目指すことを決心した。商学部の監査の授業を聴いて会計士の仕事に興味を持ったからである。会計士を目指すことは両親も反対しなかった。大学の授業だけでは不十分となり、受験のための塾に通うようになった。両親も塾の月謝は工面してくれた。
 大学の課外活動には参加しなかった奈々子だが、3年生から始まったゼミは友達を作るいい機会となった。女友達はもちろん、男友達も出来るようになった。不思議と同年代の男の子をみんなやらしいと思わなくなってきたのだ。デートもするようになった。健二のことやふれあい園のことを少しずつ忘れるようになった。
 4年生になると周りの友達は就職活動をするようになった。だが奈々子はあえて就職活動はせず、会計士の勉強に専念した。公認会計士の試験は厳しい。実力不足なのは分かっていた。会計士の試験に落ちたら留年して就職活動をしながらまた受験しよう、そう決心した。
 公認会計士の試験の日がやって来た。

 当日の朝、試験会場の大学へ足を運んだ。少し緊張していた。試験を受ける人たちの波にまぎれて会場の教室へ向かった。そのとき、奈々子は人並みにまぎれて歩く一人の受験生に気付いた。
「健二さん?!」
健二らしい男性がいたのだ。ドキッとした。だが、はっきりそれとは分からなかった。向こうは奈々子にはまったく気が付かなかったようだ。
 会場の教室の自分の席についても奈々子は健二のことを考えていた。健二さん、会計のお仕事されていたから資格を取りに来たんだわ、そう思った。でも今はダメ、試験に集中しないと。無理にでも奈々子は試験のことに集中しようとした。カバンから簿記のテキストを取り出し、読んだ。やがて時間となり試験官がやって来て、試験が始まった。

 試験が終わった。試験の手ごたえはまずまずだった。勉強していたところも出た。1回の受験で通るほど易しい試験じゃないし。奈々子はわけもなく、すがすがしい気持ちだった。健二のことは忘れていた。
受験生たちの人並みに沿って最寄の駅に向かった。歩いていると男の声に呼び止められた。
「こんなところで会えるなんて光栄ですね、藤野奈々子さん。」
奈々子は振り返った。健二だった。
「健二さん!!」
健二はにっこり微笑んだ。
「お久しぶりです。実に2年ぶりですね。奈々子さんも公認会計士、目指しておられたんですね。」
「いやあ、今年はダメですよ。私なんか。健二さんは実務の経験があるからいいですけど。」
「いやいや、ぼくだって仕事しながらなんで十分勉強時間が取れなくて。学生さんはいいです。」
意外と失恋の傷はもうなかった。奈々子は親しかったころのように健二と話すことが出来た。
「いかがです? お茶でもして帰りませんか?」
健二が誘ってきた。
「特別おごりますよ。」
二人は駅近くのコーヒー屋へ入った。

 コーヒーを飲みながら二人は話をした。今日の試験のこと、奈々子がふれあい園を離れてからのこと、奈々子の学生生活のこと、健二の仕事のこと。昔に戻ったみたい、二人はそれぞれに思った。まるでフランス語講座の後のコーヒータイムのようだった。
 約1時間話をした。もう少しこうしていたい、奈々子は思った。話が終わるのが怖かった。
「そうだ、はがきを出さないと。」
健二が言った。
「ポストなら道路を越えた向こう側にありましたよ。」 奈々子は言った。
「ありがとうございます。奈々子さん、出して来るんでちょっと待っててください。」
そう言って健二は店を出た。
2,3分後車の急ブレーキの音とドン、という激しい音が聞こえた。まさか、奈々子は思った。慌ててコーヒー屋を飛び出した。救急車を呼べ! 通行人が叫んでいる。人が血を流して倒れているのが見えた。
 「健二さん!!」奈々子は大声で叫んだ。
 健二が倒れていたのだ。

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アンダーラブ vol.11

2016-01-17 12:53:17 | 小説
十四

 ふれあい園から奈々子に解任の通知が来た。無理もない、黙って行かなくなって1ヶ月、まったく仕事に行かなくて一切連絡していないのだから。1ヶ月待ってもらっただけでも感謝しなければならないところだ。
 奈々子の母は口をすっぱくして厳しく言った。『せめて最後にあいさつだけはして来なさい。』気は進まなかった。季節は過ぎ、秋が来て冬になろうとしていた。11月のある日曜日、施設まで行くことにした。
 ふれあい園の正面入り口まできて急に入るのが嫌になった。やっぱり入れない、健二がいるかもしれない。怖ろしいほどの嫌気が差してきた。外は11月だから寒かったが、それでも入るのをためらった。でも奈々子は健二に会うのが怖いはずなのに自分が健二に会えることを期待していた。自分の矛盾に気付いていた。
 気がつくとやってきてからもう2時間が過ぎようとしていた。
 やがて雨が降ってきた。奈々子は傘を持っていなかった。帰りたい、でも入らなければ、そんな思いで濡れながら佇んでいた。
 しばらくして喫茶コーナーの扉が開いた。宏子だった。
「あら、奈々子さん、どうしたの? ずぶ濡れじゃない。とりあえず入って。」
奈々子は何も応えなかった。応えることが出来なかった。
「おいしいアールグレイを入れるわ。もちろん温かいの。アップルパイもいかが?」
気は進まなかったがとりあえず喫茶コーナーに入った。かつて奈々子も働いていたところだ。宏子は奈々子に乾いたタオルを持ってきて、紅茶を淹れた。
「私の自慢のアップルパイよ。奈々子さんもよくご存知だとは思うけど。ここの喫茶コーナーの目玉商品。これがあったから私喫茶コーナーの責任者に抜擢されたの。とは言っても時給300円だけど。」
宏子は笑った。「何もとりえのない私にとっての唯一のとりえがこのアップルパイを焼くことなの。召し上がって。」
アップルパイの乗った皿をテーブルの上に出した。奈々子は黙って食べ始めた。
「しばらく見かけなかったけど、どうしていたの?」
奈々子はうつむいて何も応えなかった。
「ケンちゃんから聞いたわ。好きです、って言ったんですってね。」
奈々子は顔を上げた。
「分かるわ・・・。ケンちゃんって本当にすてきな人・・・。」
宏子は少し視線を上に向けて言った。
「・・・」
「正直思わない? 何で私みたいな女があんないい人と結婚できたのかって。」
「いいえ、そんなことは・・・」奈々子はやっと応えることが出来た。
「無理しなくていいのよ。私自身が一番そう思っているから。」
宏子はにっこり微笑んだ。
「ケンちゃんって・・・優しくてでも強くて頼りがいがあるわ。ハンサムで背が高くてスタイルもいいし。障害年金、それも公務員出身だからいい年金をもらいながらちゃんとお勤めもしていて経済力もあるの。ユーモアもあって人当たりがよくて。もう何十人分もの長所が服を着て歩いているような人なの。それに比べて私なんか心も体も病弱でわがままばっかりのただのオバサンね。」
そんなことないです、奈々子は反論した。
「私たちってこの法人のきぼう作業所で知り合ったの。入ったのは私のほうが先で後からケンちゃんが来たんだけど、あるとき急にケンちゃんからデートのお誘いがあったの。美術展のチケットが2枚あるんだけど、一緒に行きませんかって。私、美術のことはよく分からないけど、本当うれしかった。私って彼氏いない歴27年の女だったから正直信じられなかったけど、喜んでOKしたわ。そのデートがきっかけでお付き合いが始まって1年後にプロポーズされたわ。私ケンちゃんよりひとつ年上なんだけど、もう彼に夢中だった。」
「・・・」
「ごめんなさいね、私の自慢話ばっかりで。ただ、とにかく私たちは一緒になって幸せに暮らしてきたの。私はたびたび入院したけど、ケンちゃんが何度もお見舞いに来てくれて身の回りの世話をしてくれたわ。本当に支えてくれた。そんな彼だからこのふれあい園でも女性に大人気よ。みんな私に羨望のまなざしだわ。心地いいような、くすぐったいような。奈々子さんもきっとみんなと同じ思いだと思っていたわ。」
「わ、私の好意に気付いておられたんですか?」
「もちろんよ。」
「ごめんなさい。ご主人さんのこと好きになったりして・・・。」
「構わないわ。好きになることくらい誰でもあることだから。ただ、ケンちゃんがどう思うか分からないけど、奈々子さんならケンちゃんも好きになりそう。私たちライバルね。」
宏子はにこっ、と微笑んだ。
「握手!」 宏子は右手を差し出した。
奈々子は弱々しく宏子の手を握った。急に奈々子は自分の奥底からこみ上げてくるものを感じた。
「アップルパイもう一切れいかが?」
奈々子の目から涙が零れ落ちた。涙を拭おうともしなかった。奈々子は財布から千円札を一枚取り出し、テーブルの上に置いた。
「お、お代はいいわよ、私のおごりだから。」 宏子は言った。
大粒の涙が零れ落ちた。『ごちそうさまでした』それだけ言うと奈々子は喫茶ルームを飛び出した。
 外はまだ雨が強く降っていた。だが、奈々子は傘もなく濡れて行った。
「ライバルだなんて・・・私の完敗じゃない。」
宏子に自分を重ね合わせると負けているのは一目瞭然だった。宏子の優しさ、広い心、余裕。すべてにおいて私は負けている。奈々子はそう思った。
 11月の冷たい雨に濡れながら奈々子は走った。

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アンダーラブ vol.10

2016-01-11 14:35:10 | 小説
十三

 6月の第一日曜日、ふれあい園の潮干狩りの日がやって来た。朝8時集合、参加メンバー13名、家族7名、スタッフは理事長以下3名、それに加えること健二・宏子それと奈々子の3名だから総勢26名である。理事長の中川さんが大型のマイクロバスをチャーターした。東京から少し離れた湘南の海に向けてバスは走った。
 バスの中は賑やかだった。バスガイドさんがついたのだが、そのガイドさんが愉快な歌やクイズで盛り上げてくれた。時間があったのでカラオケも使わせてもらうことになり、メンバーたちは我先になった。宏子は歌わなかったが、健二が昔の古い演歌を歌うと中川さんやメンバーの川上さんは大喜びだった。奈々子が最新のアイドルグループのヒット曲を歌うと若いメンバーたちは大盛り上がりだった。
 東京から3時間、目的地の海岸へやって来た。空はよく晴れて青かった。海もまた青かった。かもめが飛んでいた。まだ6月のはじめだが、もう真夏のように暑く、汗ばむくらいだった。ただ時折さわやかな初夏の風が吹いて気持ちよかった。障害者のメンバーたちは一斉に浜へ駆け出していった。健二も今日ばかりは大はしゃぎでメンバーの佐々木さんやほかの男連中たちとスコップを持って浜へ出た。宏子はそんな健二を見て奈々子と苦笑した。
 始まって小1時間ほどして一行は昼食を取った。スタッフと健二・宏子・奈々子が総出で用意したおにぎりと玉子焼き、鮭の塩焼きだった。みんなおいしいと争って食べた。
食事の後は自由な時間となった。メンバーたちはまた砂浜を掘ったり、波打ち際へ行って海水に素足を浸したり、浜辺に座っておしゃべりしたり、思い思いに過ごした。奈々子はスタッフの山本さん、石川さんと食事の後片付けをしていたが、ふと健二はどうしているだろうと思った。健二は仲間たちと離れて一人で立っていた。ブラウスも脱いでTシャツ一枚で海を眺めていた。
 片付けを終えて奈々子もTシャツ姿で健二のもとへ行った。
「ああ、奈々子さん。」 健二はやって来た奈々子を見て声をかけた。
「どうなさったんですか? 一人でボーっと海なんか見ちゃって。」
奈々子は応えた。二人の間をさわやかな初夏の風が抜けていった。
「海を見ていたんですよ。あの水平線はここから5,6キロ先のあたり。ぼくたちの見ているこの半径5キロの視界はいわば地球という球体をこの地点で微分した一部分で・・・」
と健二は言った。言って一人で少し笑った。
「なんてよしますか、こんな話。今日くらいは。」
「もう、健二さんたら」
奈々子もそんな健二を見て微笑み返した。空にはかもめが飛び交い、二人がそれぞれ着ていたTシャツが風に泳いだ。
「なんだか、言葉がいらない・・・」 
奈々子は気持ちが高ぶるのを感じた。健二とこの場所で時間を共有できることを喜んだ。
 しばらく、そのまま時間が流れた。
「ぼくが今22歳の青年だったら奈々子さんに恋しただろうな。」
ふと、急に健二が言った。奈々子はびっくりした。
「健二さん?!」
「あっ、ああごめんなさい、奈々子さん。これではただのやらしい男ですね。失礼しました。」
「・・・」
「な、奈々子さん?」
「嘘なんですか、今の?」
奈々子が逆に聞き返した。その一言にはむしろ怒りすら込められていた。
「ごめんなさい、奈々子さん。ぼくはただ、場のノリというか、気分的にちょっと・・・」
「私に恋しないんですね。」
「だからその・・・」
「私は恋しています。」
奈々子はきっぱり言った。
「私は・・・、健二さんが好きだから!!」
健二はぎょっと奈々子を見た。
言ってしまった・・・奈々子は思った。自分の一番正直な気持ち。伝えたかったけど今まで伝えられなかった思い。
「高校生のときにフランス語講座で出会って、数学や経済のことを教えてくれて、優しくて誠実で、ずっとあこがれていました。尊敬していました。」
「奈々子さん・・・」
健二は何か言いかけた。
「でも、分かっています。私なんかじゃ全然ダメだってこと。健二さんとは歳も離れていますし、奥さんもいらっしゃるし。ごめんなさい」
奈々子の眼から涙が頬を伝って落ちた。
「奈々子さん、本当にありがとう。どうか泣かないでください。でも、お気持ちにお応えすることは・・・。宏子のこともありますし、申し訳ない。それにぼくは恋愛は不得意ですから。」
奈々子は泣いた。
「でも奈々子さん、あなたは本当にすてきな方です。宏子以上に価値のある方です。」
健二は補足した。奈々子はとめどなく涙が溢れて何も言えなかった。
 奈々子は健二から離れ、とぼとぼと砂浜を歩いた。健二は追いかけようとはしなかった。
 さっきまで青かった空に雲が垂れ込めてきた。かもめも姿を消した。
 ただ、海だけが穏やかだった。

 健二に失恋して以来、奈々子はふれあい園のアルバイトに行けなくなってしまった。無断欠勤するようになった。最初のうちは施設から奈々子の携帯や自宅に電話があったが、そのうちそれもなくなった。施設へいかなければならない、連絡を入れなければならない、それは分かっていた。
 しかし出来なかった。出来ないまま時間だけが過ぎた。

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アンダーラブ vol.9

2016-01-10 13:10:21 | 小説
十二

 12月のある日、ふれあい園に大きなクッキーの受注があった。とある保育園からの注文だ。クリスマス用に一袋5個入りのクッキーを100袋作るという注文だ。これにはふれあい園のメンバー・スタッフ総出で仕事にあたった。宏子も喫茶コーナーを閉めて参加したし、健二まで仕事を半日休んでやって来た。奈々子ももちろん手伝った。
 一袋5個入りのクッキーを100袋だから計500枚である。クッキーを焼くオーブンはフル稼働だ。メンバーたちも手分けして頑張った。
 焼くのは主に健二がした。しかし、これがよくなかった。オーブンのあまりの廃熱とオーバーワークで健二がダウンしてしまったのである。休養室で休むこととなった。
 昼休みに中川さんが奈々子に薬と水の入ったコップを手渡した。これを朝倉君に飲ませてあげなさいと言った。小さな袋に入った粉薬だった。精神科で出された頓服だから、と説明した。
 薬を健二に渡すとありがとうございます、と力のない手で飲んだ。でも水は一気に飲んだ。
「ぼくの病気のこと、ばれてしまいましたね。」
健二は苦笑した。
「最近夜あまり眠れないんです。仕事もうまくいかなくて。でもこんな言い訳、ダメですよね。」
「健二さん・・・。」
「ぼくは精神病を患って国税局を退職し、ふれあい園とは同じ法人が運営するきぼう作業所という施設にメンバーとして入所しました。そこで宏子と出会い、結婚したんです。ここが出来たときに宏子とメンバー籍を返納してボランティアとしてきぼうからやって来ました。今勤めている税理士事務所も実は中川さんの口利きで入ったんです。そのことを隠していたことは謝ります。奈々子さん、本当にごめんなさい。」
奈々子は黙って首を横に振った。 
「精神の病気にはどうしても偏見が伴います。本来なら初めからいうべきっだのかもしれませんが、ぼくも大概ええカッコしいで、言えば奈々子さんと友達になれないのでは、と思ってしまって。奈々子さんを騙してしまいましたね。」
「健二さんは何も騙してなんかいません。誰も傷ついてはいませんし、損をしてもいません。」 
 奈々子ははっとした。病気だからって誰も困ってはいない。偏見の目で見ていた自分が間違っていた! そう思えたのである。
「ぼくも所詮はやらしい男なんです。」 健二は済まなさそうに言った。
「健二さん、健二さんは違います。あなたはやらしくなんかない!」
やっぱりこの人が好きなんだ!! 奈々子は思った。

 次の春、奈々子は無事2年生に進級した。成績はとてもよかった。2年生にもなると徐々に専門の授業も入ってきた。経済に関する英語講読や経済基礎数学、統計学基礎である。いよいよ自分も経済を学ぶんだ、そう思った。
 ふれあい園でのアルバイトも週2回に増やした。1年のときより自由な時間が増えたからである。障害者メンバーとの話の時間や喫茶コーナーの手伝いのほか、施設の事務も手伝うようになった。
 健二への思いは募る一方だった。確かに偏見はある。しかし、それを打ち消す思いが奈々子にはあった。健二は決して紳士的な態度を崩さず、丁重に奈々子に接した。それが奈々子にはむしろ歯痒く思えた。親しくして欲しい、タメ口で話して欲しい、呼び捨てで呼んで欲しい、そう願った。しかし障害よりも何よりも健二は結婚している。そんな男性が他の女性と恋なんかするだろうか?それも一回り以上も年下の自分に。有り得ない。それは分かっていた。しかし健二への思いがまっすぐで、あまりにもまっすぐで奈々子は盲目になっていた。
 やがてそんな奈々子に転機が訪れた。

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謹賀新年 2016

2016-01-01 13:43:28 | 日記
明けましておめでとうございます。
本年も拙作をよろしくお願いします。
 ただ今連載中の小説『アンダーラブ』は5年ほど前に筆者が書いたものです。時代が分からないようになるべく固有名詞を省きました。でもある人からの指摘で、「フランスでテロ事件があったばかりなのにフランス旅行はおかしいのでは?」というのがありました。十分に中身を検討せずにアップロードしたのはまちがいだったと反省しております。
 今後ストーリーの中でフランスは出てこないはずなのでご安心ください。
 また、連載が終了したときにコメントします。引き続き、ストーリーをお楽しみください。

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