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商業専職装画家・THORES柴本(トーレスしばもと)の 既刊案内、お仕事情報などの色々御報告

【発売】SFJapan 2010 SPRING

2010年03月10日 | 徳間SFJapan
徳間書店 「SFJapan 2010 SPRING」
『黎明の書』第1章 連載4回目
著作:篠田真由美 装画:THORES柴本
ISBN978-4-19-862918-2 定価:1700円(税抜)

《貴種》と人間が共生する世界で、
出会ったイオアンとラウル。
彼らは、いろいろな思惑が錯綜する城の中にいた。
そのシェミハザ伯爵領に新たな火種が・・・・・・。

今回は第1章のラストになります。
物語は城の中の騒動から他の領土を治める貴種の介入で慌しくなります。
貴種と人間の《絆》がこの作品には有って、登場人物其々の形があるというのを見せてくれます。
この作品の《貴種》、は所謂《吸血鬼》の事です。
貴種は人間の住む土地の領主であり、貴族というかたちで主従関係にあります。
其れにより《貴種》と人間は共存しています。

吸血鬼を題材にして居るので華やかさよりは陰鬱な感じで、耽美的な印象の作品です。

イラストは白黒挿絵を扉含め参枚になります。
此の記事に掲載している画像は扉絵で、シェミハザ伯爵とオラフになります。
ダンディズムがお好きであれば良いのですが、そうはいっても「頑固親父と禿老人」ではあるので一部の方向きだと想います。何故是が扉かと云われると、
担当氏が「オラフで行ったら恰好良いですよね」と云う感じで指定があったので、禿老人ではマニア過ぎると思って、折角なので挿絵未登場の伯爵も入れて描こうと思って、オラフ単体のラフと共に伯爵入りバージョンを提出して、結果、伯爵入りのイラストに決まりました。
他の挿絵はリベカ(伯爵夫人)とルイズ、伯爵VSダニイル(+イオアン&ラウル)に成って居ります。
ラフのチェックの際、リベカの胸の張りを減らしてもっと老婆の様に、とかは有りましたがそれ以外は特に難なく通ってその様に成りました。
篠田先生ご本人からのチェックなのですが、リベカやルイズは結構細かい感じです。

因みに、担当氏は男性ですが、トリ・ブラファンであったり、一緒にマリアージュフレールで美味しいお茶とケーキとか食べて喜んだりしています。

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