吾、未だ、足るを知らず

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鬼来迎 国指定重要無形民俗文化財

2013年08月17日 16時59分50秒 | ドキュメント

 

鬼来迎    国指定重要無形民俗文化財
 
来迎(鬼舞)は、千葉県山武郡横芝光町虫生の広済寺に伝わる、
地獄の様相と菩薩の救いを仮面狂言にした日本唯一の民俗芸能である。
1975年重要無形民俗文化財の第1回の指定を受けた。
地獄を再現し、因果応報勧善懲悪の理法を説く仏教劇で、
すべて地元虫生民の手によって、毎年地獄の釜の開く日といわれるお盆8月16日に演じられる
内容
地獄を舞台とし、死者が閻魔大王の裁きを受けどもの責め苦に遭うものの菩薩によって救われる

大序→賽の河原→釜入れ→死出の山」の四段が上演される。
以外に広済寺建立を物語る「和尚道行→墓参→和尚物語」の
三段、全七段

農村信仰の原型であり、衆生救済を描く。
他に類例の少ない民俗芸能であり、農村と信仰、
鬼とは何かなどが語られる。
また地獄の恐ろしさと菩薩の慈悲を語っている。
鎌倉時代初期に始まったといわれている
由来
旅の僧石屋(せきおく)が夜道に迷い、
虫生(むしょう)の里の辻堂で休むうち眠ってしまった。
眠りの中で石屋は亡者をめぐる、文字どおり地獄絵図の様子をかいま見てしまう。
賽の河原で石積みを強いられ、鬼に追われる亡者たち。
連行された地獄で亡者が筆舌に尽くしがたい責め苦を負わされる中、
ある亡者の時に地蔵菩薩が現れ、鬼達に供養卒塔婆を渡すとその亡者は成仏することを知る。


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