[ボストン 29日 ロイター] 一部の国の景気不透明感やタブレット型端末との競争などを理由に、調査会社が世界のパソコン(PC)出荷台数予想を引き下げている。
ガートナーは29日、2010年の世界のPC出荷台数予想を下方修正し、消費者や企業が当分の間、PCの購入を見送るとの見方を示した。
ガートナーは今年のPC出荷台数を前年比14.3%増の3億5200万台と予想。来年は15.9%増加するとの見通しを示した。従来予想は2010年が17.9%増、11年は18.1%増だった。
ガートナーのリサーチ・ディレクター、ランジット・アトワル氏は声明で「予想される消費者需要の低迷を踏まえると、出荷台数の伸びは短期的に鈍化が見込まれる」とし、こうした需要の低迷は「iPad(アイパッド)などのタブレットに対するユーザーの関心拡大による部分が小さくない」と指摘。2014年までにPC台数の約10%がタブレット型端末に置き換わるとの見通しを示した。
調査会社IDCの広報担当者も同様の傾向を指摘した上で、出荷台数の伸びは依然として2けたになるとの見方を示した。同社は12月中旬に最新の見通しを発表する。
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ガートナーのリサーチ・ディレクター、ランジット・アトワル氏は声明で「予想される消費者需要の低迷を踏まえると、出荷台数の伸びは短期的に鈍化が見込まれる」とし、こうした需要の低迷は「iPad(アイパッド)などのタブレットに対するユーザーの関心拡大による部分が小さくない」と指摘。2014年までにPC台数の約10%がタブレット型端末に置き換わるとの見通しを示した。
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