【ミュンヘン(ドイツ)10日共同】ロシアのプーチン大統領は10日、ドイツ・ミュンヘンで開かれた安全保障国際会議で演説し、米国がテロとの戦いで「世界を危険に陥れ、民主主義を破壊している」と述べ、ブッシュ政権を激しく批判した。
大統領はイラク戦争やテロ容疑者の強引な拘束・移送などを念頭に、米国が国際法を逸脱し、危険な武力行使を繰り返していると指摘。「単独主義は紛争の解決につながらず、むしろ悪化させている。米国の軍拡は他国の核兵器開発を促す結果を招いている」と語った。
大統領はまた、米軍がポーランドやチェコにミサイル防衛施設の建設などを計画していることについて「ベルリンの壁は崩壊し、いまや土産物になっているが、(米国は)再び(東西の)壁をつくろうとしている」と述べ、施設建設やミサイルの配備に反対する立場を強調した。
「米国は民主主義を破壊」 47NEWS
http://www.47news.jp/CN/200702/CN2007021001000560.html
G7、共同声明採択し閉幕へ=円安問題、最大の焦点に
【エッセン(ドイツ)10日時事】当地で開かれている先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)は10日午後(日本時間同日深夜)、共同声明を採択して閉幕する。同日の会合では為替の議論が最大の焦点で、欧州各国が円安・ユーロ高に懸念を示す見通しだが、米国は問題視しない構え。共同声明に盛り込む具体的な内容について、ぎりぎりまで調整が続きそうだ。 欧州各国は、円安・ユーロ高が輸出産業に打撃を与えるとして是正を求めている。一方、米国は、円相場が「開かれた市場で、経済の基調的な力で決まっている」(ポールソン財務長官)と容認の姿勢。参加国の間には、為替問題で「温度差がある」(日本の財務省幹部)のが現状だ。
時事ドットコム:G7、共同声明採択し閉幕へ=円安問題、最大の焦点に
http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=eco_30&k=2007021000257
2007年02月09日(金)19時54分
南京大虐殺の検証スタート映画制作にらみ自民有志
自民党有志議員による議員連盟「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」(会長・中山成彬元文部科学相)は9日、日中戦争中の1937年12月から翌38年2月にかけて、旧日本軍が起こしたとされる「南京大虐殺」の史実を検証する小委員会(戸井田委員長)の初会合を党本部で開いた。4月中にも検証結果をまとめて公表する方針だ。 今年12月で旧日本軍の南京占領から満70年になるため、各国で南京大虐殺を題材にした映画制作が進んでおり、「日本が認めていない内容が世界に広まる恐れがある」との立場から、検証結果に基づき反論していくのが狙いだ。有識者からのヒアリングや史料の収集、分析を進めるとともに、民主党の有志議員らと超党派の議連を結成することも検討するという。 同議員の会は、従軍慰安婦問題で旧日本軍の強制を認め謝罪した「河野洋平官房長官談話」(1993年)の見直し提言に向けた議論を加速し、月内にも安倍首相に提言する方針も確認した。
南京大虐殺の検証スタート
http://www.sannichi.co.jp/kyodo/news.php?genre=Politics&id=2007020901000523.xml
【アルゼンチン】ヒトラー・グッズ人気の背後にあるものは…
ブエノスアイレスの街中では、ピザを買うのと同じくらい簡単に、ヒトラーのフィギュアを買うことができる。街の雑貨店などでは、フィギュアのほかにも鉤十字のバッジやナチスの旗、さらにはヒトラーの著作『わが闘争』など、さまざまなナチス関連グッズが売られている。
ユダヤ人が多く暮らすアルゼンチンでは、イスラエル関連施設の爆破事件など、ユダヤ人差別をめぐる問題がたびたび表面化してきた。人種差別を助長する行為は違法だが、こうしたグッズの販売は禁止されていない。アルゼンチンにおける反ユダヤ感情は、昨年夏のイスラエルによるレバノン攻撃以降、高まっているという。
クラリン(アルゼンチン)より
MouRa|クーリエ、ジャポン|クーリエ・ジャポン
http://blog.moura.jp/courrier_news/2007/02/post_2626.html
WF2007年1月リチャード・コシミズ氏 動画公開 - Google Video
http://video.google.com/videoplay?docid=-8249834850366562921&q=%E3%83%AA%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%89
トルコがクルド建国を許せない歴史的理由
トルコがクルドの独立を許せないのは、歴史的に非常に深い理由がある。今のトルコ共和国は、第一次世界大戦でオスマン・トルコ帝国がイギリスを中心とする連合軍に敗北し、1920年のセーブル条約でオスマン帝国が分割された後の跡地に作られている。セーブル条約では、今のトルコの東側の4分の1と、今のイラクの北側3分の1を合わせた形で、クルド人の国が作られることになっていた。
このまま事態が進んでいたら、クルド人国家は1920年代に建国され、トルコは今よりかなり小さい国になっていた。しかし、その後の2年間で、トルコでは青年将校だったケマル・アタチュルク(ムスタファ・ケマル)を中心に、国家再建運動が起こり、トルコの西側から領土を奪おうとしていたギリシャを打ち負かすなど強さを見せた。
このアタチュルクのトルコ再建運動は、イギリスの気持ちを変えた。それまでイギリスは、オスマン帝国崩壊後の縮小したトルコには関心がなかったが、トルコがある程度強い国、しかもイギリスの言うことを聞いてくれる国になってくれるのなら、北のロシアを威嚇したり、地政学的にイギリスとトルコで西欧をはさんで圧力を加えられるなど、使い道はいろいろあった。
アタチュルクのトルコに対するイギリスの戦略は、江戸末期の日本に対し、ユーラシア大陸を西と東からはさんで包囲する勢力として注目し、伊藤博文らと密約して明治維新を起こさせ、富国強兵を技術支援して日本を強くして、東アジアにおけるイギリスの傀儡的な友好国に仕立てたのと、同じ戦略である。(だからアタチュルクは、親英傀儡国の先輩だった日本に対し、異様に強い関心を持っていた)
アタチュルクはイギリスに対し、トルコを親英的な近代国家にすることを約束した。その結果、イギリスが上手く立ち回ってくれてセーブル条約は3年後に破棄され、代わりにローザンヌ条約が関係諸国間で締結された。新しいローザンヌ条約では、トルコはクルド人地域と、フランス領シリアから土地をもらって、旧条約より3割増しの広さになった。その代わり新条約では、クルド人国家の姿は、影も形もなくなった。
クルド人は、旧条約から新条約までの3年間だけ許された「独立国家を持つ」という甘い夢が忘れられず、その後80年間、トルコやイラクなどで蜂起やゲリラやテロを繰り返した。そしてクルド人は、中東を不安定化させて支配する米英やイスラエルの戦略の道具として使われ続けた。
今後、北イラクにクルド国家が創設され、クルド独立がトルコにも波及するとしたら、それはトルコがアタチュルク以前、オスマン帝国滅亡後の絶望的な状態に戻ってしまうことを意味する。アタチュルクは、トルコでは絶対的な英雄である。トルコ人は、アタチュルクの偉業を無にすることになるクルドの独立を許すわけにはいかない。
クルドの独立、トルコの変身
http://tanakanews.com/070209kurd.htm
平成19年(2007年) 2月8日(木曜日)
通巻第1700号 (7日発行)
(読者の声2)貴誌1699号の読者投書に「アモイ TT生」氏からのご意見がありました。
たまたま昨年、チャンネル桜の主催で日本_とインドの友好親善の旅にご一緒してきました。その何日目かのパーティーにパール博士の親族の方、確かお孫さんだと思いますがいらしてくださり講演をしてくださいました。
民間レベルの友好親善の旅でしたが、水島(桜チャンネル社長)さんを応援する200人以上の夫々の分野でご活躍の老若男女がはせ参じて両国間の理解を深めるよい交流会に参加者一同感謝したものでした。
若い地方から参加者の議員さんや、IT経営者がインドで多くのことを学んで帰国され、日本再建に向けて活躍されている様子に、同行した一人_として水島さんの活躍の意義に思いを致しております。
さて「アモイ TT」氏の御投稿を拝読させていただきながら、嘗て井深大さんが「戦後、教育勅語を全く排除してしまったことが心の教育を半分無くしてしまった」とお贈りくださった、「後半分の教育」の中で書いておられますが、武士道精神といい、教育勅語といい、何でもかんでもアメリカの言いなりになってきてしまった日本を再建することは、インドに行ったからわかったのですが、アメリカに毒されていないインドに比べたらどんなにか困難なことか暗澹たる思いになったのは私一人ではなかったと思います。
この度のドキュメント映画「南京の真実」制作発表に対して、この「日本再建」への熱い思いに夥しい人々が応援してくださっていることに深い感動を覚えます。
(FF生、小平)
(宮崎正弘のコメント)「南京の真実」映画化、最初の募金目標は三億円です。
国民の良識による激励と英知と、そして「貧者の一灯」を!
詳しくは「映画「南京の真実」制作委員会 電話(5464)1937
http://www.nankinnoshinjitsu.com/
(映画「南京の真実」製作委員会から)おかげ様で資金援助のお願いを始めてから十日程度で約2200万円が集まっております。
すべて1000円から100万円までの草莽の皆さまのお志です。目標の3億円にはまだまだですが、かなり手ごたえを感じております。
報道も世界各国30以上の主要メディアが取り上げています。昨日もアメリカのTIMEが取材に来ました。
♪
(読者の声3)暇つぶしに『インコビニエント・ツルース』という映画を観に出掛けました。
インコンビニエントとはコンビニの否定形だから便利でないという意味、ツルースはツルー(本当の)の名詞形だから、ふたつの単語をつなげると”便利でない本当”、これでは意味が通じず、辞書を引くとコンビニエントには、都合のよいという意味があり、そうすると、映画のタイトルの意味は”都合のよくない本当のこと”となります。
席に着いて映画が始まるとテーマはすぐ”地球の温暖化”だと判り、タイトルの意味が解けました。 世界の二酸化炭素の三割以上を出すアメリカが、地球温暖化の主犯だと訴えているのです。 辞書を引かなくてもよかった。(苦笑)
スタジオと思しき場所に集められた人びとが、2000年の米大統領選挙でブッシュに敗れたアル・ゴアを取り囲んでいる映像が映し出され、ここが二時間近い映画の舞台でした。
大型ディスプレイに次々と映し出される写真、イラスト、図表、グラフを駆使して、ゴアが類まれなスピーチ力を武器に(これ自体たいへんな見物です)、手振り身振りを交えて、説得力とユーモアも具えた熱弁を理路整然と展開します。
ゴアは話の劈頭、「元、次期大統領のアル・ゴアです」 とジョークをまぶし、観客の爆笑を誘い、途中にアニメを挟んだり、ゴアが環境問題の講演で世界を駆け抜けている飛行場、機内、講演会場のシーン、昔の家族・故郷の古色的な処理をした映像を繰り返し挿入して、変化をつけたテンポのある進行で、高校生以上なら理解できる内容で、観るものを飽きさせません。
キリマンジャロ、アルプス、ヒマラヤなどの、世界各地の有名な雪山の数十年前と現在の写真を並べて、雪の多寡を見比べさせ、北極や南極の氷が解けて次々に崩れ落ちる衝撃的なシーンを映し出し、グリーンランド大陸の土台が解けた雪水に浸蝕され崩壊するさまをイラストで示し、海面上昇でサンフランシスコやニューヨークの水没する地域をその航空写真を塗りつぶして示し、深層海流の消滅とそれがもたらす表層海流温度の急激な変化を予想し、赤道での一度上昇は極点では十二度もの変化となると説き、早ければ10年後に地球(に棲息する人類)が破滅すると主張するのです。映画のタイトルが”本当のこと”と銘打っていながら、そりゃ何とかの”大予言”じゃないのとチャチャを入れたくなるのは私だけでしょうか。
ゴアの環境問題への取り組みは、俄か仕込みでなく学生・青年時代からだと丹念に解説し、小さいわが子が交通事故に遭ったことがその問題へゴアを向かわせた決定的な切欠になったとお涙頂戴的な箇所もあります。ゴアが育ったブラック・アンガス(肉用牛)の遊ぶ緑り豊かな牧場や水温む川の流れる田園風景が繰り返し写され、これを失いたくないという素朴な思いを訴えます。
しかしこの映画を学校の授業で使ったら、生徒の父兄が政治的なキャンペーン映画を教材にしたとその学校を訴えたよし。
たしかに、大統領選挙に出た男の活躍を宣伝し、主張をプレゼンテーションしている映画ですから、政治性が無いとはいえません。 フォードやGMの車の販売台数が落ち込み、トヨタ・ホンダの売れ行きが伸びるだろうと棒グラフで示されていて、反日プロパガンダも卒なく入れ込まれています。若い人ほど、ショックを受けるだろう映像や悲観的な大予言に満ちています。
これを観て想ったのは、先月アメリカのユタ州で行われた、米映画界のリベラル派の雄ロバート・レッドフォードが立ち上げたサンダンス映画祭で上映された「南京」のことです。
この映画のプロデューサー、AOL元副会長のテッド・レオンシスが、アイリス・チャンの「レイプ・オブ・ナンキン」を読み感動して、制作を思い立った映画です。
監督のグッテンターグはそれを肯定していないようですが、映画祭でこれを観た人から聞くと、 日本軍の残虐性を強調して描いた仕上がりになっているそうです。
その映像には、大戦中ハリウッドで作られた反日映画「バトル・オブ・チャイナ」の上海攻撃の映像がそのまま南京の戦闘シーンとして借用され、日本軍の残虐性を描く制作意図のもとに、都合のいい映像を修正編集している疑惑が拭えない作品です。
つまり活字と偽装写真でつくられた噴飯アイリス本の映像化に他ならないのです。
アイリス本が噴飯物であることは、日本の名のある出版社が邦訳版の出版を忌避していて、未だに日本語で読めないことがその証左です。
映画「南京」はまだ観ていませんが、キャンペーン映画のクリーム(極み・精華)と言っていい出来栄えのゴア映画を観ると、アメリカは侮れない国だと思うのです。
ゴアの父親も政治家(上院議員)で、彼が副会長を務めたオクシデンタル石油の創始者アーマンド・ハマーの実父は米共産党の創立者で、ハマーはレーニン・スターリン他のボルシェヴィキと親交があり、ハマーの妻はCIAがソ連スパイと断定したロシア女性でした。 米の左傾勢力とゴアの主唱する環境運動が地下水脈で繋がっていて自由世界を溶かそうとしているのです。
映画「南京」には在米華僑人界がかかわっていて、彼らの背後にはペキン政府がいます。
日本で孤軍奮戦している映画『南京の真実』の制作陣を応援する気持ちがふつふつと奮い立ってきました。
日本からの反撃映画の成功を祈らずにはいられません。
(HN生、品川)
平成19年(2007年) 2月8日(木曜日) 貳
通巻第1701号
♪
(読者の声5)第1700号でアルメニアや山東人についてふれられていますね。
イランでイスファハンのアルメニア教会を見たときのことが思い出されます。
見た目はまるでイスラムのモスクと同じ。教会内にはイギリス人の墓もありました。第二次大戦前のものでしたがどういう経緯でアルメニア教会に埋葬されたのか。キリスト教つながりなのかアルメニアつながりなのか、そんなことを思い出しました。
バムのレストランで会ったイラン人はアルメニア系で、レストランの壁のホメイニを見てクレイジー(言葉にはしませんでしたが頭をさして指を回していました)。
山東人については成田空港で修学旅行でしょうか、済南の女子高生たちが日本語で「こんにちは」とあいさつ。中国人らしくないと思ったことがあります。
小生、出身は岩手県ですが東北には鉤鼻のユダヤ人のような顔立ちや目鼻立ちのくっきりしたペルシャというかクルドというか西域系の顔立ちの人がけっこういます。
正倉院にペルシャの水差しがあるなら西域から人が来ていても当然かも。
日本人の顔立ちも地域でかなり違い平安美人などデフォルメだとばかり思っていましたが徳島にいったら平安美人顔があまりに多くてびっくり。平家の落人伝説もまんざらウソではないと思いました。
沖縄ではタイ人顔(くっきり二重と鼻柱隔が奥まっただんご鼻)が多く泡盛がタイ経由で伝えられたと聞いて納得。台湾でも台北は大陸顔が多いですが基隆にいったら沖縄そっくりの顔立ちが多いですね。
名古屋ではベトナム顔も見かけましたが伊勢うどんと日本人町があったというベトナム・ホイアンのカオラオ(汁なし麺)がそっくりといいますから人的交流もあったのでしょうね。
浜松も二重・鳩胸・いかり肩のタイ人体型が多く一重まぶたの多い静岡市周辺とはぜんぜん違います。徳川政権以前はアジア各地に日本人町がありました。出て行くのは男が多く、現地で配偶者なり子供なりを得て日本に戻ってきた人も多いのではと想像したりもします。
中国でも唐の時代の美人画を北京で見てから上海に行ったら、現代の卵顔美人ではなくふくよかな頬にエクボと唐の美人画そのものの顔立ちのなんと多いことか。
台北の上海レストランで呼び込みの女性にあなたは上海の顔立ちだと言ったら上海出身でした。上海~蘇州にかけて山口百恵さんのような顔立ちを見かけました。百恵さんは80年代に中国で大人気でしたが、ある種の中国人顔といってもいいのでしょうね。
雲南、ラオス、タイ北部、ミャンマーなどは日本人そっくりの顔立ちも多いですね。
チェンマイなど渋谷に連れてきても違和感のない顔立ちもいるし、ミャンマーではミャンマー語の上手な日本人と思ったら日本語の上手なミャンマー人。
中国で出会う日本人旅行者も漢民族の少ない土地だと居心地がいいといいます。遺伝子のなせる業でしょうか?
(PB生)
(宮崎正弘のコメント)旅のベテランからのご意見、各地各国における貴重なる観察記を有り難う御座いました。
そうですね。山口百恵に似た中国女性、とくに中国の地方都市に多い気がします。
いま全土で美容院がブームですが、沿岸部の都市の美容室でつかった器具が中古で地方都市へおり、その中古機械が田舎へ廻る。パーマ屋さんも大流行ですが、田舎へいくと料金も安く、その替わりおいてある雑誌やカレンダーが山口百恵似と中野良子似。
男の髪型は圧倒的に高倉健似。ははは。
もうひとつ都会の美容室できびきびと働く美容師の半分が男の子です。中国の文化的様変わりは、これほど迅速です。スピードは日本以上でしょうね。
さて唐のはなしもでたので、有名な「唐三彩」。あれ、中国のものとばかり思っていましたが、テヘランのガラス博物館で同じモノをみたとき、「そうか、シルクロード経由でペルシアから長安につたわったのか」と合点がいきました。
台湾の基隆に日本人顔が多いとのご指摘、じつは西南戦争で官軍に敗れた薩摩の若者が千五百名ほど、台湾へ渡ってそのまま居住したらしい。
また台湾へ行くと「西郷伝説」が残り、西郷さんが奄美に流刑中、本当は台湾に行って子供をもうけ、その子孫がつい数年前まで生きていたという伝説が、いまも宜蘭地方では信じられております。
台湾与党、蒋介石の「威光」を否定するキャンペーン
【台北=石井利尚】台湾の陳水扁総統の与党・民進党は、蒋介石・元総統(国民党)の「威光」を否定するキャンペーンに乗り出した。
今年は中国大陸から逃れた国民党軍が台湾住民を武力弾圧した「2・28事件」から60年を迎える。民進党には、国民党独裁時代を思い起こさせることで支持率アップにつなげる狙いがあり、最大野党・国民党は「政治的な目的に過ぎない」と反発している。
民進党は7日、「国家は独裁(政治)を称賛してはいけない。独裁者を記念する仕組みの廃止を検討すべきだ」と決議した。
具体的には、〈1〉「中正記念堂」など蒋介石を指す「中正」とつく道路や公園の改名〈2〉通貨の肖像の変更〈3〉蒋介石の遺体が仮安置中の「蒋介石御陵」からの憲兵隊撤退〈4〉軍施設などに残る銅像撤去――を当局に求めていく。
(2007年2月10日1時44分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070209i214.htm
大統領はイラク戦争やテロ容疑者の強引な拘束・移送などを念頭に、米国が国際法を逸脱し、危険な武力行使を繰り返していると指摘。「単独主義は紛争の解決につながらず、むしろ悪化させている。米国の軍拡は他国の核兵器開発を促す結果を招いている」と語った。
大統領はまた、米軍がポーランドやチェコにミサイル防衛施設の建設などを計画していることについて「ベルリンの壁は崩壊し、いまや土産物になっているが、(米国は)再び(東西の)壁をつくろうとしている」と述べ、施設建設やミサイルの配備に反対する立場を強調した。
「米国は民主主義を破壊」 47NEWS
http://www.47news.jp/CN/200702/CN2007021001000560.html
G7、共同声明採択し閉幕へ=円安問題、最大の焦点に
【エッセン(ドイツ)10日時事】当地で開かれている先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)は10日午後(日本時間同日深夜)、共同声明を採択して閉幕する。同日の会合では為替の議論が最大の焦点で、欧州各国が円安・ユーロ高に懸念を示す見通しだが、米国は問題視しない構え。共同声明に盛り込む具体的な内容について、ぎりぎりまで調整が続きそうだ。 欧州各国は、円安・ユーロ高が輸出産業に打撃を与えるとして是正を求めている。一方、米国は、円相場が「開かれた市場で、経済の基調的な力で決まっている」(ポールソン財務長官)と容認の姿勢。参加国の間には、為替問題で「温度差がある」(日本の財務省幹部)のが現状だ。
時事ドットコム:G7、共同声明採択し閉幕へ=円安問題、最大の焦点に
http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=eco_30&k=2007021000257
2007年02月09日(金)19時54分
南京大虐殺の検証スタート映画制作にらみ自民有志
自民党有志議員による議員連盟「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」(会長・中山成彬元文部科学相)は9日、日中戦争中の1937年12月から翌38年2月にかけて、旧日本軍が起こしたとされる「南京大虐殺」の史実を検証する小委員会(戸井田委員長)の初会合を党本部で開いた。4月中にも検証結果をまとめて公表する方針だ。 今年12月で旧日本軍の南京占領から満70年になるため、各国で南京大虐殺を題材にした映画制作が進んでおり、「日本が認めていない内容が世界に広まる恐れがある」との立場から、検証結果に基づき反論していくのが狙いだ。有識者からのヒアリングや史料の収集、分析を進めるとともに、民主党の有志議員らと超党派の議連を結成することも検討するという。 同議員の会は、従軍慰安婦問題で旧日本軍の強制を認め謝罪した「河野洋平官房長官談話」(1993年)の見直し提言に向けた議論を加速し、月内にも安倍首相に提言する方針も確認した。
南京大虐殺の検証スタート
http://www.sannichi.co.jp/kyodo/news.php?genre=Politics&id=2007020901000523.xml
【アルゼンチン】ヒトラー・グッズ人気の背後にあるものは…
ブエノスアイレスの街中では、ピザを買うのと同じくらい簡単に、ヒトラーのフィギュアを買うことができる。街の雑貨店などでは、フィギュアのほかにも鉤十字のバッジやナチスの旗、さらにはヒトラーの著作『わが闘争』など、さまざまなナチス関連グッズが売られている。
ユダヤ人が多く暮らすアルゼンチンでは、イスラエル関連施設の爆破事件など、ユダヤ人差別をめぐる問題がたびたび表面化してきた。人種差別を助長する行為は違法だが、こうしたグッズの販売は禁止されていない。アルゼンチンにおける反ユダヤ感情は、昨年夏のイスラエルによるレバノン攻撃以降、高まっているという。
クラリン(アルゼンチン)より
MouRa|クーリエ、ジャポン|クーリエ・ジャポン
http://blog.moura.jp/courrier_news/2007/02/post_2626.html
WF2007年1月リチャード・コシミズ氏 動画公開 - Google Video
http://video.google.com/videoplay?docid=-8249834850366562921&q=%E3%83%AA%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%89
トルコがクルド建国を許せない歴史的理由
トルコがクルドの独立を許せないのは、歴史的に非常に深い理由がある。今のトルコ共和国は、第一次世界大戦でオスマン・トルコ帝国がイギリスを中心とする連合軍に敗北し、1920年のセーブル条約でオスマン帝国が分割された後の跡地に作られている。セーブル条約では、今のトルコの東側の4分の1と、今のイラクの北側3分の1を合わせた形で、クルド人の国が作られることになっていた。
このまま事態が進んでいたら、クルド人国家は1920年代に建国され、トルコは今よりかなり小さい国になっていた。しかし、その後の2年間で、トルコでは青年将校だったケマル・アタチュルク(ムスタファ・ケマル)を中心に、国家再建運動が起こり、トルコの西側から領土を奪おうとしていたギリシャを打ち負かすなど強さを見せた。
このアタチュルクのトルコ再建運動は、イギリスの気持ちを変えた。それまでイギリスは、オスマン帝国崩壊後の縮小したトルコには関心がなかったが、トルコがある程度強い国、しかもイギリスの言うことを聞いてくれる国になってくれるのなら、北のロシアを威嚇したり、地政学的にイギリスとトルコで西欧をはさんで圧力を加えられるなど、使い道はいろいろあった。
アタチュルクのトルコに対するイギリスの戦略は、江戸末期の日本に対し、ユーラシア大陸を西と東からはさんで包囲する勢力として注目し、伊藤博文らと密約して明治維新を起こさせ、富国強兵を技術支援して日本を強くして、東アジアにおけるイギリスの傀儡的な友好国に仕立てたのと、同じ戦略である。(だからアタチュルクは、親英傀儡国の先輩だった日本に対し、異様に強い関心を持っていた)
アタチュルクはイギリスに対し、トルコを親英的な近代国家にすることを約束した。その結果、イギリスが上手く立ち回ってくれてセーブル条約は3年後に破棄され、代わりにローザンヌ条約が関係諸国間で締結された。新しいローザンヌ条約では、トルコはクルド人地域と、フランス領シリアから土地をもらって、旧条約より3割増しの広さになった。その代わり新条約では、クルド人国家の姿は、影も形もなくなった。
クルド人は、旧条約から新条約までの3年間だけ許された「独立国家を持つ」という甘い夢が忘れられず、その後80年間、トルコやイラクなどで蜂起やゲリラやテロを繰り返した。そしてクルド人は、中東を不安定化させて支配する米英やイスラエルの戦略の道具として使われ続けた。
今後、北イラクにクルド国家が創設され、クルド独立がトルコにも波及するとしたら、それはトルコがアタチュルク以前、オスマン帝国滅亡後の絶望的な状態に戻ってしまうことを意味する。アタチュルクは、トルコでは絶対的な英雄である。トルコ人は、アタチュルクの偉業を無にすることになるクルドの独立を許すわけにはいかない。
クルドの独立、トルコの変身
http://tanakanews.com/070209kurd.htm
平成19年(2007年) 2月8日(木曜日)
通巻第1700号 (7日発行)
(読者の声2)貴誌1699号の読者投書に「アモイ TT生」氏からのご意見がありました。
たまたま昨年、チャンネル桜の主催で日本_とインドの友好親善の旅にご一緒してきました。その何日目かのパーティーにパール博士の親族の方、確かお孫さんだと思いますがいらしてくださり講演をしてくださいました。
民間レベルの友好親善の旅でしたが、水島(桜チャンネル社長)さんを応援する200人以上の夫々の分野でご活躍の老若男女がはせ参じて両国間の理解を深めるよい交流会に参加者一同感謝したものでした。
若い地方から参加者の議員さんや、IT経営者がインドで多くのことを学んで帰国され、日本再建に向けて活躍されている様子に、同行した一人_として水島さんの活躍の意義に思いを致しております。
さて「アモイ TT」氏の御投稿を拝読させていただきながら、嘗て井深大さんが「戦後、教育勅語を全く排除してしまったことが心の教育を半分無くしてしまった」とお贈りくださった、「後半分の教育」の中で書いておられますが、武士道精神といい、教育勅語といい、何でもかんでもアメリカの言いなりになってきてしまった日本を再建することは、インドに行ったからわかったのですが、アメリカに毒されていないインドに比べたらどんなにか困難なことか暗澹たる思いになったのは私一人ではなかったと思います。
この度のドキュメント映画「南京の真実」制作発表に対して、この「日本再建」への熱い思いに夥しい人々が応援してくださっていることに深い感動を覚えます。
(FF生、小平)
(宮崎正弘のコメント)「南京の真実」映画化、最初の募金目標は三億円です。
国民の良識による激励と英知と、そして「貧者の一灯」を!
詳しくは「映画「南京の真実」制作委員会 電話(5464)1937
http://www.nankinnoshinjitsu.com/
(映画「南京の真実」製作委員会から)おかげ様で資金援助のお願いを始めてから十日程度で約2200万円が集まっております。
すべて1000円から100万円までの草莽の皆さまのお志です。目標の3億円にはまだまだですが、かなり手ごたえを感じております。
報道も世界各国30以上の主要メディアが取り上げています。昨日もアメリカのTIMEが取材に来ました。
♪
(読者の声3)暇つぶしに『インコビニエント・ツルース』という映画を観に出掛けました。
インコンビニエントとはコンビニの否定形だから便利でないという意味、ツルースはツルー(本当の)の名詞形だから、ふたつの単語をつなげると”便利でない本当”、これでは意味が通じず、辞書を引くとコンビニエントには、都合のよいという意味があり、そうすると、映画のタイトルの意味は”都合のよくない本当のこと”となります。
席に着いて映画が始まるとテーマはすぐ”地球の温暖化”だと判り、タイトルの意味が解けました。 世界の二酸化炭素の三割以上を出すアメリカが、地球温暖化の主犯だと訴えているのです。 辞書を引かなくてもよかった。(苦笑)
スタジオと思しき場所に集められた人びとが、2000年の米大統領選挙でブッシュに敗れたアル・ゴアを取り囲んでいる映像が映し出され、ここが二時間近い映画の舞台でした。
大型ディスプレイに次々と映し出される写真、イラスト、図表、グラフを駆使して、ゴアが類まれなスピーチ力を武器に(これ自体たいへんな見物です)、手振り身振りを交えて、説得力とユーモアも具えた熱弁を理路整然と展開します。
ゴアは話の劈頭、「元、次期大統領のアル・ゴアです」 とジョークをまぶし、観客の爆笑を誘い、途中にアニメを挟んだり、ゴアが環境問題の講演で世界を駆け抜けている飛行場、機内、講演会場のシーン、昔の家族・故郷の古色的な処理をした映像を繰り返し挿入して、変化をつけたテンポのある進行で、高校生以上なら理解できる内容で、観るものを飽きさせません。
キリマンジャロ、アルプス、ヒマラヤなどの、世界各地の有名な雪山の数十年前と現在の写真を並べて、雪の多寡を見比べさせ、北極や南極の氷が解けて次々に崩れ落ちる衝撃的なシーンを映し出し、グリーンランド大陸の土台が解けた雪水に浸蝕され崩壊するさまをイラストで示し、海面上昇でサンフランシスコやニューヨークの水没する地域をその航空写真を塗りつぶして示し、深層海流の消滅とそれがもたらす表層海流温度の急激な変化を予想し、赤道での一度上昇は極点では十二度もの変化となると説き、早ければ10年後に地球(に棲息する人類)が破滅すると主張するのです。映画のタイトルが”本当のこと”と銘打っていながら、そりゃ何とかの”大予言”じゃないのとチャチャを入れたくなるのは私だけでしょうか。
ゴアの環境問題への取り組みは、俄か仕込みでなく学生・青年時代からだと丹念に解説し、小さいわが子が交通事故に遭ったことがその問題へゴアを向かわせた決定的な切欠になったとお涙頂戴的な箇所もあります。ゴアが育ったブラック・アンガス(肉用牛)の遊ぶ緑り豊かな牧場や水温む川の流れる田園風景が繰り返し写され、これを失いたくないという素朴な思いを訴えます。
しかしこの映画を学校の授業で使ったら、生徒の父兄が政治的なキャンペーン映画を教材にしたとその学校を訴えたよし。
たしかに、大統領選挙に出た男の活躍を宣伝し、主張をプレゼンテーションしている映画ですから、政治性が無いとはいえません。 フォードやGMの車の販売台数が落ち込み、トヨタ・ホンダの売れ行きが伸びるだろうと棒グラフで示されていて、反日プロパガンダも卒なく入れ込まれています。若い人ほど、ショックを受けるだろう映像や悲観的な大予言に満ちています。
これを観て想ったのは、先月アメリカのユタ州で行われた、米映画界のリベラル派の雄ロバート・レッドフォードが立ち上げたサンダンス映画祭で上映された「南京」のことです。
この映画のプロデューサー、AOL元副会長のテッド・レオンシスが、アイリス・チャンの「レイプ・オブ・ナンキン」を読み感動して、制作を思い立った映画です。
監督のグッテンターグはそれを肯定していないようですが、映画祭でこれを観た人から聞くと、 日本軍の残虐性を強調して描いた仕上がりになっているそうです。
その映像には、大戦中ハリウッドで作られた反日映画「バトル・オブ・チャイナ」の上海攻撃の映像がそのまま南京の戦闘シーンとして借用され、日本軍の残虐性を描く制作意図のもとに、都合のいい映像を修正編集している疑惑が拭えない作品です。
つまり活字と偽装写真でつくられた噴飯アイリス本の映像化に他ならないのです。
アイリス本が噴飯物であることは、日本の名のある出版社が邦訳版の出版を忌避していて、未だに日本語で読めないことがその証左です。
映画「南京」はまだ観ていませんが、キャンペーン映画のクリーム(極み・精華)と言っていい出来栄えのゴア映画を観ると、アメリカは侮れない国だと思うのです。
ゴアの父親も政治家(上院議員)で、彼が副会長を務めたオクシデンタル石油の創始者アーマンド・ハマーの実父は米共産党の創立者で、ハマーはレーニン・スターリン他のボルシェヴィキと親交があり、ハマーの妻はCIAがソ連スパイと断定したロシア女性でした。 米の左傾勢力とゴアの主唱する環境運動が地下水脈で繋がっていて自由世界を溶かそうとしているのです。
映画「南京」には在米華僑人界がかかわっていて、彼らの背後にはペキン政府がいます。
日本で孤軍奮戦している映画『南京の真実』の制作陣を応援する気持ちがふつふつと奮い立ってきました。
日本からの反撃映画の成功を祈らずにはいられません。
(HN生、品川)
平成19年(2007年) 2月8日(木曜日) 貳
通巻第1701号
♪
(読者の声5)第1700号でアルメニアや山東人についてふれられていますね。
イランでイスファハンのアルメニア教会を見たときのことが思い出されます。
見た目はまるでイスラムのモスクと同じ。教会内にはイギリス人の墓もありました。第二次大戦前のものでしたがどういう経緯でアルメニア教会に埋葬されたのか。キリスト教つながりなのかアルメニアつながりなのか、そんなことを思い出しました。
バムのレストランで会ったイラン人はアルメニア系で、レストランの壁のホメイニを見てクレイジー(言葉にはしませんでしたが頭をさして指を回していました)。
山東人については成田空港で修学旅行でしょうか、済南の女子高生たちが日本語で「こんにちは」とあいさつ。中国人らしくないと思ったことがあります。
小生、出身は岩手県ですが東北には鉤鼻のユダヤ人のような顔立ちや目鼻立ちのくっきりしたペルシャというかクルドというか西域系の顔立ちの人がけっこういます。
正倉院にペルシャの水差しがあるなら西域から人が来ていても当然かも。
日本人の顔立ちも地域でかなり違い平安美人などデフォルメだとばかり思っていましたが徳島にいったら平安美人顔があまりに多くてびっくり。平家の落人伝説もまんざらウソではないと思いました。
沖縄ではタイ人顔(くっきり二重と鼻柱隔が奥まっただんご鼻)が多く泡盛がタイ経由で伝えられたと聞いて納得。台湾でも台北は大陸顔が多いですが基隆にいったら沖縄そっくりの顔立ちが多いですね。
名古屋ではベトナム顔も見かけましたが伊勢うどんと日本人町があったというベトナム・ホイアンのカオラオ(汁なし麺)がそっくりといいますから人的交流もあったのでしょうね。
浜松も二重・鳩胸・いかり肩のタイ人体型が多く一重まぶたの多い静岡市周辺とはぜんぜん違います。徳川政権以前はアジア各地に日本人町がありました。出て行くのは男が多く、現地で配偶者なり子供なりを得て日本に戻ってきた人も多いのではと想像したりもします。
中国でも唐の時代の美人画を北京で見てから上海に行ったら、現代の卵顔美人ではなくふくよかな頬にエクボと唐の美人画そのものの顔立ちのなんと多いことか。
台北の上海レストランで呼び込みの女性にあなたは上海の顔立ちだと言ったら上海出身でした。上海~蘇州にかけて山口百恵さんのような顔立ちを見かけました。百恵さんは80年代に中国で大人気でしたが、ある種の中国人顔といってもいいのでしょうね。
雲南、ラオス、タイ北部、ミャンマーなどは日本人そっくりの顔立ちも多いですね。
チェンマイなど渋谷に連れてきても違和感のない顔立ちもいるし、ミャンマーではミャンマー語の上手な日本人と思ったら日本語の上手なミャンマー人。
中国で出会う日本人旅行者も漢民族の少ない土地だと居心地がいいといいます。遺伝子のなせる業でしょうか?
(PB生)
(宮崎正弘のコメント)旅のベテランからのご意見、各地各国における貴重なる観察記を有り難う御座いました。
そうですね。山口百恵に似た中国女性、とくに中国の地方都市に多い気がします。
いま全土で美容院がブームですが、沿岸部の都市の美容室でつかった器具が中古で地方都市へおり、その中古機械が田舎へ廻る。パーマ屋さんも大流行ですが、田舎へいくと料金も安く、その替わりおいてある雑誌やカレンダーが山口百恵似と中野良子似。
男の髪型は圧倒的に高倉健似。ははは。
もうひとつ都会の美容室できびきびと働く美容師の半分が男の子です。中国の文化的様変わりは、これほど迅速です。スピードは日本以上でしょうね。
さて唐のはなしもでたので、有名な「唐三彩」。あれ、中国のものとばかり思っていましたが、テヘランのガラス博物館で同じモノをみたとき、「そうか、シルクロード経由でペルシアから長安につたわったのか」と合点がいきました。
台湾の基隆に日本人顔が多いとのご指摘、じつは西南戦争で官軍に敗れた薩摩の若者が千五百名ほど、台湾へ渡ってそのまま居住したらしい。
また台湾へ行くと「西郷伝説」が残り、西郷さんが奄美に流刑中、本当は台湾に行って子供をもうけ、その子孫がつい数年前まで生きていたという伝説が、いまも宜蘭地方では信じられております。
台湾与党、蒋介石の「威光」を否定するキャンペーン
【台北=石井利尚】台湾の陳水扁総統の与党・民進党は、蒋介石・元総統(国民党)の「威光」を否定するキャンペーンに乗り出した。
今年は中国大陸から逃れた国民党軍が台湾住民を武力弾圧した「2・28事件」から60年を迎える。民進党には、国民党独裁時代を思い起こさせることで支持率アップにつなげる狙いがあり、最大野党・国民党は「政治的な目的に過ぎない」と反発している。
民進党は7日、「国家は独裁(政治)を称賛してはいけない。独裁者を記念する仕組みの廃止を検討すべきだ」と決議した。
具体的には、〈1〉「中正記念堂」など蒋介石を指す「中正」とつく道路や公園の改名〈2〉通貨の肖像の変更〈3〉蒋介石の遺体が仮安置中の「蒋介石御陵」からの憲兵隊撤退〈4〉軍施設などに残る銅像撤去――を当局に求めていく。
(2007年2月10日1時44分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070209i214.htm