アーミテージ・リポート

2007年02月18日 | 政治 経済
アーミテージ第2次報告 中国含め関係強化 「日米同盟」発展へ提言
  2007/02/17 13:51
 【ワシントン16日西村卓也】米国のアーミテージ元国務副長官は十六日、今後の日米関係の発展に向けた提言「日米同盟-二○二○年までのアジアを適正に」を発表した。日米同盟と中国の関係について「日米だけが中国と向き合うという二極構造では不十分」として、日米中三カ国の良好な関係の必要性を強調した。
 米ハーバード大のナイ教授らと超党派でまとめた提言。二○○○年に両氏らがまとめた「アーミテージ報告」の第二弾に位置づけられる。
 アジア太平洋の現状について、中国の経済発展を重要視しつつも、「アジアにおける米国のかなめ石は日米同盟」と明記。中国を「責任ある利害共有者」とするため、日米が北朝鮮、イランの核問題、台湾問題などで道筋を示すべきだとした。
 ただ、日米対中国という構図になれば「地域の国の多くは厳密な中立をとるか、中国の側に付く」として、三カ国の関係は良好であるよう注文を付けた。小泉純一郎前政権下で悪化した日中関係の改善に期待を示したものとみられる。
 日本での憲法改正の議論を歓迎。外国への自衛隊派遣に柔軟対応を促し、平和維持活動、災害支援、人質救援の分野で早期の対応を求めた。軍事面で日米一体化を推進し、米太平洋軍に防衛省の代表部を置くことや、ミサイル防衛、ステルス戦闘機F22など近代兵器の日本配備を要求した。日本の国連安全保障理事会の常任理事国入りを支持する一方で、国連の武力行使参加を条件に掲げた。
 経済面では、日本の農業人口減少を指摘しながら、「日本の農業自由化は理屈にかなっている」として、農業を軸とした日米二国間の自由貿易協定(FTA)の早期締結を主張。
 エネルギー協力、気候変動、貧困削減などでも日米のリーダーシップを求めた。
北海道新聞 国際
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20070217&j=0026&k=200702176433




対日戦略報告書:アーミテージ・リポート改訂版を発表

 【ワシントン及川正也】アーミテージ元米国務副長官ら超党派の有識者は16日、対日戦略報告書「アーミテージ・リポート」改訂版を発表した。2020年のアジア情勢を展望し、台頭する中国に日米が戦略的に対処する必要性を強調。また、同時多発テロ後のインド洋やイラクでの自衛隊の国際社会での活動を歓迎する一方、防衛分野での日本の役割拡大を求めた。00年に発表された前回の報告書はその後の日米同盟強化路線の基本方針となった。今回の文書も日米両政府に強い影響力を与えそうだ。
 報告書は、中国について「外交政策の重要課題はエネルギー資源の確保」とし、その結果、海洋資源獲得競争などの摩擦を引き起こすと警戒。「中国の動向に最も左右されるのが日米だ」として対中政策で「日米が緊密に協議すべきだ」と指摘した。
 一方、20年にはインドが「中国をしのぐ存在になる」と予測。民主主義などの価値観を共有するインドと日米が戦略的パートナーシップを強化し、中国をにらみ、日米印3カ国の協力関係構築を促している。
 また、朝鮮半島については「20年には統一している公算が大きい」とする一方、「北朝鮮がなお核兵器を製造している可能性もある」と指摘。「日米があらゆるシナリオに対応できるよう準備すべきだ」と提言した。
 日米同盟の強化については「米国は日本の安全保障の重要な要素であり続ける」とし、米国が「核の傘」の役割を繰り返し強調する必要性を指摘。一方で「自国防衛の面でより広い責任を負うべきだ」と指摘。日本国内での憲法改正論議や自衛隊海外派遣に関する恒久法制定論議を評価した。そのうえで(1)日本防衛費の増強(2)武器輸出3原則の全面解除(3)ミサイル防衛能力装備の次期米艦船のシステム共同開発--などを要請した。
 報告書作成には前回同様、アーミテージ氏(共和党)とナイ・ハーバード行政大学院教授(民主党)が共同議長を務め、グリーン前国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長、キャンベル元国防次官補代理ら知日派の有力者が加わっている。
 ◇「世界の中の日米同盟」路線を強調=解説
 6年4カ月ぶりに発表された対日戦略報告書「アーミテージ・リポート」の改訂版は、00年の前回が日米同盟強化に軸足が置かれたのに対し、成熟した同盟関係を基軸に2020年のアジアや世界情勢をどう安定させるかという挑戦的な内容になった。ブッシュ米大統領と小泉純一郎前首相が構築した「世界の中の日米同盟」路線を具体的に肉付けする内容だ。
 報告書が最も注目したのは中国とインドの台頭だ。資源獲得と軍事力強化が招く不安定要素に対し、報告書は「東アジア安定のカギは日米中関係の質だ」と指摘、中国への関与を深め良好な3カ国関係を構築するよう日米両政府に促した。
 一方で、報告書は「日米印協力の模索」をうたっており、日米中と日米印の二つの枠組みを使い分けながらアジアの安全保障環境を管理しようという思惑が鮮明になっている。
 米同時多発テロは日本の安全保障戦略を一変させた。米英のアフガニスタン攻撃でインド洋に「初の戦時派遣」を実現、04年には人道支援・復興とはいえイラクに「初の戦地派遣」を敢行。日米同盟を強化し国際社会での日本の活動を求める前回報告書に応える結果となった。
 また、前回報告書に盛り込まれた沖縄の負担軽減も在日米軍再編を通じて動き出すなど、「ここ数年の動きはアーミテージ・リポート通りになっている」(自民党政調幹部)といわれる。
 日米同盟の文脈では、前回にも増して日本側に「力の分担」を求めている。報告書では「自国防衛の領域拡大」を求め、防衛費の増額を暗に迫ったほか宇宙空間の利用も後押ししており、日本側には政治的にハードルの高い問題も含まれている。【ワシントン及川正也】
 2007年2月17日 10時27分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/afro-ocea/news/20070217k0000e030019000c.html




「新アーミテージ報告」発表 日米が対等な同盟へ

 【ワシントン=有元隆志】アーミテージ元国務副長官ら米国の超党派の外交・安全保障専門家らは16日、2020年までの対日戦略に関する報告を発表した。中国やインドが台頭するなか、引き続き「日米同盟は米国のアジア戦略の要」と位置づけ、インド洋やイラクへの自衛隊派遣を評価する一方、日本が自国の防衛における責任を拡大するよう求めた。 報告は2000年に発表された「アーミテージ・ナイ報告」の第2弾。東アジアの安定は「日米中の3カ国関係の質にかかる」とし、日米が協調して、「中国がステークホルダー(利害保有者)となるよう啓発すべきだ」と促した。 2020年までには朝鮮半島が統一される「確率は高い」とする一方で、北朝鮮の核開発問題は「統一によってのみ、最終的に解決されるようにみえてきている」と指摘。日米があらゆるシナリオに備えるべきと主張した。 今回の報告には集団的自衛権問題のような「挑発的」な文言はないものの、より対等な同盟に向けて日本に着実な歩みを続けるよう求めており、今後の安全保障論議にも影響を与えそうだ。 提言にはナイ元国防次官補、キャンベル元国防次官補代理、グリーン前国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長らが参加した。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/america/39715/


「子が拉致、返せと言うはず」=横田さん、一部政治家を批判

 北朝鮮による拉致被害者横田めぐみさん=失跡当時(13)=の母早紀江さん(71)は18日、千葉市内で講演し、「政治家の中には6カ国協議で拉致を持ち出すと核の協議が進まなくなると話す人がいるが、それでいいんでしょうか。自分の子が拉致されていて日朝協議の場に出席すれば、相手につかみかかって『返せ』と言うと思う」と述べ、一部政治家を批判した。

 また、父で家族会代表の滋さん(74)は講演終了後の記者会見で、20日に予定される安倍晋三首相との面会について「政府は以前、『拉致の解決なしに国交正常化はない』と言っていたが、最近は 『進展なしには』と言っている。違いがあるのか聞いてみたい」との考えを明らかにした。
時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007021800105




拉致問題の解決なくともエネルギー支援 官房長官示唆
2007年02月20日13時00分
 北朝鮮の核問題をめぐる6者協議で合意された北朝鮮に対するエネルギー支援について、塩崎官房長官は20日の衆院予算委員会で「拉致問題の解決なくして国交正常化なしという方針は全く変わらない。ただ、エネルギー支援は、拉致問題の進展が見られない限り参加しない」と説明した。
 拉致問題の解決が国交正常化の条件とする一方で、解決に至っていない場合でも何らかの進展があればエネルギー支援に踏み切る考えを示したものだ。中井洽氏(民主)が「拉致問題の解決と進展の違いは」とただしたのに答えた。
http://www.asahi.com/politics/update/0220/010.html




六者協議、アジア開発銀行
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid241.html


自民幹事長「安倍首相に絶対忠誠を」・閣僚らに苦言

 「閣僚や官僚は首相への絶対的な忠誠と自己犠牲の精神が求められている」。自民党の中川秀直幹事長は18日、仙台市内での講演で、閣僚や首相官邸の中枢スタッフらに、緊張感を持って結束して安倍晋三首相を支えるよう求めた。内閣支持率が下げ止まらない中、閣僚らの問題発言や政策課題を巡る足並みの乱れなどが相次いでいる政府の現状に苦言を呈した。
 中川氏は「首相が入室した時に起立できない、私語を慎めない政治家は内閣にふさわしくない」と指摘。「自分が目立つことを最優先する政治家や、野党の追及が怖くて改革を進められない政治家は官邸を去らないといけない」とも述べ、首相が掲げる改革の実現にまい進すべきだと訴えた。
 統一地方選に関しては「分裂で得るものはほとんどなく、失うものは大きい」と保守分裂の回避が不可欠との認識を示した。(18:18)
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070218AT3S1800C18022007.html



「首相に忠誠心なき閣僚は去れ」中川幹事長がげき(産経イザ!ニュース19:57)

 自民党の中川秀直幹事長は18日、仙台市で講演し「閣僚には安倍晋三首相への絶対的忠誠、自己犠牲の精神が求められる。自分最優先の政治家は官邸(内閣)を去るべきだ」と述べ、強い調子で閣僚の結束を求めた。
 教育改革などをめぐり閣内で足並みの乱れが目立つことを踏まえた発言とみられ、中川氏は「当選回数や、かつて仲良しグループだったことは関係ない。首相が入室しても起立できない、私語を慎めない政治家は内閣にふさわしくない」と不快感をあらわにした。
 低下傾向が続く内閣支持率については「谷間にいることは事実かもしれない。首相は次の山を前に、気合を充実させ隊列強化を図っている」と反転上昇に期待を示した。
 また統一地方選、参院選に向けて「すべての選挙の敗北は保守分裂に(原因が)ある。失うものはあまりにも大きい」と述べ、党内の結束も呼び掛けた。


「閣僚や官僚は首相に絶対忠誠を」と中川・自民幹事長(読売新聞)
 自民党の中川幹事長は18日、仙台市で開かれた宮城県連大会で講演し、「(閣議前に)首相が入室した時に起立しない、私語を慎めない政治家は美しい国づくり内閣にふさわしくない。自分を最優先する政治家は内閣や官邸から去るべきだ」と訴えた。
 また、「閣僚や官僚は首相への絶対的な忠誠や自己犠牲の精神が求められる」と強調した。
 閣僚に対する「タガが緩んでいる」「チームワークがない」といった与党内の不満を代弁したものだ。
 統一地方選や参院選での無党派対策については、「見え透いた無党派対策は絶対取らない。保守が団結し、政策をしっかり主張することが最大の無党派対策だ」と強調した。
[読売新聞社:2007年02月18日 18時56分]             


「忠誠心なき閣僚は去れ」中川幹事長発言 与党内に波紋

 自民党の中川秀直幹事長が18日に講演で「首相に忠誠心なき政治家は内閣・官邸から去るべきだ」と発言したことが、政府・与党で波紋を広げている。「当然の発言だ」(公明党幹部)と理解を示す声がある一方、「幹事長は何様のつもりだ」(閣僚経験者)などと不満も噴出している。政権の引き締めを狙った中川氏の意図とは裏腹に政府・与党の足並みの乱れが加速するのでは、との危惧も出ている。 中川氏は19日の政府与党連絡会議でも「(政府の)足並みの乱れや閣僚の発言がマスコミなどで取り上げられて物議を醸すことがあっては困る」と政府に苦言を呈した。公明党の北側一雄幹事長も同調した。 中川発言は、塩崎恭久官房長官を筆頭とする「チーム安倍」の連携の悪さや、閣僚の不適切発言に対する与党内の不満を踏まえた「確信犯」といえる。柳沢伯夫厚労相や久間章生防衛相の発言で通常国会は冒頭から揺れ続けた。自民党内では予算成立後の内閣改造を求める声が高まっており、「何らかのガス抜きが必要だと判断したのではないか」(自民中堅)との見方もある。 しかし、「絶対的な忠誠、自己犠牲の精神が求められる」と過激に表現したことに反発も強い。中川氏は復党問題でも郵政造反組に「総括」を迫り、ベテラン議員から強い批判を浴びた。自民党内では党執行部の参院選や地方選への対応への批判もくすぶっており、「閣僚を叱責できるほど、幹事長に自民党を束ねる人望や能力があるのか」(閣僚経験者)との声すらあがった。 こうした政府・与党内のきしみに安倍晋三首相も困惑顔だ。首相は19日夜、「心配していただく必要はない」と記者団に述べた。 サプライズや強権発動によって、政権を維持した小泉純一郎前首相に対し、安倍首相は気配りや融和で与党内の求心力を高めようとしてきた。しかし、こうした政治手法が裏目に出ているのは確かで、首相に近い自民中堅は「首相を甘くみる風潮が強まっている。どこかで強権を発動し、『怖さ』を見せないと収拾がつかないのではないか」と語った。
(2007/02/20 00:40)
http://www.sankei.co.jp/seiji/shusho/070220/shs070220000.htm





「いつから北朝鮮になった」=自民幹事長発言を批判-国民新・亀井氏

 自民党の中川秀直幹事長が閣僚に安倍晋三首相への「絶対的な忠誠」を求めたことに対し、野党内から21日、「日本はいつから北朝鮮になったのか」(亀井静香国民新党代表代行)などと厳しい批判の声が上がった。 亀井氏は記者会見で、自身の閣僚経験を振り返り「(閣議の際)自分は直立不動で首相を迎えたことはなかった」と説明。中川氏をPTAに例え「父兄がしゃしゃり出てくると首相にとって良くない。『政権はおかしい』と世間に言ったのと同じで、PTAとしての愛情がない」と皮肉った。 社民党の福島瑞穂党首も会見で「日本は『ハイル・ヒトラー』の世界ではない」と指摘し、「首相の求心力がないと天下に暴露してしまった。首相も立つ瀬がない」と語った。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2007022100804



【外交】 麻生外相「調整は進んでいます。新聞記者に分からないように。」~日朝作業部会について[02/20]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1172163875/


外務省: 外務大臣会見記録(平成19年2月)

六者会合
(問)六者会合ですが、日朝の作業部会についての調整はどのように進んでいるのでしょうか。

(外務大臣)調整は進んでいます。新聞記者に分からないように。

(問)平壌なり東京なりで開催する形になるのでしょうか。

(外務大臣)場所も知っているけれども言わない。

(問)人選については。

(外務大臣)人選についてもほぼ決まっているけど言わない。

(問)時期については。

(外務大臣)時期もほとんど分かっているけど言わない。

(問)開催に向けてはかなり詰まっているということですか。

(外務大臣)動いています。

(問)北朝鮮側が誠意のある対応をしているということですか。

(外務大臣)どの程度のものを誠意というのかよく分からないので定義が難しい。北朝鮮の話はなかなか話の作り方が難しい。だから言わない。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/kaiken/gaisho/g_0702.html





昭恵夫人、拉致解決訴える 16カ国の大使夫人招き

安倍晋三首相の昭恵夫人は13日、首相公邸にアジア太平洋地域16カ国の駐日大使夫人を招き、約2時間半にわたって懇談した。拉致問題の重要性を訴えた昭恵夫人に対し、「涙を流していた 大使夫人もいた」(関係者)といい、公邸での初のファーストレディー外交は成功したようだ。

昭恵夫人は公邸で、北朝鮮による横田めぐみさん拉致事件をテーマにしたドキュメンタリー映画 「めぐみ-引き裂かれた家族の30年」を上映。「あまり(拉致事件を)知らない夫人もいたと思うが、 皆さん本当に悲しい話だと述べていた」(昭恵夫人)という。

懇談後、昭恵夫人は「(今後は)他の国の奥様にも公邸に来てもらいたい」と語った。
http://www.sankei.co.jp/shakai/rachi/070214/rat070214000.htm



拉致問題に理解を=「めぐみ」上映会第2弾-昭恵夫人

 安倍晋三首相の昭恵夫人は16日、北米、中南米15カ国の大使夫人らを首相公邸に招き、 横田めぐみさん拉致事件のドキュメンタリー映画「めぐみ」の上映会を開いた。拉致問題の解決に 向けた協力を求めるのが目的で、昭恵夫人は「家族の視点からこの問題をとらえてほしい」と訴えた。

 上映会は、13日のアジア、オセアニア各国大使夫人らに続いて2回目。夫人らの中には涙を流したり、 「めぐみさんの子供はどうしているのか」と気遣ったりする人もいた。昭恵夫人は今後、欧州、アフリカ、 中東などの大使夫人らも招く考えだ。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2007021601024


安倍昭恵首相夫人の地道で立派な拉致外交-国を憂い、われとわが身を甘やかすの記:イザ!
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/122497

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