国家統一委員会・綱領を事実上廃止 陳水扁総統、基本方針を変更

2006年02月27日 | news
台湾総統府は27日、陳水扁総統が同日の国家安全会議で、中台統一を前提とした諮問機関、 国家統一委員会と国家統一綱領の「運用終了」の手続きを行うよう指示したと発表した。事実上の廃止決定で、台湾のTVBSテレビによると、陳総統は台湾海峡の現状を変える考えはない点を強調したという。
 陳総統は2000年5月の就任演説で「5つのノー」として統一委などを廃止しないと公約しており、約5年9カ月ぶりの対中基本方針の変更。中国は「廃止は独立への動き」と強く批判しており、中台関係の悪化は必至だ。
 統一委の事実上の廃止決定は、台湾を軍事的に威嚇しながら陳政権との対話を拒否し、台湾の最大野党、国民党との連携を強めてきた中国側に揺さぶりをかける狙いがある。

[共同通信](19:39)
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